【ガーデニング】お気に入り植物は「挿し芽」で増やす!方法と挿し芽しやすい植物を紹介
LIMO / 2022年4月25日 16時15分
【ガーデニング】お気に入り植物は「挿し芽」で増やす!方法と挿し芽しやすい植物を紹介
お気に入りの植物をもっと増やしたいときは挿し芽をしてみませんか。
挿し芽は枝や茎を切って土に挿し、新しい株を作る方法。大切な植物が何かの原因で枯れてしまっても、代わりになる株があれば安心です。
今回は挿し芽の方法と、挿し芽をしやすいオススメの植物を紹介します。
挿し芽の方法は?
挿し芽の作り方
挿し芽に適した時期は4~7月。元気に伸びている茎を先端から10~15センチほどの長さに切ります。その際、ハサミで切り口を斜めにカットするのがポイント。
4~6枚ほど葉を残して、花やつぼみは取り除きましょう。
挿し床への挿し方
ビニルポットや育苗トレイに、雑菌のない新しい土を入れて挿し床を作ります。挿し床は排水性と通気性がよいことがポイント。挿し芽専用土を使うとカンタンです。割りばしなどで土に穴を開けて、カットした茎を挿せば完成です。
挿したあとの管理
置き場所は直射日光が当たらない半日陰で、涼しいところが適しています。日なたに出すのは、しっかり根付いてからにしましょう。水やりは土が乾いてきたら過湿にならない程度に優しく与えます。
挿し芽を発芽させる!ポイントは?
鋭利な刃物でカットする
挿し芽にする茎をカットするとき、できるだけよく切れる刃物を使うのがオススメ。切れ味のよくない刃物は切り口の細胞をつぶしてしまうかもしれません。
切り口を斜めにすることで断面が広くなり発芽の確率が上がります。
水揚げしてから植える
切った茎はすぐ土に植えず、30分程度コップなどに挿しておきましょう。十分水揚げさせることでカットによるストレスがやわらぎ、茎が元気を取り戻します。
発根剤を使う
市販されている発根剤を使うと、より発芽しやすくなります。水で塗れた切り口に発根剤を少量つけましょう。たっぷり付け過ぎるとかえって挿し芽を腐らせてしまいます。
発根剤が落ちないように、そっと挿し床に挿せば完了です。
挿し芽を動かさない
発根するまではなるべく挿し芽を動かさないことが大切。根が出たか確かめようとして、頻繁に触るのも避けましょう。
雨や水やりで挿し芽が動いてしまうこともあります。雨が降ったら軒下に移動し、水やりは挿し芽に直接かけないことがポイントです。
挿し芽しやすい!オススメ植物5選
インパチェンス
半日陰でも育てられ、花壇や寄せ植え、ハンギングなどに向いているインパチェンス。春~秋まで咲き続ける一年草です。
旺盛に生長して花姿が乱れてきたら、5~7月頃に剪定を兼ねて挿し芽をするとよいでしょう。葉を5枚ほどつけて切った茎を挿し、日陰で管理すると1~2週間で発根します。
ポーチュラカ
ポーチュラカは赤や黄、ピンクなどビビッドな暖色系の花を咲かせる一年草。ほふくしながら横に広がるため、グランドカバーに最適です。
日が当たらないと花が咲かないので、日光がたっぷり当たる場所で育てましょう。5~9月にかけて挿し芽ができ、発根率がとても高いので簡単に増やせます。
ペチュニア
公園や街中のコンテナなどでおなじみのペチュニア。育てやすさと色合いの多さで高い人気を誇る草花です。
日当たりと風通しのよいところに植えましょう。挿し芽は3~7月、9~10月にかけておこないます。ペチュニアは一年草ですが、秋に挿し芽をして冬越しさせると、翌年の春に開花させることも可能です。
ローズマリー
ローズマリーは爽やかな強い香りが人気のハーブです。強健な性質で乾燥にも強く、料理や芳香剤などのほかドライフラワーにもよく使われます。
5~6月、9~10月が挿し芽の適期。10~15センチの長さに茎を切り、下半分の葉は取り除きましょう。半日陰で管理すると1ヵ月ほどで発根します。
アジサイ
梅雨時期に咲く花といえばアジサイ。和風洋風を問わず、どんな庭にもピッタリの美しさ。梅雨のうっとうしさを晴らす爽やかな花色が魅力です。
花が咲き終わった6~8月が挿し芽の適期。先端から10センチほど下で切り、葉を2~4枚残します。大きな葉は水の蒸発を抑えるために、半分程度の大きさにカット。半日陰で水切れに気をつけながら管理すると1ヵ月ほどで発根します。
まとめにかえて
意外と簡単にできて、植物の生命力が実際に感じられる挿し芽。大切に育てている植物に、ますます愛着がわきそうです。
挿し芽で増やした植物は個人の範囲で楽しみましょう。挿し芽でお気に入りの株を増やせば、花がいっぱいのステキな庭に。ぜひチャレンジしてみてくださいね。
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