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今、話題の「バンライフ」とは?キャンピングカーとの違いやオススメのモデルを解説!

LIMO / 2022年5月4日 12時0分

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今、話題の「バンライフ」とは?キャンピングカーとの違いやオススメのモデルを解説!

様々な場所で注目されているバンライフ

新型コロナウイルス感染症で密閉・密集・密接しない3密を回避するアクティビティとして注目を集めるようになったアウトドアブーム。その中でも注目されている事の1つがバンライフでしょう。

今や、自動車関連メディアやアウトドアメディアを中心に注目されているバンライフですが、どういう物でしょうか?今回は、バンライフの意味やバンライフにオススメの車種などを紹介します。

バンライフとは?

バンライフとは、貨物を運ぶ屋根付きの自動車の意味である「バン」と、生活の「ライフ」をかけ合わせた造語です。

元々は、ワンボックスタイプのバンを使い、車中泊を中心とした生活スタイルを行うことで、時間と場所にとらわれない車を中心としたライフスタイルを表していました。

しかし、現在の日本では、バンライフという言葉は、単純にバンで生活を送るという意味だけでなく、バンを一つの部屋のように使い、アウトドアを楽しむという意味となっています。

バンライフとキャンピングカーの違い

キャブコンタイプのキャンピングカー

バンライフで気になるのがキャンピングカーとの違いでしょう。

キャンピングカーは、ワンボックスカーをベースにした「バンコンバージョン(バンコン)」や、トラックをベースにした「キャブコンバージョン(キャブコン)」、バスをベースにした「バスコンバージョン(バスコン)」、居住空間を車で牽引する「キャンピングトレーラー」など様々なジャンルがあります。

また、キャンピングカーは、キャンピングカー登録を行うために必要な装備や仕様の規定があります。

この規定は、大人が十分に寝ることができる空間を持たせる事や、車内に炊事や上下水道設備を持ち使用可能な空間があるなど、様々な規定が定められています。

ナンバープレートも特殊な目的で使用する車という8ナンバー登録となり、車体価格も高価です。

一方で、バンライフで使用されている車種に関しては、比較的運転しやすいワンボックスバンを使用するのが一般的です。

内装に関しては様々な種類があり、バンコンタイプのキャンピングカーと同等の炊事が可能なスペースがある物もあります。また、炊事場所を無くし、荷室にベッドキット等を装備することで休憩や就寝できるフラットなスペースを重視し、安価にバンライフを楽しめる仕様も多く見かけます。

バンライフを楽しむ人は、内装に木材を使用してログハウス風の雰囲気の室内に仕立て上げる人も少なくありません。

バンライフで注目されているクルマとは

バンライフで使われる車は、ボンネットが無いキャブオーバー車が多く使われます。これらキャブオーバー車の利点は、ボンネットを無くし、エンジンを前席の下に置き、一つの箱にすることで室内スペースを広く取ることができる所です。

その一方で、運転席の前方に衝突時に吸収するスペースが少なく、エンジンの真上に乗員が乗るため、振動や騒音が大きいという欠点もあります。

出典:ダイハツ「アトレー」

コストを抑える場合はスズキ・エブリイとダイハツ・ハイゼットカーゴ、アトレーと言った軽自動車タイプのキャブオーバーバンが良いでしょう。

後席を畳むと、コンパクトな車体ながら1.9メートル以上の荷室長に1.3メートル以上の荷室幅、1.2メートル以上の荷室高を実現。

660ccの小さいエンジンを搭載しているので、パワーが無いという欠点もありますが、ダイハツ・ハイゼットカーゴとアトレーには、64馬力を発揮するターボエンジンを搭載することで軽自動車の中ではパワフルなエンジンを搭載しています。

出典:トヨタ「ハイエースバン」

一方で、荷室の広さやパワーを重視する人に人気なのが、トヨタ・ハイエースバンや日産・キャラバンです。

一般的に街中で目にするロングボディの場合、ボディサイズは一般的な2リッタークラスのミニバンとほぼ同じサイズでありながら、3メートルの荷室長に1.5メートル以上の荷室幅、約1.3メートル以上の荷室高を実現しており、大人2人が横になってもゆとりがあります。

さらに、幅を広げて屋根を上げたワイド仕様の場合、3.5メートルの荷室長に1.8メートル以上の荷室幅、約2.2メートル以上の荷室高を実現。

このサイズになると車体のサイズも全長5メートル以上と非常に長いため、一般的な乗用車と比較して運転が難しいですが、室内スペースの広さに惹かれて、愛用する人も少なくありません。

実用性重視のお手頃価格のグレードから乗用車に近い感覚で乗れる豪華グレードまで、様々な種類があるため幅広いユーザーに支持されています。

出典:トヨタ「タウンエース バン」

軽自動車よりも、もう少しゆとりが欲しい人にはタウンエースバンという選択肢もあります。

全長約4メートル、全幅1.65メートルというサイズに、1500ccのエンジンは、軽自動車タイプのキャブオーバーバンよりもゆとりがあるのが特徴。後席を畳むと2メートル以上の荷室長に1.5メートル近い荷室幅、1.3メートルの荷室高を確保。ハイエースやキャラバンのような大きさは要らないが、軽自動車よりもゆとりを求める人に向いています。

様々な場所で注目されているバンライフ

出典:日産「キャラバン」

バンライフが様々なメディアで注目されていくことで、多種多様な企業がバンライフ向けの商品やサービスが登場しています。一番わかり易いのが車中泊仕様車の登場でしょう。

ワンボックスカーを車中泊仕様にするためのベッドキットは、静岡県にあるオグショー等、様々なサードパーティーが参入していますが、日産・キャラバン マルチベッドなど、自動車会社でもバンライフを気軽に行うことができる車中泊仕様が登場しています。

また、Carstay株式会社が運営しているサービス「CarStay」は、バンライフのプラットフォーム作りを行っています。

車中泊スポット・キャンプ場のスペースシェアだけでなく、キャンピングカーのレンタルを行うことで、ワンボックスカーを所有していなくても気軽にバンライフを楽しめる環境を作っています。

他にも、同社は静岡県浜松市や広島県三原市等に、車中泊可能なスポットの提供や、体験会などを行うことでバンライフの魅力を発信するなど、様々な取り組みを実施しています。

自動車業界やアウトドア業界だけでなく、観光業界にも注目されているバンライフ。

車内で過ごしやすいため移動オフィスとしての活用や、宿泊施設の不足を解消するために、バンライフ仕様のワンボックスカーを使用した観光事業の実証実験が実施されており、今後の様々なバンライフ向けサービス等が登場するでしょう。

参考資料

トヨタ・ハイエースバン(https://toyota.jp/hiacevan/)

トヨタ・タウンエースバン(https://toyota.jp/townacevan/)

日産・キャラバン(https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/caravan.html)

スズキ・エブリイ(https://www.suzuki.co.jp/car/every/)

ダイハツ・ハイゼットカーゴ(https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cargo/)

ダイハツ・アトレー(https://www.daihatsu.co.jp/lineup/atrai/)

オグショー(https://www.ogushow.co.jp/)

CarStay(https://carstay.jp/ja/)

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