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【年収600万円】日本で男女別に何割いるのか「平均年収600万円超の業種」もチェック

LIMO / 2022年5月8日 5時20分

【年収600万円】日本で男女別に何割いるのか「平均年収600万円超の業種」もチェック

【年収600万円】日本で男女別に何割いるのか「平均年収600万円超の業種」もチェック

現在、日本人の平均年収は433万円と言われています。

そんな中でも、業界や業種によっては高い収入をもらっている人たちもいます。

今回は一般的に高収入と言われる「年収600万円」にスポットを当てて見ていきましょう。

現在日本に年収600万円以上の人がどれくらいいるのか。収入の高い業種でどれくらいもらっているのか。男女別に探っていきます。

【男女別】年収分布を確認

まずは日本の年収の傾向を知るために、国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」の「(第 16 表)給与階級別給与所得者数・構成比」より、男女をあわせた年収の分布をみてみましょう。

出典:国税庁 「令和2年分 民間給与実態統計調査」

全体で見ると年収600万円台は6.5%。年収600万円を超える方は約2割程度です。

男女別に見ると、男性は約30%、女性は約6%です。男女によってかなり差もありますが、年収600万円の壁はなかなか高いことがうかがえます。

ただ、年収は年齢によっても異なります。

男性の年齢別の平均給与を見ると、年収600万超は45歳以降の現役世代が中心のようです。

一般的には、管理職や役員などに昇格して得られる給与水準と言えるでしょう。

女性の平均給与は600万円には届きません。女性で年収600万円以上は少数派と言えるでしょう。

【男女別】平均600万円超の業種は?

年収600万円が叶うのは業種で見ると何でしょうか。年収600万円を達成できる業種を具体的に見てみましょう。

「転職サービスdoda」がdodaエージェントサービスに登録した正社員20~65歳の男女(有効回答数約45万件)に2020年9月~2021年8月末に行った「平均年収ランキング(96業種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】」を参考にします。

2021年の業種分類別の平均年収(全体)は上から順番に以下の通りです。

同率1位「金融」・「メーカー」(455万円)

3位「総合商社」(434万円)

4位「IT/通信」(433万円)

5位「建設/プラント/不動産」(416万円)

6位「メディカル」(410万円)

7位「専門商社」(408万円)


年収は年齢別や男女によっても差があるため、平均値はあくまで参考値にはなります。

1位の「金融」や「メーカー」でも平均年収は455万円でした。ただ平均年収の高い順で見ているので、金融やメーカーで年収600万円を超える方は多いと考えられます。

さらに細かい業種でピックアップすると、金融の小分類では「投信/投資顧問」が平均年収662万円と最も平均年収が高い業種となっています。

「投信/投資顧問」は男女別でみると、男性が702万円、女性が607万円。女性でも600万円超をクリアできる業種であることがわかりますね。

男女問わず、高い専門性のある職種が収入の高い傾向にあるようです。

「年収600万円」手取りはいくら?

年収600万円といっても、その生活はイメージが湧きにくいですよね。

実際の手取りはいくらになるのか、国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」を参考に確認しましょう。

平均年齢:46.6歳

平均勤続年数:17.7年

平均給料・手当:524万円

平均賞与:122万8000円

平均給与(年収):646万8000円

平均年収は約646万円。

月の額面給与は43.6万円程度なので、社会保険料や税金等を抜くと、個人差はあるものの月の手取りは33万円ほどでしょう。

月33万円では独身であればゆとりのある生活が過ごせるでしょう。

家族の場合、お子さんの人数やお住まいの地域、教育水準などによっては貯金ができないというご家庭もあるでしょう。年収も大切ですが収入に見合った生活を送ることが重要といえます。

将来のために今からできること

年収600万円を超えている人は意外と少ない印象でした。今回のように男女別に比較してみるとまだまだ男女の収入差を感じます。

あわせて、収入の高い業種を見てきましたが、高い専門性が求められる以上、なかなか簡単に職を変えるというのも難しそうです。

そうした中で将来に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

「塵も積もれば山となる」ということわざがありますが、たとえば積立投資などで少額からでも時間をかけてあげることで、大きな資産を築くことも可能です。

投資にはリスクがありますが、以前よりは自分のリスク許容に合った金融商品を見つけるのも容易になりました。

貯金だけで将来のお金の準備に限界を感じている方は、リスクなどをしっかり確認し、自分のリスク許容度に合った安心してはじめられる金融商品を探してみてはいかがでしょうか。

参考資料

国税庁 「令和2年分 民間給与実態統計調査」(https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2020/minkan.htm)

Doda 「平均年収ランキング(96業種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】」(https://doda.jp/guide/heikin/gyousyu/)

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