【ガーデニング】来年もカワイイ花を咲かせたい！チューリップの花後の手入れ＆球根の保存方法を解説

春の間、色とりどりのカワイイ花を咲かせてくれたチューリップ。見ごろもそろそろ終わろうとしています。

チューリップは咲き終わりのシーズンを迎えたら、来年に向けてのお手入れが必要。残っている花や葉、球根はどうしたらよいのでしょうか。

そこで今回は、来年もカワイイ花が楽しめるように花後の手入れや球根の掘り上げ方法、保存の仕方を紹介します。

花後の手入れ、方法は？

花は早めに切り取る

チューリップは閉じたり開いたりしながら数日間咲き続ける植物。カワイイ花はいつまでも見ていたいものですね。

花びらが完全に散ってしまうまで待っていると、球根はその間に栄養を花に奪われ続けます。できれば完全に咲き終わる前に花をカットしましょう。切り取る時期が早いほど球根の体力を温存できます。

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切り取った花は室内に飾って楽しみましょう。花が長持ちするように、よく切れるハサミで切るのがポイント。茎が水に浸かると腐りやすくなるので、花瓶の水は少なめに。こまめに水を換え、少しずつ切り戻しすれば日持ちします。

葉はそのまま残しておく

光合成をさせるために地上部の葉はそのまま残しましょう。葉が緑色の間は日光を受けて養分を作り、地中の球根にため込みます。

水やりも必要で、液体肥料を1～2週間に1回ほど与えると球根がよく太ります。大きく生長した葉がほかの植物の邪魔にならないように、麻ひもなどで縛ってコンパクトにまとめておくとよいでしょう。

球根を掘り上げる！方法は？

掘り上げのタイミング

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チューリップの球根は、掘り上げないで植えっぱなしにしておいても翌年また芽を出す場合があります。ただし、芽が出ても花が咲かなかったりすることも。夏の高温で球根が腐ることもあります。

できれば夏前に球根を掘り上げるのがベスト。葉が黄色くなり枯れ始めたら掘り上げのタイミングです。球根を傷めないようにスコップで周りの土を掘りながら、葉を持って優しく引き抜きましょう。

分球の取り外し

掘り上げた球根は複数に割れていたり、周りに小さな球根が付いていることがあります。分球した球根も花を咲かせることができるので、ひねり取ってバラバラにしましょう。

球根が傷つくと腐ったり芽が出なかったりすることもあります。取り外す際は優しく丁寧におこないましょう。

球根の選別

掘り上げた球根は翌年開花しそうなものとそうでないものとに分類します。この時点で球根を選別しておくと翌年の開花率が上がります。

翌年開花する球根は、形がよくふっくらと太って重さもあるもの、球根に張りがあるもの、薄皮のツヤがよいものなど。サイズが小さい、手触りがブヨブヨしているもの、虫食いがあったりカビが生えていると、開花は難しいでしょう。

球根の消毒

掘り起こした球根は、土を落とし丁寧に水洗いしましょう。球根用の消毒液も市販されていて、浸けておくと病気や害虫の被害を軽減できます。

球根の保存方法は？

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よく乾燥させる

洗った球根は新聞紙などに並べて、日陰で風通しのよいところで乾燥させましょう。ときどき新聞紙を替えたり球根の上下を入れ替えたりしながら、表面が茶色になるまでしっかり乾かします。

ネットに入れて保管する

球根がしっかり乾いたら通気性のあるネットなどに入れて、植え付け時期まで保管します。保管場所は日陰で風通しのよい場所がオススメ。

保管中に球根が傷つくと芽が出ないかもしれません。傷めないように注意しながらしばらくゆっくり休眠させましょう。

冷蔵庫で球根を寝かせる

ほかのチューリップより一足先に開花させたいとき、植え付け2ヵ月ほど前から冷蔵庫に入れておく方法があります。しばらく人工的に冬の状態にしたあと冷蔵庫から出すと、春が来たと勘違いして球根が発芽するのです。

まだ寒い時期にチューリップを咲かせる、という育て方にチャレンジするのも楽しいかもしれません。

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まとめにかえて

球根の平均寿命が1～2年ほどといわれるチューリップ。きちんとケアして保存しておけば3～4年程度は繰り返してキレイな花を咲かせてくれます。

花が咲き終わる今頃が次のシーズンに向けて準備の時期。球根のお手入れをしっかりおこなって、長い間チューリップを楽しんでみませんか。