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【年収600万円】男女別で日本に何割いるか。平均年収600万円超の羨ましい業種とは

LIMO / 2022年5月11日 20時15分

【年収600万円】男女別で日本に何割いるか。平均年収600万円超の羨ましい業種とは

【年収600万円】男女別で日本に何割いるか。平均年収600万円超の羨ましい業種とは

国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」によれば日本の平均年収は433万円とのこと。
この平均年収をふまえ、年収600万円超の年収があるとなると、少し余裕をもった生活を送れそうだと感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。

私は以前、生命保険会社に勤務し、数多くのお客さまからお金の相談を受けてきました。その経験もふまえ、平均年収600万円世帯を紐解きながら、達成できる職種や将来へのお金の備え方についてお話をしていきたいと思います。

みんなはどのくらいの年収をもらっているのか

国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」から年収分布を確認していきましょう。

1年を通じて勤務した給与所得者 5,245 万人について、給与階級別分布をみると、300万円超400万円以下の者が 913 万人(構成比 17.4%)で最も多く、次いで200万円超300万円以下の者が814万人(同 15.5%)となっていました。

本題の600万円代はと言うと339万人(同6.5%)、また600万円超でみると約2割ということになり、5人に1人が600万円超の年収を受け取っていることになります。

男女別に年収600万円超の割合を見ると、男性は約3割、女性は約0.6割という結果でした。男女の差が大きくあります。

平均年収600万円超の職種は

つづいて、「転職サービスdoda」がdodaエージェントサービスに登録した正社員20~65歳の男女(有効回答数約45万件)に2020年9月~2021年8月末に行った「平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報) 【最新版】」を確認していきましょう。

まずは2021年の業種分類別の平均年収(全体)は以下の通りです。

同率1位「金融」・「メーカー」(455万円)

3位「総合商社」(434万円)

4位「IT/通信」(433万円)

5位「建設/プラント/不動産」(416万円)

年齢別や男女によって年収の差があるため平均値はあくまで参考値にはなります。1位の「金融」や「メーカー」でも女性の平均年収は455万円と、600万に満たない結果となりました。

では、年齢別や男女を考慮しない全体の平均給与が600万円超である業種はどんな仕事でしょうか。

さらに細かい業種をみていくと、「投信/投資顧問」が平均年収662万円と「金融」の中で最も平均年収が高い業種となっています。

男女別に見ても、男性が702万円、女性が607万円と女性でも600万円超をクリアできる業種であることがわかります。

他に女性も平均給与が600万円超の職種は「投資銀行業務(643万円)」、「運用(ファンドマネージャー/ディーラー)(620万円)」、「リスクコンサルタント(670万円)」が挙げられます。

女性の場合は専門的な職種が多く、簡単に年収600万円達成とはいかなさそうだということがわかりました。

年収600万円の手取りはいくらか

年収600万円の稼ぎがあっても、手元にいくら残るのか(手取り額)は気になるところでしょう。再び国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」を元に見てみましょう。

年収600万円台の年齢や収入を確認します。

平均年齢:46.6歳

平均勤続年数:17.7年

平均給料・手当:524万円

平均賞与:122万8000円

平均給与(年収):646万8000円

これらをふまえると月の額面給与は43.6万円程度です。社会保険料や税金等を抜くと、個人差はあるものの月の手取りは33万円ほどになる計算です。

将来のお金のことも今から考えておく

年収600万円世帯を紐解いてきました。
前述の手取り額をふまえると月30万円以上あれば、家庭があってもある程度貯蓄できるのではと感じた方もいらっしゃるかもしれません。

でも、実際のところはお子様の教育資金や住宅ローンの支払いに追われ、なかなか貯蓄にまで回らないという方が多いかもしれませんね。

「教育資金」「住宅資金」「将来(老後)資金」は、人生の三大資金と言われています。

ライフプランのイメージ

出典:金融庁

実は、この3つの資金のうちに、より丁寧に計画を立てる必要のあるのが「将来(老後)資金」なのです。将来お金に困ったときに、親族からの援助や自治体の保障に頼ることはできても、自らの力で老後に新たに資金を調達することは、簡単なことではないことは皆さんも想像できるのではないでしょうか。

低金利時代と呼ばれるいまは、預貯金で漠然とお金を持ち続けていても、受け取れる金利はほんのわずか。お金を「増やす」ことには繋がりにくいといえるでしょう。

そこで検討をおすすめしたいことのひとつが、「資産運用」です。資産運用と聞くと、「元本保証がないし、ちょっと怖い……」と感じる方も多いでしょう。

金融商品や資産運用には様々なものがあります。また、効率よくお金を育てていくためには、その中からご自身に合うものをチョイスする必要があります。まずは情報収集からスタートしましょう。

まずは家計や貯蓄状況の見直しをしてみてはいかがでしょうか。

参考資料

国税庁 「令和2年分 民間給与実態統計調査」(https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2020/minkan.htm)

Doda 「平均年収ランキング(96業種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】」(https://doda.jp/guide/heikin/gyousyu/)

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