1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

【富裕層】「買い物の仕方」から学ぶ、節約や貯蓄のモチベーションを上げる考え方3選

LIMO / 2022年5月12日 14時50分

【富裕層】「買い物の仕方」から学ぶ、節約や貯蓄のモチベーションを上げる考え方3選

【富裕層】「買い物の仕方」から学ぶ、節約や貯蓄のモチベーションを上げる考え方3選

富裕層の買い物への姿勢から見る、お金を貯めるポイントとは

GWが終わり、お財布の紐を引き締めようと考える方も多いのではないでしょうか。

4月に引き続き、5月も食料品などの値上げが相次いでおり、節約への意識を高める方も多いと思います。

とはいえ、節約には「続く節約」と「続かない節約」があるもの。長く続く節約法を見つけることが大切ですが、なかなか見つからないですよね。

節約に対する考え方や工夫を考える上で参考になるのが、富裕層と呼ばれる人たちの考え方です。

一見節約には程遠い印象を受ける富裕層ですが、ケチと呼ばれることもあるくらいお金の使い方にはこだわりを持っています。

今回は以前、証券会社に勤務していた筆者が、富裕層に共通する買い物に対する考え方を3つのポイントでご紹介します。

【富裕層】一生単位で消費や貯蓄を考える

家計簿をつけて1カ月の収支を把握したり、旅行費用や税金など年単位でかかるお金を意識してマネープランを立てたりする方は多いと思います。

一方で富裕層はお金について考えるとき、さらに長い目で見て一生単位で考える方が多い印象です。

富裕層の中には倹約される方としない方がいますが、倹約する方の中には、同じモノを買うなら安い方を買うなどの節約をする方もいます。節約というと「ガマンが必要、貧乏くさい」などネガティブなイメージもありますが、富裕層のそれはネガティブなものではありません。

より安いものを買う、クーポンなどを利用する、買い物のリストを作る…これらの行動を習慣化すれば、継続的に生活費のコストダウンが見込めます。

たとえば月5000円生活費を落とせば、年72万円、10年で720万円、30年で2160万円になります。一生で考えれば、「購買行動」を変えるだけで他の貯蓄や投資に使えるお金が十分に生まれるでしょう。このような意識をもつことで、節約に対するモチベーションも変わります。

ただ、富裕層はお金だけでなく、時間やそれにかかるエネルギーも重要視します。安さを求め、何件もスーパーを渡り歩くということはしません。買い物の時間を短くすることで生まれる時間やエネルギーを他のことに使う、といった視点ももっています。

「節約したお金と時間、エネルギーを他のものや投資に使う」といった前向き、かつ建設的な視点をもっているからこそ、富裕層の節約は続きやすいのでしょう。

上記は節約についてですが、貯蓄や投資に関しても短期をみるのではなく、一生単位で損得を考える富裕層が多いでしょう。

【富裕層】クーポンやポイ活を活用して教育する

店舗で配られたり、アプリで配信されたりするクーポン。今は買い物するだけでポイントが貯まるポイ活を活用されている方も多いのではないでしょうか。

とはいえついクーポンを使うのを忘れてしまったり、めんどくさく感じたり、ポイ活をうまく使いこなしきれていなかったりする方もいるでしょう。

富裕層でもクーポンを使ったり、ポイ活を活用したりします。ポイントを上手く活用するメリットは彼らも感じているの。

たとえばMastercard最上位クラスのクレジットカードであるLUXURY CARDが行った「2021年の新富裕層の消費動向」によれば、LUXURY CARDの2020年と2021年の利用額を比べると以下の分野で大きく伸びています(2022年3月30日公表)。

納税:昨対比530%

ソフトウェア、クラウドサービス、広告費等:同230%

ホームセンター:同90%増

不動産:同78%増

車両購入:同60%増

宝飾品・ギフト用品:同60%増

ペット:同60%増

百貨店:同44%増

クーポンやポイ活を活用して得られるメリットは金銭面だけではありません。大人の購買行動は、その子どももよく見ているものです。

買い物をしながら「こっちの商品のほうが良い、安い」といった会話をお子さんとされる方も多いのではないでしょうか。子どもは親の買い物の仕方をよく観察しており、それが金融教育にも繋がります。

同じようにクーポンやポイ活について情報収集し、自分に最適なものを選び、家庭で整理し、適度なタイミングで活用するといった行動は子どもも見ています。

賢く買い物をすることは節約になるだけでなく、教育にもなることを富裕層は知っているもの。数々のメリットがわかると、クーポンやポイ活を利用する意欲も上がるでしょう。

【富裕層】新しいものではなく、総合的に価値があるものを買う

資産があるからこそ、いつでも何でも買えるイメージのある富裕層。常に最新のものを購入する印象もあります。

しかし実際には、むやみに新しいものを買わない富裕層も多いものです。新しいものを買うよりも、長持ちするものや価値のあるものを買う方が多いでしょう。

むやみに新しいものを買えば、その都度お金がかかりますし、ゴミは増え、購入するための時間や労力もかかります。

ただ「新しいものを買う」という行動の中でもムダは多いもの。これがいくつも、何十年も積み重なれば、ムダなお金と時間を使ってしまうことが分かります。

それよりも長持ちするものを購入すれば、新しいものを買うためのコストや時間も減らせます。

とはいえ何でも買わないわけではなく、自分や家族の体験や時間、心身の余裕を保つためにメリットがあるものや、資産になるものにはお金をかけます。

先ほどのLUXURY CARDの調査でも、コロナ禍のお金の使い方について「コロナの中でも自分の価値や人生の価値を高める特別な体験には積極的に投資したい」という回答が最も多く52.5%でした。

お金をかけるものに価値があるかどうかを考え、長持ちするものを買うことで新しいものを買う機会を減らしたいですね。

まとめにかえて

長い目で見てお金の使い方を考えている富裕層の行動や考え方には、学ぶところが多いですね。今回のポイントを参考にして、自身の購買行動を見直してみてはいかがでしょうか。

参考資料

PRTIMES「利用総額が過去最高額を更新したラグジュアリーカード、2021年新富裕層の消費動向を発表。コロナ禍によるDX加速と共に『不動産』『百貨店』『宝飾品』『ペット』などQOLを追求する消費活動が浮き彫りに」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000057.000036389.html)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください