【初夏のガーデニング】長雨から花を守る!梅雨対策&植物を元気に育てる方法をシーン別に紹介
LIMO / 2022年5月18日 9時45分
【初夏のガーデニング】長雨から花を守る!梅雨対策&植物を元気に育てる方法をシーン別に紹介
どんよりと曇った空から雨が降り続く梅雨シーズン。じめじめした天気が毎日続くのは、恵みの雨とはいえ、人間だけではなく植物にとってもストレスになります。
キレイに咲いている花が、長雨で傷んでしまうのはなるべく避けたいもの。
そこで今回は、もうすぐやってくる梅雨に備えて、長雨でも植物を元気に育てる方法をシーン別に解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
梅雨時期に植物が起こしやすいトラブル
気温が上がり湿度が高い梅雨シーズン。この時期に植物が起こしやすいトラブルは、花が傷む、株が蒸れる、根腐れする、病害虫が発生するなどです。
雨の日は庭仕事も小休止…と油断していると、気がついたときには植物が傷んでいたというのは、よくあるパターンです。
後悔しなくてすむように準備しておきたいのが、梅雨に入る前から雨がやんだあとにかけての梅雨対策。大切な花を雨から守る梅雨対策を【梅雨入り前】【雨が降る前日】【雨が止んだあと】にわけて見ていきましょう。
【梅雨入り前】やるべきことは?
剪定や切り戻しをする
5~6月は植物が活発に生育し、背丈や枝葉が長く伸びる時期です。
雨に濡れて折れてしまうのを防ぐため、梅雨が来る前に枝を剪定したり、短く切り戻したりするのがオススメ。
株をコンパクトにすることで体力が温存でき、梅雨明けに再び元気を取り戻します。
支柱を立てる
背が高く、茎が柔らかい植物は、雨に打たれたり風にあおられたりすると茎が折れてしまうことも。せっかく大きく育ても、主となる茎が折れると、そこで生育がストップしてしまいます。
雨の日に慌てて支柱を立てるのは大変な作業です。梅雨が来る前に、背が高い植物には支柱を立てておきましょう。
草抜きする
庭が花盛りになる時期は、同時に雑草も旺盛に繁殖します。株元が雑草で囲まれていると風通しが悪くなり、蒸れて病害虫が発生しやすくなります。
雨に濡れながら草抜きをしなくてすむように、普段から庭に生えている雑草はこまめに取り除いておきましょう。
花ガラや下葉を摘み取る
雨が降り続くと、花ガラや葉が地面に落ちてしまいます。花が咲き終わったらいつまでも残しておかず、早めに花ガラを取り除きましょう。
地面の近くにある下葉や傷んでいる葉、古い葉もカットしておくのがオススメです。
【雨が降る前日】やるべきことは?
鉢植えは軒下に移動する
梅雨の時期は天気予報をこまめにチェックすることも大切。
長雨の予報が出ていたら、鉢植えは前日までに軒下に移動して、雨がかからないようにすると安心です。
軒下のスペースがないときは、玄関や室内に一時退避させるのもよいでしょう。
風通しや水はけをよくする
風通しをよくするために、鉢の下にスタンドやレンガを置いて鉢底を地面から上げるのも効果的です。水を排出しやすくなり、害虫の隠れる場所もなくせます。
鉢皿を使っている場合は、梅雨の間だけは鉢皿の使用を避けましょう。複数の鉢を並べるときは、できるだけ間隔を空けて風通しをよくすることも大切です。
地面にマルチングをする
雨で泥土がはね返り葉に付着するのを避けるため、地面にマルチングをしておきましょう。マルチングにはバークチップや腐葉土がオススメです。
マルチングは泥はね防止だけでなく、真夏の強い日差しで土が乾燥したり、雑草が生えたりするのも防げます。
【雨が止んだあと】やるべきことは?
地面に落ちた葉や花を取り除く
雨が止んだら庭に出て、地面に落ちた葉や花を取り除きましょう。
そのままにしておくと気温の上昇で腐敗が進み、病原菌の発生源に。また害虫に絶好の隠れ場所を与えてしまうことにもなりかねません。
雨露を振り落とす
バラのように花弁が多い花や、カップ型の花には雨露がたまりやすくなります。
重さに耐えきれず枝がポキッと折れてしまうことも。雨上がりには雨露を振り落としてあげましょう。
豪雨のあとは葉が泥はねで汚れていることもあります。泥が付いたままにすると葉の気孔がつまってしまうので、軽く水で洗い流すとよいでしょう。
害虫をみつける
ジメジメしたところが大好きなナメクジは、雨上がりによく発見される害虫。ナメクジの被害にあうと、一晩で花や葉がなくなることもあります。害虫はできるだけ早めに見つけて駆除しましょう。
まとめにかえて
梅雨をうっとうしいと思うのは人間だけではありません。植物にとっても梅雨時期はダメージが大きい季節。
せっかく育てた植物を長雨で傷めてしまわないためにも、早めの梅雨対策がポイント。大切な花が元気に夏を迎えられるように、梅雨の間も欠かさず手入れをしてあげましょう。
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