楽天銀行とソニー銀行のメリットは?ATM手数料や金利も解説。メインバンクにするならどっちがいいか
LIMO / 2022年5月24日 20時15分
楽天銀行とソニー銀行のメリットは?ATM手数料や金利も解説。メインバンクにするならどっちがいいか
楽天銀行とソニー銀行の特徴を解説
店舗窓口を持たず、インターネット上でサービスの提供を行うことで手数料を安くすることができる特徴を持つネット銀行が注目されています。
なかでも楽天銀行やソニー銀行はそれぞれ独自のサービス内容からメインバンクとして検討する人も多いのではないでしょうか。
今回はメインバンクとして選ぶなら、楽天銀行、ソニー銀行のどちらがおすすめなのか、それぞれのサービス内容の特徴とあわせて解説します。
楽天銀行のメリット
楽天銀行とは、楽天グループ株式会社が100%出資している楽天銀行株式会社が提供するネット銀行です。その楽天銀行の特徴は以下のとおりです。
楽天銀行のメリット1. ATMが24時間365日利用できる
楽天銀行では、コンビニに設置されている提携ATMを利用して引き出しおよび預け入れが可能です。
セブン銀行やイオン銀行、ローソンATM、PatSatのほか、E-netなどが利用でき、さらにみずほ銀行や三菱UFJ銀行といったメガバンクやゆうちょ銀行のATMを利用することもできます。
もちろん、ATMのメンテナンス時間は利用できませんが、混雑時でもほかのATMを利用できる点は時間短縮にもつながります。
楽天銀行のメリット2. ATM手数料が最大月7回まで無料になる
無料でエントリーできる「ハッピープログラム」にエントリーすることで、ATMの利用料が最大月7回まで無料となります。手数料を気にせずにコンビニATMや銀行ATMを利用できるのは魅力といえるでしょう。
楽天銀行のメリット3. 他行宛ての振込手数料が最大月3回まで無料となる
楽天銀行同士の降り込みは何度でも無料ですが、給与やボーナス、公的年金の受取口座に指定し、ハッピープログラムに登録することで、他行宛ての翌月の振込手数料が最大3回まで無料となります。
楽天銀行のメリット4. ハッピープログラムのステージによって楽天スーパーポイントの獲得倍率が上がる
ハッピープログラムには「ベーシック」から「スーパーVIP」まで5つのステージが設けられており、最高ランクのスーパーVIPなら、楽天スーパーポイントの獲得倍率が3倍になります。給与の受け取りや振り込み、口座振替でもポイントを貯めることができ、貯まったポイントは振込手数料や外貨預金の預け入れなどにも利用できます。
楽天銀行のメリット5. 魅力的な高金利
楽天銀行の普通預金および定期預金金利は0.02%(2022年5月10日時点)です。メガバンクの普通預金の金利が0.001%ですので、かなりの高金利といえるでしょう。
さらに楽天証券と口座を連動することでその金利は0.1%にまで上がります。楽天証券の口座を持っているならばぜひ連動させて金利アップを図りましょう。
ソニー銀行のメリット
ソニーファイナンシャルグループの完全子会社であるソニー銀行の特徴は、資産運用に力を入れている点やデビットカードにあります。
ソニー銀行のメリット1. 便利に使えるデビットカードがある
ソニー銀行には「Sony Bank WALLET」というキャッシュカードと兼用できるデビットカードが用意されています。国際ブランドはVISAですが、VISAが使えるお店であればクレジットカード代わりにキャッシュカードを利用することができます。
また、11種類の外貨にも対応しており、海外のATMを利用して現地通貨を引き出すこともできます。さらに優待プログラムである「Club S」のランクに応じてデビットカードの決済額の最大2%がキャッシュバックされます。
ソニー銀行のメリット2. 資産運用に利用できる商品が多い
ソニー銀行の商品には、「WealthNavi」や「ON COMPASS+」といった資産運用を手助けするサービスがあります。
別途証券会社の口座を開設する必要がなく、ソニー銀行の口座で運用も一元管理できる点は非常にありがたいといえるでしょう。
【楽天銀行・ソニー銀行】メインバンクとして選ぶなら
楽天銀行、そしてソニー銀行には、それぞれに特化した特徴があります。
ソニー銀行の強みは信用の格付けが高いことですので、安心して預けたい人に向いているといえます。
また、外貨預金を低コストで保有でき、海外でも便利に使える点は高評価です。資産運用もあわせて1つの口座で完結したいならば、ソニー銀行をメインバンクとして選ぶとよいでしょう。
楽天銀行は楽天経済圏を頻繁に利用する人であれば、メインバンクとして選ぶことをおすすめします。
日常の取引においてポイントが貯まりやすくなるばかりでなく、資産運用を行う際も楽天証券の口座を開設し、連動させることで預金金利を大幅にアップさせることが可能です。
【楽天銀行・ソニー銀行】ネット銀行のデメリットも知っておく
ただし、どちらの銀行もネット銀行ならではのデメリットが存在する点を忘れないことが大切です。場合によっては引き落とし口座に設定できないケースもあるため、サブ口座として必ず実店舗がある銀行の口座を保有しておくようにしましょう。
さらにセキュリティ面も考慮する必要があります。不正な送金やフィッシング対策がきちんと行われているかを確認することはもちろん、ネット銀行を利用したことによって被った被害に対する補償制度が確保されているかも確認しておくことをおすすめします。
預金金利が高めに設定されているネット銀行の特徴と、それぞれの銀行の特色を上手く組み合わせ、自分の資産を守り、増やしていくメインバンク口座として有効に活用していきましょう。
参考資料
楽天銀行「楽天銀行のメリット」(https://www.rakuten-bank.co.jp/merit/)
ソニー銀行「ソニー銀行のメリット」(https://moneykit.net/visitor/merit/)
三菱UFJ銀行「円預金金利」(https://www.bk.mufg.jp/ippan/kinri/yen_yokin.html)
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