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【太陽光発電投資】小額自己資金やフルローンで始められる資産運用。価格やメリット・デメリットとは

LIMO / 2022年5月22日 12時10分

【太陽光発電投資】小額自己資金やフルローンで始められる資産運用。価格やメリット・デメリットとは

【太陽光発電投資】小額自己資金やフルローンで始められる資産運用。価格やメリット・デメリットとは

日経平均株価がレンジ内で推移する中、投資の成果にもやもやしている人もいらっしゃるのではないでしょうか。

ところで、皆さんはどのような種類のアセットを使って、資産運用されているのでしょうか。

株式や債券、外貨、不動産など、様々かと思います。

そして、こうしたアセットにはそれぞれ特徴があります。

今回はその中でも、小額自己資金またはフルローンで始められる「太陽光発電投資」を取り上げ、メリットとデメリットなども解説します。

1. 太陽光発電投資は小額自己資金またはフルローンで始められる

graphixmania/shutterstock.com

 

1.1 「太陽光発電に投資する」とは

「太陽光発電に投資する」と聞くといまいちピンと来ない方もいらっしゃるかもしれませんが、具体的には「ソーラーパネルなどの太陽光発電システムを購入し、生み出した電力を売って収益を上げる」ことを指します。

ソーラーパネルと聞くと、広い土地にズラリと並んだ黒い設備をイメージし、「あんなの個人で買えるの?何億円必要なの?」と思われるかもしれません。

しかし、今は戸建て住宅の屋根に設置できる小型のものなどが購入できるので、個人の方でも資産運用に組み込みやすくなっています。

1.2 太陽光発電投資はレバレッジをかけやすい

太陽光発電システムを購入する際、小額の自己資本、または100%ローンで購入できるケースもあります。

まず、太陽光発電のリスクからご説明します。

太陽光発電は、システムが日光を浴びることで発電し、それを売ることで収益を得ます。

そのため、月間や年間の日射量によって収益が変動することになるのですが、日射量は豊富なデータベースのもと高い精度で予測できるものなので、結果、太陽光発電の収益も予想しやすい傾向があります。

その点で、低リスク(不確実性が低い)と言えます。

では、どのくらいのリターンが期待できるのでしょうか。

「ローリスク・ローリターン、ハイリスク・ハイリターン」というのが投資の原則なので、太陽光発電はそれ自体は低リターンな投資です。

しかし、だからこそレバレッジをかけやすい仕組みが揃っているのであり、レバレッジをかければ収益性を高めることができます。

90%ローンの少額自己資金による方法や、100%フルローンの方法をとれば、ポテンシャルの収益性は低くとも、財務的に拡大させることができます。

2. 太陽光発電投資に必要なシステムの価格はいくらなのか

では、太陽光発電システムはいくらくらいで買えるのでしょうか。

住宅用の太陽光発電システムの設置費用の相場は、だいたい84万円(3kW/h)~140万円(5kW/h)とされています。

kW/hとはソーラーパネルの容量のことで、1時間当たりの発電量を指します。

「単価84万円」と聞くと、1万円ほどから始められる株式投資と比べればやや高い気もしますが、不動産投資などと比べればかなり安い印象を持たれるのではないでしょうか。

さらに、上記の通り高い割合でローンを利用できるので、その場合の初期投資のハードルはより下がることになります。

3. 太陽光発電投資のメリット・デメリットとは

3.1 メリット1:少額負担から手軽に始められる

上記の通り、単価が低めなうえにローンも柔軟に活用できるので、手軽に始めやすいです。

3.2 メリット2:レバレッジを調整することでリスク・リターンを調整しやすい

ローンの割合を柔軟に決められるので、結果としてリスクとリターンのバランスを、自分の経済状況やライフプランにフィットさせやすくなります。

3.3 メリット3:資産運用のシミュレーションをしやすい

太陽光発電投資はそれ自体は低リスク(不確実性が低い)なものなので、数年後、数十年後の資産運用のシミュレーションを比較的高い精度で行えることができます。

3.4 デメリット1:物理的な制約がある

株式や債券と違い、太陽光発電システムは「実物資産」となります。

つまり、設置するための場所が必要ということです。

小規模であれば既存の屋根に設置できますが、大規模に投資したいとなれば、新たに土地も購入する必要が生じるかもしれません。

3.5 デメリット2:立地によってリスク・リターンが変わる

太陽光発電のリターンは設置する場所の日射量に比例します。

日射量の多い地域であればリターンを多く上げられることになりますが、雨天の多い地域などの場合はリターンが下がる可能性があります。

そのほか、地盤の緩い地域や洪水の発生しやすい地域などの場合は、土砂崩れや浸水などによってシステムそのものが突然スクラップになる可能性もあります。

3.6 デメリット3:売電価格の変動リスク

発電した電気は政府が固定価格で買い取る制度などがありますが、この価格自体は低下傾向にあります。

また、市場取引の制度なども整備しつつあり、売電価格を巡る事情は業界全体を通して変化が激しいです。

4. まとめにかえて

今回は、太陽光発電投資についてご紹介してきました。

いかがだったでしょうか。

多様な投資を考えている方は、是非とも参考にしてみてください。

参考資料

経済産業省 資源エネルギー庁 太陽光発電(https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/renewable/solar/index.html)

経済産業省 資源エネルギー庁 【太陽光発電】利用者は要チェック!『FIT制度』のこれから(https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/solar-2019after/future.html)

環境省 太陽光発電の導入支援サイト(https://www.env.go.jp/earth/post_93.html)

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