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つみたてNISAをはじめるなら「楽天証券vsSBI証券」どっち?4つのポイントでチェック

LIMO / 2022年5月28日 14時50分

つみたてNISAをはじめるなら「楽天証券vsSBI証券」どっち?4つのポイントでチェック

つみたてNISAをはじめるなら「楽天証券vsSBI証券」どっち?4つのポイントでチェック

つみたてNISAの金融機関選びのポイントは大きく分けて2つ

将来の資産形成として若い世代や現役世代でもはじめる人が増えている「つみたてNISA」。はじめるにあたり利用口座について、大手ネット証券である楽天証券かSBI証券かで悩む人は少なくありません。

積立額は同じでも、金融機関によってオトク度などに違いが生じることをご存知の方もいるでしょう。

つみたてNISA初心者にとって、口座を開設する金融機関の選択は最初の関門といえます。

今回はネット証券の2強といわれる楽天証券とSBI証券を取り上げてそれぞれの違いを詳しく解説していきます。

つみたてNISAの口座選びにおける2つの着目ポイント

楽天証券とSBI証券の違いを説明する前に、つみたてNISAで利用する口座を選ぶ際のポイントを2つ紹介します。

つみたてNISAの口座選びのポイントは以下2つ。

ポイントなど独自のサービス

商品ラインナップの数

つみたてNISAは口座管理手数料や口座開設手数料は不要です。そのため、各金融機関は手数料で他社と差別化できません。そこで重要なのが、ポイントなどの独自のサービスです。

ポイント還元率が高い金融機関や、頻繁に利用するサービスのポイントが付与される金融機関を選択することでオトクに利用できます。

また、つみたてNISAは、金融庁が厳選した投資信託のなかから購入する商品を選択します。とはいえ、つみたてNISAの取り扱いを行う金融機関が、金融庁が指定した投資信託をすべて取り扱っているわけではありません。

金融機関によって取扱商品の内容や数が異なるもの。そのため、商品ラインナップが豊富な金融機関や、気になる銘柄を扱う金融機関で口座開設する必要があります。

「楽天証券vsSBI証券」4つの違いを表でチェック

それでは、楽天証券とSBI証券の違いを以下の表で確認していきましょう。

楽天証券とSBI証券のHPを元に筆者作成(2022年5月26日時点)

つみたてNISAの口座選びで重要なポイントである「取引銘柄数」と「ポイント還元率」について、まずは上記表において着目してみましょう。

取引銘柄数は両社とも同程度です。ポイント還元率については、楽天証券が1%である一方、SBI証券は0.5~2.0%となっています。

ただし、楽天証券の楽天カード決済は2022年9月買付分より、銘柄によって「1%もしくは0.2%」に変更されます。代わりに2022年8月買付分より、「楽天キャッシュ決済」によるポイント付与がはじまります。

こちらは「楽天カードで楽天キャッシュへチャージ」で0.5%、さらに楽天キャッシュでの投信買付時に「毎月最大5万円まで0.5%(キャンペーンは2022年8~12月買付分)まで」のポイント付与となります。

SBI証券は三井住友カード以外のクレカ決済もおこなっているので、ご自身が普段よく使うカードで検討されるといいでしょう。

積立頻度については、「毎週」が選択肢に含まれるSBI証券の方が積立を柔軟に行えます。ただし、長期運用が大前提となるつみたてNISAで「毎週」を選択したからといって、売却時にオトクになるとは言い切れないでしょう。

連携する銀行での優遇金利は楽天証券が0.10%であるのに対し、SBI証券は0.01%。楽天証券の方が優遇される金利が圧倒的に高いといえます。

参考までに、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行などメガバンクの普通預金の金利は0.001%となっています。

「楽天証券vsSBI証券」結局どちらがおすすめ?

つみたてNISAの口座開設は楽天証券とSBI証券のどちらがおすすめなのでしょうか。

ここでは、楽天証券での口座開設をおすすめできるケースとSBI証券での口座開設をおすすめできるケースについて説明します。

楽天証券での口座開設が一般的にはオトク

近年「楽天経済圏」という言葉が普及しており、楽天ポイントを貯めてオトクに生活しようという方は多いでしょう。楽天経済圏を利用している方であれば、楽天証券の利用が便利、かつオトクです。

また、楽天ポイントを重視していない人にとっても、楽天市場では日用品などの取り扱いも行っているため、ポイントの適切な使い道が見つかることも多いでしょう。

楽天証券と楽天銀行の口座を連携すると、楽天銀行の普通預金金利(0.02%)が0.10%にアップするため、預金においてもオトク感があります。

三井住友カード・住信SBIネット銀行のユーザーはSBI証券がオトク

SBI証券は三井住友カードと住信SBIネット銀行と連携しています。これらのサービスを既に利用している人にとってはSBI証券がおすすめでしょう。

投資信託買い付け時に三井住友カードで決済すると、Vポイントとして0.5~2.0%還元されます。Vポイントはクレジットカードの支払いに充てられるほか、各種ギフト券や景品とも交換可能です。

また、住信SBIネット銀行を既に利用している人にとっても、SBI証券で口座を開設するメリットがあります。SBI証券と住信SBIネット銀行の口座を連携することで、住信SBIネット銀行の普通預金金利(0.001%)が0.01%にアップします。

普段よく利用するサービスで金融機関を選ぼう

税制面での優遇などいくつものメリットを得られるつみたてNISAですが、利用するからには最大限オトクに利用したいところ。つみたてNISAをオトクに利用するためには、口座を開設する金融機関選びが最初のポイントになります。

本記事では、楽天証券とSBI証券を取り上げましたが、この二つの金融機関においてもさまざまな違いがあることが分かったでしょう。

日常的に利用しているサービスなどを考慮した上で、自分にとってオトクな金融機関を検討してみてください。

参考資料

金融庁「つみたてNISA」(https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/tsumitate/index.html)

楽天証券「これさえ読めば大丈夫!楽天証券NISA口座 初めてガイド」(https://www.rakuten-sec.co.jp/web/lp/beginners_guide/?sclid=o_OV_brand_nisa)

SBI証券「NISA&つみたてNISA」(https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/affiliate/openaccountlp/openaccountlp_190417_pc_nisa.html?waad=yacXEKF5&utm_source=yahoo&utm_medium=cpc&utm_campaign=nisa&utm_content=&utm_term=sbi%20%E8%A8%BC%E5%88%B8%20nisa%20%E3%81%A4%E3%81%BF%E3%81%9F%E3%81%A6%20nisa&yclid=YSS.1001089606.EAIaIQobChMIq5v_7afy9wIVgVVgCh16eAO-EAAYASAAEgJNufD_BwE)

SBI証券「投資信託 パワーサーチ」(https://site0.sbisec.co.jp/marble/fund/powersearch/fundpsearch.do?Param7=other_3)

楽天証券「投信スーパーサーチ」(https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/find/search/result.html)

楽天証券「マネーブリッジ - 楽天銀行連携による優遇金利などのサービス提供」(https://www.rakuten-sec.co.jp/web/bank/)

NEOBANK「円普通預金」(https://www.netbk.co.jp/contents/kinri-yenfutsu/)

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