元信金営業が見た「富裕層」と呼ばれるお金持ちの特徴5選
LIMO / 2022年5月30日 17時50分
元信金営業が見た「富裕層」と呼ばれるお金持ちの特徴5選
富裕層に学ぶ倹約と投資のバランス
野村総合研究所の調査によると、富裕層の定義は「世帯の純金融資産保有額が1億円以上5億円未満」であり、日本では124万世帯が該当するとされています。
筆者が信用金庫の営業担当だった頃、こうした富裕層のお客様を何先か担当した結果、お金持ちならではの共通点があると分かりました。
富裕層の考え方や行動を参考にすることで、お金が貯まる習慣が身につくかもしれません。
そこで今回は、富裕層が持つ5つの特徴を元信金営業の筆者が解説します。
「富裕層」と呼ばれるお金持ちの特徴5選
富裕層と呼ばれる方には次の特徴があります。
不動産を保有している
自宅が整理整頓されている
服装がいつも同じ
人の話をよく聞く
趣味に全力を注ぐ
これらには「無駄を省く」「資産を守る」「お得な情報を手に入れる」の3本柱が根底にあります。
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
1. 不動産を保有している
富裕層の方は住宅ローンを借り入れて不動産に投資し、家賃収入を得ている方が多いです。
一見すると馴染みが薄い不動産投資ですが、富裕層の方は長期的な運用を前提としているため、短期間で利益を狙う投機には手を出しません。
また不動産を複数所有することでリスク分散を実現。まさに投資の基本「長期分散投資」を忠実に守っているのです。
これから投資を始めてみたい方は、長期分散投資に積立を加えた「長期・分散・積立」投資を活用したリスク分散がオススメです。
長期分散投資の機能を備えた投資商品には、積立NISAやidecoがあります。一定額を長期間積み立てることで、リスク分散しながら資産運用が可能です。
富裕層の方と同様に、投資の基本をしっかり守って資産運用しましょう。
2. 自宅が整理整頓されている
富裕層の方はご自宅を綺麗に整頓されています。これで必要な物の場所がすぐ分かるため、次のようなメリットがあります。
なくした物を再購入する必要がなくなる
必要な物だけ購入するクセが身につく
なくした物を再度買ったら後日見つかった、という経験は誰しもあるでしょう。
しかし1個の単価は安くても、ちりも積もれば大金の喪失につながります。こうした無駄を防ぐため、富裕層の方は普段から身の回りを整理整頓しているのです。
さらに綺麗な家は散らかしたくない心理が働くため、衝動買いの予防にも効果があります。
無駄をとことん省き、資産の流出を防ぐ。まさに理にかなった発想ですね。
3. 服装がいつも同じ
富裕層の方は将来にわたって着られる服を厳選しているため、あまり服装に変化がありません。
「富裕層 = いつも豪華な服装」と思いがちですが、実際は費用対効果を意識し、機能性で服を選ぶ傾向にあります。
確かに一着の単価が高くとも、長く愛用できればかえって節約になります。一方で安い服は痛みも早く、すぐに買い替えなければなりません。
服に限らず何かを買う時は、何年も使える物を厳選するのが良いでしょう。特にバーゲンで安くなっている物は、衝動買いしないよう気を付けたいですね。
4. 人の話をよく聞く
富裕層の方は、どんな話も最後まで聞く習慣があります。
1つ印象的なエピソードをご紹介します。かつて営業で伺った富裕層のお客様は、どんな訪問販売でも家に招いて話を聞くと仰っていました。
理由を尋ねると、「セールスだからって除け者にしたら、本当に良い物があっても分かんないからね」とのこと。
先入観を排除し、どんな情報でも一度は聞くことで、さまざまなチャンスを掴めると教えていただいた気がします。
セールスに限らず、日常生活でなんとなく「めんどくさそう」と遠ざけているものを調べてみると、実は役立つ物だったと分かるかもしれません。
どんな情報もまずインプットし、その後必要かどうか判断するクセが身につくと、お得な情報をキャッチしやすくなると思います。
5. 趣味に全力を注ぐ
富裕層の方は趣味に全力を注ぎ、はつらつとした雰囲気をお持ちです。
幅広いジャンルに興味をお持ちのため、なかにはプロ顔負けのスキルを身につけてしまう方も。
趣味を満喫するには心身の健康が不可欠なので、富裕層の方は健康管理に気を使い、病院に通う時間と費用を節約しています。
また健康維持に努めると、ビジネスにも良い影響を及ぼします。判断力の向上やビジネスチャンスの喪失を防ぎ、良い循環を生み出すのです。
楽しく健康的に趣味を満喫し、病院にかからない生活を送りたいですね。
富裕層はお金と時間の使い方を工夫している
富裕層の方の特徴を見てみると、「お金持ちはケチ」と言われる理由が分かります。
どんな場面でも「これはお金を払う価値があるか」と熟考し、不要と判断すれば決してお金を出しません。
とことん無駄を嫌う反面、価値があると判断すれば出し惜しみしない。まさに倹約と投資のバランスが取れているのです。
今回ご紹介した5つの特徴は真似できる部分もあります。ぜひ取り組みやすいものから始め、良い意味の「ケチ」を目指してみましょう。
参考資料
野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は133万世帯、純金融資産総額は333兆円と推計」(https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/lst/2020/cc/1221_1)
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