ヨープー・ポメキー・マルーキー……ヨークシャーテリアとの「ミックス犬」の魅力とは

山形県の嘱託警察犬の審査会にチワワとプードルのミックス犬「ロン」くんが参加したことが、テレビユー山形で5月23日に報じられました。

ミックス犬については、ペットショップでも、ある2種類の血統犬をミックスした子犬が売られていることが増え、市民権を得ていきています。

チワワやプードルが人気であることから、それらを基軸としたミックス犬は比較的よく見かけますが、それ以外のミックス犬もあることはご存じでしょうか。

今回は「ヨープー」「ポメキー」「マルーキー」と様々に呼ばれるヨークシャーテリアとのミックス犬についてご紹介していきます。

GoodFocused/shutterstock.com

 

1. ヨークシャーテリアのミックス犬の組み合わせとは

tandemich/shutterstock.com

ヨークシャーテリアを軸にした場合の、主なミックス犬の組み合わせは下記のようになります。

ヨープー：ヨークシャーテリア×プードル

ポメキー：ヨークシャーテリア×ポメラニアン

マルーキー：ヨークシャーテリア×マルチーズ

パピキー：ヨークシャーテリア×パピヨン

ヨーチー：ヨークシャーテリア×チワワ

基本的には「掛け合わせた犬種名」を組み合わせた名称になることが多いようです。

また、ミックス犬の場合はそれぞれの両親の特徴（毛の質・色・性格）を引き継ぐことになり、「良いとこどり」ができる可能性があるところが魅力とされています。

上記の犬種について、「みんなのブリーダー」で紹介されている件数を比較すると、下記の通りでした。（22/5/25現在）

ヨープー：3件

ポメキー：0件

マルーキー：0件

パピキー：0件

ヨーチー：1件

Konstantin Gushcha/shutterstock.com

ヨークシャーテリアとプードル、またはチワワの組み合わせがたまに見られる……というのが実情のようです。

ヨープーの場合はプードルのくるくるした縮れ毛が和らぎ、ヨークシャーテリアらしいストレートの長毛が強調される傾向があり、ヨーチーの場合は、顔立ちのバランスがチワワに似てくるので「チワワ顔のヨークシャーテリア」というような仕上がりになる傾向があると考えられます。

2. ミックス犬を飼う時の注意点

Anna Hoychuk/shutterstock.com

ペットショップやブリーダーで扱っているミックス犬は、基本的には両親は血統書付きの犬ですが、ミックス犬そのものは血統書を持ちません。

ミックス犬が病気になった時には、両親の情報があると原因特定が早まり、ミックス犬に適切に治療が施せるようになりますので、購入時にはペットショップやブリーダーから両親の血統書などの情報を、できる限り教えてもらうようにしましょう。

しかし、基本的には自宅でペットとして迎える時の注意点はそれくらいです。

それよりも重要なのは、ミックス犬の場合は最終的にどんな容姿になるか、病気に強いか弱いかは実際に育ててみないとわからないということです。

意図しない見た目でも、病気になっても最後まで面倒を見る、という覚悟は必要です。

参考資料

テレビユー山形「「すごく優秀」警察犬めざし 犬たちが審査会に臨む」（https://newsdig.tbs.co.jp/articles/tuy/51883?display=1）

みんなのブリーダー「ミックス・その他犬種の子犬を探す」（https://www.min-breeder.com/dogSearch.php?search_act=search&key_dog_kind_detail_cd%5B%5D=else&key_dog_status=1）

みんなのブリーダー「ヨープー（ヨークシャーテリア×トイプードル）の子犬を探す」（https://www.min-breeder.com/dogSearch_dogKind_yorkshire-terrier-toy-poodle-mix_1.html）