【ガーデニング】涼しさを呼ぶ初夏の寄せ植え！作り方のポイント＆管理のコツ、オススメ植物も紹介

梅雨入りから本格的な夏を迎えるまでの季節は、人間だけでなく植物にとっても、なんとなく過ごしにくいシーズンです。

この季節を少しでも快適に過ごせるように、爽やかで清涼感のある寄せ植えを作ってみるのはいかがでしょう。

今回は初夏にピッタリの寄せ植えの作り方や管理のコツ、寄せ植えにオススメの植物も紹介します。

初夏の寄せ植えのポイントは？

耐暑性のある植物を選ぶ

寄せ植えを作るときは、基本的に開花時期や育つ環境が同じ品種を組み合わせます。加えて夏の寄せ植えには気温が高くても元気に育ち、多湿や蒸れに強い植物を選びましょう。

たびたび植え替えなくてすむように、できれば花期が長く秋まで咲き続ける植物がオススメです。

Kristi Blokhin/Shutterstock.com

爽やかな色合いにする

涼しさを感じる色合いといえばブルーや紫、白など。寄せ植えで複数色を組み合わせる際は、色数を多くせず2色程度に絞るとスッキリまとまります。

単色で寄せ植えを作る場合は、色の濃淡でグラデーションをつけるとオシャレです。

小花を多めにする

花が大きく存在感のある植物は少なめにして、小花を多めに配置しましょう。花が鉢の中にぎっしり詰まっていると、暑苦しく見えたり、蒸れが生じたりします。

茎が細く葉が小さい植物やしだれるリーフプランツを植え込むと、しなやかに風に揺れて清涼感たっぷりです。

通気性のある鉢にする

夏の寄せ植えにはテラコッタなど、通気性のある鉢が適しています。プラスチックやブリキ製の鉢は高温になりやすいので、鉢を二重にしておくとよいでしょう。

寄せ植えの管理のコツは？

日当たり

日当たりを好む植物であっても、夏の強い日差しはストレスがかかります。午前中は日が当たり、午後からは半日陰になるような場所で管理するのがオススメ。

日中はコンクリートの表面温度が上がります。鉢を直置きするのは避けて、スタンドや花台を使い、地面から少し浮かせておきましょう。

Klever_ok/Shutterstock.com

水やり

夏は乾燥しやすいので、毎日の水やりは必須。できれば1日2回、朝夕の涼しい時間帯に水をあげましょう。気温が上がる真昼に水やりをすると、水がお湯のようになってしまい、株にダメージを与えます。気をつけましょう。

風通し

株が生長すると株間が狭くなり、風通しが悪くなります。蒸れると植物が傷み、病原菌が発生しやすい環境に。伸び過ぎた茎や葉を切り戻したり、茂った葉を適度に切り落したりして風通しをよくしましょう。

涼しさを呼ぶ初夏の寄せ植え！オススメ植物5選

アンゲロニア

Omkoi/Shutterstock.com

20センチほどの穂状の花がゴージャスな雰囲気のアンゲロニア。耐暑性があり暑い夏も乗り越えて、秋まで次々と花を咲かせます。

背丈が高く存在感があるので、寄せ植えの主役にピッタリです。※参考価格：200～600円前後（3号ポット苗）

カリブラコア

Iva Vagnerova/Shutterstock.com

カリブラコアはペチュニアをミニサイズにしたような花。枝を分岐させながら旺盛に生長します。

株全体を覆うように花が咲き、開花時期が春から秋までと長いのも魅力的。しだれるように咲く品種はハンギングにするとオシャレです。※参考価格：500～800円前後（3号ポット苗）

ユーフォルビア・ダイアモンドフロスト

LIMO編集部

細い枝先に白い小花が咲くユーフォルビア・ダイアモンドフロスト。羽のような形のカワイイ花で、風にユラユラ揺れる様子が涼しげです。

畑や河川敷で育つほど強健で、夏の暑さや乾燥にもよく耐えます。※参考価格：400～700円前後（3号ポット苗）

ディコンドラ

Lana B/Shutterstock.com

ディコンドラはハート型の小さな葉がカワイイ多年草。春から初夏にかけて小さな花も咲きます。横に広がって這うように伸び、グランドカバーにもなるリーフプランツです。

葉が銀色の「アルゲンテア」は光に当たると明るく輝き、長くしだれて爽やかな印象です。※参考価格：200～500円前後（3号ポット苗）

カレックス

Dian Zuraida/Shutterstock.com

細長い葉がピンと伸び清涼感があるカレックス。わき役としてほかの花を引き立てるグラス系の多年草です。

緑のほかに銅葉、黄金葉、斑入りなど葉のカラーバリエーションが豊富。丈夫で病害虫の発生もほとんどなく、育てやすい植物です。※参考価格：500～1500円前後（3号ポット苗）

まとめにかえて

夏の寄せ植えを作るときのコツは、暑さに強く、涼しげな色合いや姿の植物を組み合わせること。

見映えを重視して、苗をギュウギュウに植え込まず、風通しのよさを考慮しましょう。

暑い中でも植物が元気に育つ環境を整えてあげることが大切。爽やかな風を感じさせる夏の寄せ植えで、暑い夏を乗り切りましょう。