【富裕層】世界と日本における割合と「自然とお金を呼び寄せる思考」3選
LIMO / 2022年6月2日 14時50分
【富裕層】世界と日本における割合と「自然とお金を呼び寄せる思考」3選
一般人からしたら縁遠い印象のある「富裕層」。
富裕層になれるのは「運がいいから」「世界が違うから」と思ってしまいがちですが、富裕層になるだけの考え方や行動、時間の使い方を彼らがしているのもまた事実でしょう。
世界におけるミリオネアのうち、日本はアメリカ、中国に次いで3位となっています。
今回は世界と日本における富裕層の割合についてくわしく確認しながら、富裕層が自然としているお金を呼び寄せる行動を見ていきましょう。
【富裕層】世界における日本の割合は
クレディ・スイスの「グローバル・ウェルス・レポート 2021」によると、2020年の国別の米ドル建てミリオネア(100万米ドル超の富を有する成人の数)の割合は以下のとおりです。
アメリカのミリオネアの人数は約2200万人と最も多く、世界全体の約4割をも占めています。
2位の中国は9.4%で527万9000人ほど。日本は3位で6.6%となっており、366万2000人がミリオネアです。
日本は2019年に比べるとミリオネアが増えていますが、世界から見ると日本の比率は年々減少しています。
【富裕層】日本国内ではどれくらいいるのか
日本ではどれくらいいるのか、野村総合研究所の資料より確認しましょう。
【富裕層】世帯数/世帯の純金融資産保有額
超富裕層(5億円以上):8.7万世帯/97兆円
富裕層(1億円以上5億円未満):124.0万世帯/236兆円
準富裕層(5000万円以上1億円未満):341.8万世帯/255兆円
アッパーマス層(3000万円以上5000万円未満):712.1万世帯/310兆円
マス層(3000万円未満):4215.7万世帯/656兆円
※「純金融資産保有額」…預貯金、株式、債券、投資信託、一時払い生命保険や年金保険などの世帯として保有する金融資産の合計額から、負債を差し引いた金額のこと。
日本の富裕層は124.0万世帯。超富裕層とあわせると132.7万世帯となっており、全体の2.45%しかいません。
富裕層というと、はじめから能力や運があると考えてしまいますが、堅実で目的を持った行動をとる方が多いものです。
以前、証券会社に勤めていた筆者が見た富裕層の特徴を3つご紹介します。
富裕層が自然とお金を呼び寄せる思考1. お金を大切にしている
誰にとってもお金は大切なものですが、富裕層は目的意識をもって真剣にお金と向き合っています。
大切にしているからこそ、「お金は価値のあるものに使う」と決めているもの。
自身のモチベーションを高めるものやゆくゆくはビジネスにつながるもの、取り入れることで業務や家事の効率化・時間の削減に繋がるもの、消費ではなく投資になるものなどにはお金をかけます。
特に「投資」という視点は強く持っており、ムダ遣いをせずにその分投資に回したいと考える方もいます。
一方で「お金をかける価値なし」と思えば、たとえばコンビニのATM手数料のような110円でもお金をかけません。
富裕層が自然とお金を呼び寄せる思考2. ムダな時間は過ごさない
富裕層はお金と同じくらい時間を大切にします。
時間は有限という意識が強く、どのような時間の過ごし方をするかで仕事のパフォーマンスが大きく変わることを知っており、時間をお金で買う富裕層も多いです。
一方でムダだと感じたことに対しては、徹底して時間を使いません。何に時間を使うのか、その優先順位の付け方も的確です。
それはオンだけでなく、オフも同じこと。仕事だけでなく、家族との時間や趣味、運動、旅行などに時間を割く富裕層は多いです。
好きなコトやヒトとの有意義な時間を過ごすことで、仕事のパフォーマンスやモチベーションも上がることを知っているのでしょう。
富裕層が自然とお金を呼び寄せる思考3. 挑戦が早く、その数が多い
エジソンの名言の一つに「失敗ではない。うまくいかない1万通りの方法を発見したのだ」があります。
一般的には、1回失敗しただけで諦めてしまう方もいるでしょう。一度の失敗を重く捉え、後悔したり恥ずかしく思ったりして、次の挑戦をやめてしまうことも。
そもそもはじめの挑戦さえしない、という人も多いものです。
富裕層が成功するまでの道のりには、数多くの挑戦と失敗があります。
富裕層は良いアイディアだと思えばすぐに実践し、そのスピードも実に早いもの。失敗しても感情のブレ幅は狭く、次にすべき行動を即座に考え、さらに挑戦を重ねます。
失敗をどう捉えるか、何を学ぶか、どう試行錯誤するかといったことも、仕事やマネープランをおこなう上では大切でしょう。
まとめにかえて
富裕層の考え方にはすぐなれなくても、少しずつ取り入れていくことは可能です。そしてそれは私たちの生活に少なからずプラスを与えてくれるでしょう。
今回の特徴を参考にしてみてくださいね。
参考資料
野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は133万世帯、純金融資産総額は333兆円と推計」(https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/lst/2020/cc/1221_1)
クレディ・スイス「グローバル・ウェルス・レポート 2021」(https://www.google.com/url?q=https://www.credit-suisse.com/media/assets/apac/docs/jp/pb-research-reports/global-wealth-report-2021-jp.pdf&sa=D&source=docs&ust=1653901171192304&usg=AOvVaw3VbMy360AQI8f3FuCgxhBh)
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