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富裕層はやっている。自然とお金持ちになる人の「お金の価値観」4選

LIMO / 2022年6月11日 6時50分

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富裕層はやっている。自然とお金持ちになる人の「お金の価値観」4選

富裕層は日本で約2%

食料品や日用品、電気代などさまざまな分野で値上げが相次いでいます。

節約や家計の見直しを意識するものの、「なかなか続かない」「ストレスを感じる」という方も多いのではないでしょうか。

値上げが続く今だからこそ見直したいのが、自分の「お金への価値観」の見直しです。

ちょっとした節約をおこなったとしても、その節約を長い間持続させるにはそれなりのモチベーションや目的をもつ必要があります。

本気で家計を見直すには、そもそもお金に対する価値観を考え直すところからはじめると良いでしょう。

お金に対する価値観でお手本となるのが「富裕層」と呼ばれる人たちです。

「お金持ちはケチ」といわれることはしばしばありますが、彼らのお金に対する価値観には学びも大きいもの。今回は以前、証券会社に勤めていた筆者が、富裕層に学びたいお金に対する価値観をご紹介します。

日本で「富裕層」は約2%

まずは日本で富裕層がどれくらいいるのかを確認しましょう。

野村総合研究所の調査より、総世帯を5つの階層に分類し、各々の世帯数と資産保有額を推計した結果を確認します。

出典:野村総合研究所

上記の「純金融資産保有額」とは預貯金、株式、債券、投資信託、一時払い生命保険や年金保険などの世帯として保有する金融資産の合計額から、負債を差し引いたもの。

富裕層は「1億円以上5億円未満」を保有する世帯で124.0万世帯おり、「5億円以上」の超富裕層とあわせると132.7万世帯です。

「想像していたより多い」と感じた方もいるでしょう。

一方で、「3000万円未満」のマス層は4215.7万世帯。富裕層は全体の約2%ですから、お金持ちになる難しさがわかりますね。

同調査より、2005~2019年の推計結果も確認しましょう。

出典:野村総合研究所

富裕層の世帯数は2013年は95.3万世帯、2015年は114.1万世帯、2017年は118.3万世帯、2019年は124.0万世帯。

年々増加しており、2009年〜2019年の10年間で44.5万世帯も増えていることが分かります。

富裕層のお金の価値観1.価値がないと思えば一銭も使わない

富裕層にはさまざまな方がいますが、お金に対する価値観には共通するポイントがあると感じました。

その一つが、払う価値がないと感じたものには一銭も払わないよう意識している点です。

たとえば、ATMの手数料が挙げられるでしょう。今はコンビニなどでATMを利用すると手数料がかかることが多いですが、極力払わないように意識されている方が多いです。

1回110円だとしても1年、5年と長い目でみればまとまった金額になります。「そこにお金を使うなら、他の場所で使いたい」という思いが強いのです。

富裕層のお金の価値観2.モチベーションが上がるものにはお金を使う

価値がないものには一銭も使いませんが、モチベーションが上がるものにはお金を使います。

たとえば趣味の時計や車、釣り、ゴルフ、旅行など。「これがあるから仕事が頑張れる」というものを自分でよく知っており、それに対してはお金を使います。

お金を使いたいものがあるから仕事を頑張れ、仕事を頑張るから好きなものにお金を使えるという、お金と仕事が上手く循環するようすがうかがえました。

何でも節約ではストレスが溜まってしまうので、使うところは決めておくと良いでしょう。

富裕層のお金の価値観3.投資という視点をもつ

富裕層のお金の価値観には「投資」という視点があります。

「購入したモノが将来どれくらいの価値で売却できるか」という視点をもち、売却価格が高くなる見込みがあるものを資産とし、高級品であっても購入します。

また、趣味を投資の一つと考える方もいます。たとえばゴルフを楽しみながらビジネスにつなげる機会として人脈を広げたり、投資目的ももちながら美術品を購入したり。

値上げが相次ぐと高価なものには手が出にくいですが、買い物の際には欲しいという今の気持ちだけでなく、それを購入することで得られるモノや時間、また長い目で見た将来の価値まで考えると良いでしょう。

富裕層のお金の価値観4.お金で時間を買う

富裕層がお金と同じくらい大切にしているのが時間です。

時間をいかに効率的に使うか、いかに自分が使う時間の価値を高めるかに重きを置いており、お金で時間を買う行動もします。

たとえば家賃が高くてもオフィスに近い都心部に住み、通勤時間を少しでも減らしてその分の時間と体力を他のことに使う方もいます。

単純に「お金を使わない」だけでなく、仕事のパフォーマンスを上げるために時にはお金で時間を買うような考えも必要でしょう。

「富裕層は自分たちと違う」とはじめから受け入れないのではなく、真似できる部分は取り入れると良いでしょう。今回の特徴を参考に、ご自身のお金に対する価値観を振り返ってみてください。

参考資料

野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は133万世帯、純金融資産総額は333兆円と推計」(https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/lst/2020/cc/1221_1)

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