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TOEICスコアは満点!なのに英語がうまく話せないケースも。スピーキングが上達するコツとは?

LIMO / 2022年6月13日 5時45分

TOEICスコアは満点!なのに英語がうまく話せないケースも。スピーキングが上達するコツとは?

TOEICスコアは満点!なのに英語がうまく話せないケースも。スピーキングが上達するコツとは?

「TOEICスコアが満点の人」というと、英語のスキルが高い人のイメージ。英会話も堪能で、外国人相手にビジネスの話もできる…そんな印象を抱いている人も多いはずです。

しかし実際には、TOEICでハイスコアを獲得しているにもかかわらず、「スピーキングはどうも苦手だ」という人も少なからず存在します。

今回は、TOEICで満点を取っても英語が話せない理由と、英語が話せるようになるための勉強法について紹介します。

※本記事にて「TOEIC」と表記しているのは、基本的に「聞く・読む」の2つの英語力を測定する「TOEIC® Listening & Reading Test」を指しています。

TOEICとは?

Jeniffer Fontan/Shutterstock.com

「TOEIC」とは、国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が実施・運営する英語能力テストです。総受験者数は約230万人にのぼり、日本人が自分の英語力をアピールするために活用する、最も有効な資格のひとつになっています。

「TOEIC」には読み書き能力を対象にした「TOEIC® Listening & Reading Test」と、リスニング力・会話力を対象にした「TOEIC® Speaking & Writing Test」の2種類があります。

一般的に「TOEIC」という場合は、前者の「TOEIC® Listening & Reading Test」を指している場合が多いようです。

TOEICスコアが満点でも、英語がしゃべれない!

metamorworks/Shutterstock.com

「TOEICで満点を取った」という場合、多くは「TOEIC® Listening & Reading Test」でフルスコアの990を獲得したことを意味します。

一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会が作成した「TOEIC®スコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表」によると、TOEICスコア860以上獲得した人の評価を下記のように示しています。

Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる
自己の経験の範囲内では、専門外の分野の話題に対しても十分な理解とふさわしい表現ができる。
Native Speaker の域には一歩隔たりがあるとはいえ、語彙・文法・構文のいずれをも正確に把
握し、流暢に駆使する力を持っている。

出典:TOEIC® Listening & Reading Test 公式データ・資料「TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表」

このことからすると、TOEICスコアが860以上の人は、少なくとも英語でのコミュニケーションが問題なくおこなえる程度のスキルを保有していると、お墨付きをもらっているといえるでしょう。

では、なぜTOEICでハイスコアを獲得しても、話すことができない場合もあるのでしょうか。

理由1:リスニングとリーディングしか勉強してないため

TOEICで満点を取った人は、英語での高い読み書き能力を持っていることは間違いないと言えるでしょう。しかし、高い英会話能力を持っているという意味にはなりません。

言語能力には「4技能」といって、「読む・書く・聞く・話す」の4つの能力があります。この4つの能力は、関連しあってはいますが、連動しているわけではないところがポイントです。

リスニングとリーディングがメインの「TOEIC® Listening & Reading Test」は、「聞く・読む」能力を測る試験。「話す・書く」ことに本腰を入れて勉強をしなくても、高得点が取れるテストなのです。

理由2:メンタル・ブロック

日本人が英語を学ぶ上で問題になるのが、「メンタル・ブロック(精神的な障壁)」です。

日本人は「間違った英語を使う」ことを恐れる傾向が強く、「文法的に正しい文を作らないとはずかしい、発言しにくい」と感じる人も多いようです。

「間違いを恐れずどんどん発言していく」のが苦手な人は、高い英語力を持っていても、なかなか会話力に結びつかないということがあります。

スピーキングが上手になる方法は?

TOEICでハイスコアを獲得しているのに、話すことに自信がない、もしくは上手に話せない場合があるのなら、「話す」能力の習得において、「読む・聞く」とは異なった勉強方法を試してみることが必要かもしれません。

方法1:スピーキングを試験対象にした資格試験を勉強する

TOEICには、スピーキングを対象としている「TOEIC® Speaking & Writing Test」があります。こちらの試験対策をおこなうことにより、スピーキング能力を高める勉強方法が身につくはずです。

特に、既にTOIECでハイスコアを獲得した人であれば、こちらの試験にもチャレンジしやすいでしょう。4技能をバランスよく扱っている英検(実用英語技能検定)もオススメです。

方法2:オンライン英会話を試してみる

英語を話せるようになるには、実践を重ねるのが一番です。学生は語学留学もオススメですが、時間のない社会人には、オンライン英会話を活用するのも一案です。

オンライン英会話は20~30分で練習するコースが多いので、スキマ時間を利用して勉強を進めることができます。

会話に自信がない人は日本人のバイリンガル講師だと、質問も気軽にできて安心です。親しみやすい雰囲気の外国人講師の授業でもいいですね。

metamorworks/Shutterstock.com

上級者は「Filler(つなぎの言葉)」を使って時間稼ぎをしたり、うまくオウム返しをしたりという「会話を続けるためのテクニック」を勉強してみるのもオススメ。会話が続くことで自分の自信にもつながります。

何を言ったらいいかわからず、沈黙してしまうのは相手の信頼を損なうことにもつながりかねません。また「Yes/No」しか答えないのも、会話に積極的ではないかのような印象を与えてしまいます。

英語上級者は、さまざまなフレーズが習得できているはずなので、あとは実践するのみです。重要なトレーニングなので、チャレンジしてみてください。

オンライン英会話を上手に活用するは?

「オンライン英会話は試したけど、結局話せるようにならなかった」という人は、活用方法を間違っていた可能性があります。

オンライン英会話を受講する上で、効率の悪い例として多いのが「話しっぱなしで終わる」こと。学んだ英会話力を定着させるためには、受講後に必ず復習することです。

具体的には、自分の発言に対する先生のフィードバックを見返せるようにしておくとよいでしょう。チャットの返信など文字化されたフィードバックだけでなく、映像で先生の話した音声や口の動きを振り返ることができるとベターです。

まとめにかえて

TOEICで満点を取った人は自分の英会話力を存分にアピールすることができる、立派なスキルの持ち主。とはいえ、満点を取ったからといって、会話に自信がある人ばかりとはいえないのが、英語学習の難しさです。

ビジネスの場で英語を使いたいなら、やはり話すスキルも備えておきたいもの。いざという時のためにも、ぜひスピーキング力は磨いておきたいところです。

英語を話せるようになるには、単純に英語を「話す」能力の訓練が必要です。正しい方法で練習を重ねれば、必ず英語が話せるようになります。

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