【ガーデニング】春咲き球根を来年も楽しむ!掘り上げておくべき品種は?方法&保管のコツも解説
LIMO / 2022年6月15日 9時45分
【ガーデニング】春咲き球根を来年も楽しむ!掘り上げておくべき品種は?方法&保管のコツも解説
庭を彩ってくれた春咲き球根植物が、そろそろ終焉のときを迎えています。
そのまま来年まで植えっぱなしにできる品種もあれば、雨で腐るので掘り上げたほうがよい品種も。
今回は、球根の掘り上げ方から保管のコツまでを紹介します。梅雨時に掘り上げたほうがよい春咲き球根植物もお伝えしますので、さっそくみていきましょう。
咲き終わった球根、掘り上げたほうがよい?
球根は基本的には植えっぱなしでも大丈夫ですが、日本の夏は高温多湿になりがちなので、球根が土の中で腐ったり病気になったりします。
スイセン、ムスカリ、クロッカス、オキザリスなどは、数年植えっぱなしにしておいても支障がないので、掘り上げる必要がある品種かどうか、あらかじめチェックしておくとよいでしょう。
球根を掘り上げたあとは、新しく花苗を植え込む場所ができます。限られたスペースを無駄にせず、いつも花いっぱいの庭にできるというのもメリットです。
球根の掘り上げ方は?
葉が半分以上黄色くなって倒れたら掘り上げのサイン。水やりをストップして、晴天が続いた頃に球根を掘り上げましょう。球根を傷つけないように気をつけながら、ていねいに掘り起こします。
伸びている茎や葉を切り取り、土を落として水洗いします。球根を消毒する場合は、市販されている専用の球根消毒剤を使うと便利です。
球根の選別は?
球根は地中で生長して複数に分かれたり、周りに小さな球根ができたりします。ひとつずつバラバラに分けておきましょう。
そのとき、翌年も開花しそうな球根とそうでない球根を選別しておきます。
大きくて重いもの、球根にツヤや張りがあるもの、虫に喰われたりカビが生えたりしていないものなどを残します。
球根の保管方法は?
洗った球根は新聞紙の上に置き、風通しのよい日陰で1週間ほど乾燥させましょう。ときどき球根の上下を入れ替えてしっかり乾かします。
球根が乾いたら古い根を取り除き、植え付け時期の秋まで保管します。カビが生えないように通気性のあるネットや紙袋に入れておくとよいでしょう。
来年も花を楽しみたい!掘り上げて保管する球根植物は?
チューリップ
チューリップは子どもから大人まで広く親しまれる花。春咲き球根植物の代表格で、花や葉のシンプルな美しさが魅力です。
カラフルな花色はもちろんのこと、一重咲き、八重咲き、フリンジ咲きなど、さまざまな花姿が楽しめます。
植えっぱなしにしておくと、葉は出ても花が咲かないことも。翌年もまたカワイイ花が見られるように、掘り上げて涼しい場所で保管するのがオススメです。※参考価格:100~200円前後(1球あたり)
ヒヤシンス
2~4月の早春に咲き、春の訪れを告げてくれるヒアシンス。星型の花が穂状に集まり、ボリューム感のある姿がステキな花です。春らしい淡い色合いで、甘酸っぱく爽やかな香りが特徴。香水やアロマの香料としても人気があります。
ヒアシンス用のオシャレな花器も出回っており、水耕栽培で楽しむ人も増えています。球根には毒性があるとされるので、地植えのヒアシンスを掘り上げる際は、手袋をして素手で触らないようにしましょう。※参考価格:200~400円前後(1球あたり)
アネモネ
アネモネは「風」を意味するギリシャ語が名前の由来。細い茎に咲いた花が、風に吹かれて揺れる様子が可憐です。
ビビッドな原色からパステルカラーまで、さまざまな花色があり、シベ部分の濃い色合いと花弁の鮮やかさとのコントラストがとてもキレイです。
湿気が苦手なので、花が終わったら球根を掘り上げたほうがよいでしょう。※参考価格:50~100円前後(1球あたり)
ラナンキュラス
薄い花びらが幾重にも重なるラナンキュラス。バラの花のような豪華さが魅力です。大型の花には存在感があり、カラフルな花色で庭を華やかに彩ります。
過湿になると弱ってしまうので、球根は掘り上げるのがオススメ。秋に植え込む際は、湿らせたバーミキュライトなどに埋めて、1週間程度吸水処理します。※参考価格:100~300円前後(1球あたり)
フリージア
フリージアは芳香とカワイイ花姿で、切り花でも人気のある植物。
メインカラーは黄色ですが、品種改良により紫や白、赤など、多彩な色合いが出回るようになりました。
寒さにやや弱いため、冬の霜に当てないことがポイント。植え込む際は、球根を地面から約4センチほど下げて深植えしましょう。※参考価格:100円前後(1球あたり)
まとめにかえて
早春から新緑の季節にかけて、カワイイ花を咲かせてくれた春咲き球根植物。次の春も庭を鮮やかに彩ってほしいものです。
品種によって、開花後に掘り起こすかどうかは異なります。性質に合った保管方法で、翌年の開花につなげましょう。
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