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【英語のリスニング勉強法】いつまでも聞き取れない理由とは?スキルを伸ばす効果的な学習方法を解説

LIMO / 2022年6月22日 5時45分

【英語のリスニング勉強法】いつまでも聞き取れない理由とは?スキルを伸ばす効果的な学習方法を解説

【英語のリスニング勉強法】いつまでも聞き取れない理由とは?スキルを伸ばす効果的な学習方法を解説

TOEICや英検など、英語の資格試験でリスニングの点数が伸びずに困っていませんか。

リスニングが上達しないのは理由があります。その理由さえわかれば、リスニングスキルを効率的にアップさせることができますよ。

そこで今回は、リスニングスキルがなぜアップしないのか、その理由について解説します。リスニングスキルが向上するオススメの学習法も合わせて紹介しますので、さっそくみていきましょう。

リスニングが上達しないのは理由がある!

理由その1:リエゾンが聞き取れていない

リスニング教材で話者が何を言っているのかが聞き取れず、スクリプトでしばしば確認することはよくあることです。

しかし、そのスクリプトには意外にも簡単な単語ばかり並んでいて、なぜ聞き取れないのかと、あとから悔やむことも少なくありません。

日本人の私たちが英語を聞き取れないと感じる原因のひとつは、英語特有の「リエゾン」のせいかもしれません。リエゾンとは、単語と単語がつながって発音されること。下記の文章をご覧ください。

This is the book that I talked about yesterday.

"that I"の部分は「ザット アイ」ではなく「ダライ」のように、"talked about"の部分は「トークト アバウト」ではなく「トークタバウ」といった感じに聞こえます。

英語には単語と単語がつながって、ひとつの語いのように発音されたり、最後の子音が発音されていないかのように聞こえることが多々あります。

「ダライ」ではなく"that I" に、「トークタバウ」ではなく"talked about" に聞こえるようになるまで、何度も繰り返し音声を聞く練習が必要です。

理由その2:単語のアクセントが正しく覚えられていない

リスニングで大切なことは単語の正しい発音を覚えること。特にアクセントの位置には注意しましょう。

例えばcareerという単語ですが、日本語の「キャリア」という意味から連想して「a」にアクセントを置いて覚えてしまっている人もいるかもしれません。

正しくは「e」の部分にアクセントがきます。同様に、volunteer, engineer, manager なども日本語の読み方とはアクセントの位置が異なります。

アクセントの位置が異なるだけで、まったく違う単語に聞こえることもあります。

単語のアクセントの正しい位置を確認していくのも、リスニングスキルの向上には大切なことです。

アクセントの位置を間違えて覚えていた単語があれば、ひとつずつ覚え直しましょう。

理由その3:語彙不足か、単語のイメージがあいまい

長い文章を聞いていると、「あれ、この単語の意味なんだっけ…」と考えている間に話が先に進んでしまった、という経験がある人は多いのではないでしょうか。

これは覚えている単語数が足りていないか、単語の覚え方があいまいなことが原因です。単語は聞いた瞬間にイメージが思い浮かぶようにすることが大事です。

cat, eat, music のような単語まで、聞くたびに日本語に訳していては、内容の聞き取りに集中できません。英語のまま意味がわかる単語を増やしていくほうがリスニングには効果的です。

いきなり全ての単語をそのレベルで覚えるのは大変なので、難しいと感じる単語は日本語で意味を覚えても構いません。

日本語に転換しなくても、単語のイメージや意味がわかる単語を増やしていくことが目標です。英単語を聞いた後、すぐに単語が理解できるように覚えていきましょう。

音読練習もリスニング力のアップに効果あり!

リスニング力のアップには、リエゾンやアクセントの確認、単語の理解が効果的であることをお伝えしました。

これらを確認しながら勉強を進めると、聞き取れる量はかなり増えてくるはずです。

さらにリスニング力をつけたいという人には、音読練習もオススメ。英語のリズムを覚えるには、じつは音読がいちばん効果的な学習法です。音読練習には次のようなメソッドがあります。

オーバーラッピング

英語の教科書やスクリプトを見ながら、音声と同時に音読する方法。

いちばんカンタンな音読の方法ですが、その効果が実証されており、さまざまな英語学習法にも取り入れられています。

シャドーイング

英語の教科書やスクリプトの音声から0.5秒ほど遅れて音読する方法。そのときスクリプトは見ないで、英語音声を追いかけるイメージで発話するのがポイント。

耳で英語をよく聞きながら、遅れて発話していきます。

リピーティング

英語の教科書やスクリプトの音声の後に続いて発話する方法。シャドーイングのように、音声にそのままついていくのではなく、一度聞いた音声をそのままリピートします。

正しい文法の理解と記憶力も必要となる、難易度がやや高めの方法です。

シャドーイングとリピーティングは、初めはスクリプトを見ながらでも問題ありません。慣れてきたらスクリプトなしで練習しましょう。

自分の口で発音できるようになれば、不思議と聞き取れるようになるものです。出会った英文を自分のものにしていくつもりで、音読練習を繰り返してみましょう。

リスニングを勉強するときの教材は?

リスニングを勉強するときの教材は、自分の目的に合ったものを選ぶことも大切です。

TOEICや英検などの資格試験での点数を上げたいのなら専用の問題集を、会議でのリスニング力を上げたいなら英語のニュースがよいかもしれません。

日常会話のレベルアップには映画やドラマがオススメ。レベルはあまり高すぎるものではなく、全部は聞き取れないけれど、もう少しで聞き取れそうなレベルがよいでしょう。

できれば繰り返し同じ部分を聞き直すことができる、スクリプトや字幕付きのものが使いやすいですね。すぐに効果が現れなくても、地道に継続すれば着実に聞き取れる量が増えていきます。

単語力が向上するとリーディングの力もアップします。さらに音読練習を重ねることでスピーキング力もアップします。

1日5分でも10分でも時間を決めて英語に触れ、リスニング力アップに挑戦してみてくださいね。

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