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小学6年の半数が視力1.0未満に。男子の肥満傾向「9歳以降」で1割超

LIMO / 2022年7月14日 11時45分

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小学6年の半数が視力1.0未満に。男子の肥満傾向「9歳以降」で1割超

文部科学省の最新データ

文部科学省は2022年7月13日、令和3年度学校保健統計調査(速報値)を公表しました。

それによると、裸眼視力1.0未満の者の割合は、小学校1年生で約4人に1人、小学3年生で約3人に1人、小学6年生では約半数となっていることがわかりました。

また、肥満傾向児の割合は男女ともに小学校高学年が最も高いというデータも明らかになりました。そこで今回はこの調査結果について解説していきます。

視力1.0未満は高校生で6割以上に

同調査の対象は下記の通り。

国立、公立、私立の幼稚園,幼保連携型認定こども園、小学校、中学校、義務教育学校、中等教育学校、高等学校の満5歳から17歳までの幼児、児童及び生徒の一部。

【抽出率】

(発育状態):全幼児、児童及び生徒の5.3%( 69万5600人)

(健康状態):全幼児、児童及び生徒の25.5%( 333万6191人)

それでは、調査結果を詳しく見ていきます。

出典:文部科学省「令和3年度学校保健統計調査(速報値)」

裸眼視力1.0未満の割合

幼稚園(5歳):24.81%

小学校:36.87%

中学校:60.28%

高校:64.41%

小学校は平均で3人に1人以上が視力1.0未満となっています。小学校の内訳は下記の通りです。

【小学校】裸眼視力1.0未満の割合

6歳:23.04%

7歳:28.09%

8歳:33.39%

9歳:40.27%

10歳:45.27%

11歳:50.03%

11歳、すなわち6年生で半分以上が視力1.0未満であることがわかりました。

肥満傾向の割合「小学校高学年」男女ともに最高

同調査では、子どもの発育状態についても調べました。

出典:文部科学省「令和3年度学校保健統計調査(速報値)」

身長の平均値の推移は、平成6年度から13年度まで上昇し、その後横ばい傾向です。

また体重の平均値の推移についても、平成10年度から18年度まで上昇し、その後横ばい傾向となっています。

なお、肥満傾向児の割合は男女ともに小学校高学年が最も高く、特に男子は9歳以降1割を超えています。

まとめにかえて

今回は文部科学省の調査について解説してきました。

同調査は、学校における幼児、児童及び生徒の発育及び健康の状態を明らかにすることが目的。

昭和23年度から毎年実施しています。

参考資料

文部科学省「令和3年度学校保健統計調査(速報値)を公表します」(2022年7月13日)(https://www.mext.go.jp/content/20220713-mxt_chousa01-100012587_a.pdf)

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