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三菱eKシリーズの特徴とは?三菱eKクロススペースとスペーシアギアとの違いも解説

LIMO / 2022年7月25日 11時45分

三菱eKシリーズの特徴とは?三菱eKクロススペースとスペーシアギアとの違いも解説

三菱eKシリーズの特徴とは?三菱eKクロススペースとスペーシアギアとの違いも解説

eKクロススペースの特徴や人気の理由とは

現在、軽自動車の中でも人気のジャンルなのがスーパーハイトワゴンと言われるタイプです。

スーパーハイトワゴンとは、スズキ・ワゴンRやダイハツ・ムーヴなどの屋根が高いハイトワゴンタイプよりも、さらに屋根を高くし、室内空間を確保した乗用車のジャンルを表します。

画像出典:三菱自動車工業株式会社「eKクロススペース」(https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/ek_x_space/)

2003年にダイハツから、元祖と言えるスーパーハイトワゴン「タント」が登場し、一躍大ヒット。

スペース効率を重視したエンジンを床下に搭載することで、騒音や振動が大きい軽ワンボックスバンと比較して、エンジンをボンネット内に収めることで、騒音や振動が少ないことに加え、乗用車の快適性を持っているため、軽自動車では主流となるジャンルに成長。

現在は、ダイハツだけでなく、スズキ、日産、ホンダなど、様々なメーカーが参入しています。

1. 三菱eKスペースを兄弟車「ルークス」と比較!

数あるスーパーハイトワゴンの中で、三菱はeKスペースを展開しています。

eKスペースは日産自動車と三菱自動車工業が出資して設立した「NKMV」が企画、設計を行い、三菱自動車が製造を行っている軽自動車。

2013年に初代が登場し、2020年には現行型となる2代目が発売されました。

画像出典:三菱自動車工業株式会社「eKクロススペース」(https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/ek_x_space/)

eKクロスの兄弟車である日産・ルークスとはデザインの違いだけでなく、ルークスにはエアロパーツを搭載した「ハイウェイスター」が用意されているのに対し、eKスペースは、ハイウェイスターに相当するエアログレードを用意しない一方、クロスオーバー仕様の「eKクロススペース」を用意し、差別化を行っています。

2. 三菱eKクロススペースはクロスオーバータイプが特徴

eKクロススペースの一番の特徴が、軽スーパーハイトワゴンでは珍しいクロスオーバータイプだということでしょう。

クロスオーバータイプとは、オフロード車の雰囲気を持ち、アウトドアイメージを重視した乗用車の事を表すのが一般的です。

eKクロスの場合、三菱自動車のSUV「アウトランダー」や「デリカD:5」を連想させるフロントフェイス「ダイナミックシールド」の採用や、オプションで屋根にルーフレールを装備することでSUVイメージを出しています。

出典:スズキ株式会社「スペーシア ギア」(https://www.suzuki.co.jp/car/spacia_gear/)

このようなクロスオーバータイプのスーパーハイトワゴンは珍しく、三菱 eKクロススペースのライバルと言えるのが、スズキ スペーシアギアだけでしょう。しかし、細かい所を見ると両車には大きな違いがあります。

3. 三菱eKクロススペースとスペーシアギアの違いとは

エクステリアは三菱eKクロススペースは、ダイナミックシールドとクロームグリルなどを採用。

アウトドアイメージを出しつつも高級感を出して、クロスオーバータイプの車が好みのユーザーだけでなく、高級感を重視した軽自動車が欲しい人を取り込もうとしているのに対し、スペーシアギアは、丸形ヘッドライトやポップなカラーリングを採用することで、アウトドアイメージを打ち出していることに違いがあります。

画像出典:三菱自動車工業株式会社「eKクロススペース」(https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/ek_x_space/)

画像出典:三菱自動車工業株式会社「eKクロススペース」(https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/ek_x_space/)

内装も三菱 eKスペースクロスは、質感を重視したファブリックや合皮シートなどを採用することで一般的な乗用車として、スズキ スペーシアギアは汚れに強い防汚仕様の荷室フロアや撥水加工を施したシートを採用するなど、川遊びやマリンスポーツ、スノーボードといったアウトドアアクティビティを楽しみたい人を重視しています。

軽スーパーハイトワゴンの中では、比較的マイナーな三菱 eKクロススペースですが、愛用者が少なからずいます。オーナーが利点として多く挙げているのがエクステリアです。

画像出典:三菱自動車工業株式会社「eKクロススペース」(https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/ek_x_space/)

eKクロススペースと同価格帯の軽スーパーハイトワゴンでは、所謂カスタムモデルと呼ばれるエアロパーツやメッキグリルなどを多用したモデルが多くあります。

eKクロススペースは、それらカスタムモデルと比較すると、三菱の特徴であるダイナミックシールドを採用しつつ、グリル自体にはメッキの使用を抑えることでワイルドながらメッキ加飾が好みではない人に支持されています。

また、インテリアに関しても、アウトドア仕様の自動車では珍しくあえて上質なデザインを採用したのもオーナーに支持されており、他社の軽スーパーハイトワゴンの上級グレードと比較した人だけでなく、大型ミニバンから乗り換える「ダウンサイザー」にも支持されています。

他にも、オーナーから高い評価を得ているのが乗り心地で「他社の軽スーパーハイトワゴンよりも乗り心地が良い」「屋根が高いスーパーハイトワゴンとしては違和感が無く走ることができる」と評価しているオーナーもいます。

4.三菱eKスペースシリーズは「独自性」がある

eKスペースシリーズは、兄弟車である日産ルークスと比較すると、販売台数や知名度からルークスのほうが人気ですが、クロスオーバーの軽スーパーハイトワゴンという特徴を持っているeKクロススペースは、ルークスとは違う独自性を評価して購入するのだと思われます。

eKクロススペースの価格は165万5500円からです。

参考資料

三菱自動車工業株式会社「eKクロススペース」(https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/ek_x_space/)

スズキ株式会社「スペーシア ギア」(https://www.suzuki.co.jp/car/spacia_gear/)

一般社団法人 全国軽自動車協会連合会「2021年4月~9月軽四輪車 通称名別 新車販売確報」(https://www.zenkeijikyo.or.jp/statistics/tushokaku/tushokaku-half-7066)

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