【写真でトリップ】世界遺産「高野山」で日常を忘れるひと時を。2022年ろうそく祭りが3年ぶりに開催

2022年8月13日（土）ろうそく祭りを開催

新型コロナウイルスの第7波の感染拡大をうけ、旅行や帰省の予定を変更した方もいるのではないでしょうか。

とはいえ、「夏休みだから旅行に行きたい」「癒やされたい」と感じる方も多いでしょう。

今回は天空の聖地ともいわれる世界遺産、高野山のようすを写真で見ていきましょう。

大阪から和歌山県「高野山」へのアクセスは？

まずは大阪から高野山までのアクセスを確認します。

「新大阪」からのアクセス

地下鉄御堂筋線「新大阪」ー南海高野線「なんば駅」ー「橋本駅」ー「極楽橋駅」ー南海高野山ケーブル「高野山」

「大阪国際空港（伊丹空港）」からのアクセス

伊丹空港線「大阪国際空港（伊丹空港）」ー南海高野線「なんば駅」ー「橋本駅」ー「極楽橋駅」ー南海高野山ケーブル「高野山」

「関西国際空港」からのアクセス

南海線特急ラピート「関西国際空港」ー南海高野線「天下茶屋駅」ー「橋本駅」ー「極楽橋駅」ー南海高野山ケーブル「高野山」

3代目のケーブルカー。今は4代目が走っている

写真：筆者撮影

ケーブルカーで高野山駅を降りれば、「一山境内地」（高野山全体がお寺という意味）といわれる高野山です。

高野山「金剛峯寺」を歩く

高野山は平安時代のはじめ、弘法大師（空海）によって開かれました。

高野山真言宗の総本山である「金剛峯寺」。

主殿（本坊）をはじめとしたさまざまな建物が並ぶ、東西60m、南北約70mの広大な土地です。

金剛峯寺の正門

写真：筆者撮影

写真：筆者撮影

写真：筆者撮影

写真：筆者撮影

写真：筆者撮影

写真：筆者撮影

中には2月の常楽会（じょうらくえ）や4月の仏生会など重要な儀式・法要が執り行われる「大広間」や、狩野探幽斎守信の描いた襖絵のある「梅の間」、国内最大級である2340平方メートルの石庭「蟠龍庭（ばんりゅうてい）」を眺めることができます。

【高野山】二大聖地の一つ「壇上伽藍」

弘法大師が高野山を開山した際、真っ先に造営に取り組んだ「壇上伽藍」は高野山の二大聖地の一つ。

弘法大師が構想した、密教思想の曼荼羅（まんだら）の世界観が具現化されています。

真言密教の根本道場におけるシンボルとして建立された根本大塔（こんぽんだいとう）は、朱色の濃さが空に映えます。

根本大塔

写真：筆者撮影

「大塔の鐘・高野四郎」は今も午前4時、午後1時、午後5時（春季彼岸中日～秋季彼岸中日までは午後6時）、午後9時、午後11時の一日5回、時を知らせてくれます。

大塔の鐘・高野四郎

写真：筆者撮影

写真：筆者撮影

壇上伽藍では荘厳な19の諸堂が建ち並んでいます。

高野山「奥の院」へ向かう道は異次元のよう

高野山の二大聖地のもう一つは、最奥に弘法大師の御廟がある「奥の院」。

何百年もの時を経た大杉林は、まるで別世界にいるよう。

写真：筆者撮影

写真：筆者撮影

写真：筆者撮影

写真：筆者撮影

参道には皇室や織田信長、武田信玄、豊臣秀吉、上杉謙信など戦国大名の墓も数多く並んでいます。

2022年8月13日には「ろうそく祭り」が3年ぶりに開催

2022年は3年ぶりに「高野山ろうそく祭り」も開催されます。

ろうそく祭りは、奥之院や先祖の御霊を供養するお祭り。一の橋〜奥之院までの約2キロの参道にろうそくの光や置き燈籠が灯されます。

写真：筆者撮影

写真：筆者撮影

写真：筆者撮影

今年の開催は以下の通り。

2022年8月13日（土）小雨決行

18:00～21:00　奥之院参道および高野山内一部歩道

20:00～21:00　奥之院燈籠堂にて萬燈供養会

まとめにかえて

他にも高野山では、写経や阿字観、勤行などの体験をすることもできます。

新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着いたら、非日常を味わいに出かけてみてはいかがでしょうか。

参考資料

南海電鉄「歴代ケーブルカーの紹介」（https://www.nankai.co.jp/koya/cablecar/history.html）

高野山真言宗「総本山金剛峯寺」（https://www.koyasan.or.jp/）

高野山別格本山清淨心院「高野山ろうそくまつりが3年ぶりに開催されます！」（https://shojoshinin.jp/2022/07/23/0813/）