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男女別「就いてよかった」仕事ランキング!60歳代前半の約7割が働く時代へ

LIMO / 2022年8月16日 14時50分

男女別「就いてよかった」仕事ランキング!60歳代前半の約7割が働く時代へ

男女別「就いてよかった」仕事ランキング!60歳代前半の約7割が働く時代へ

みんなが就いてよかったと思う理由とは?

仕事選びをするとき、給与や福利厚生、休日、やりがい、適性などさまざまな視点で検討される方が多いでしょう。

ただ実際に働いてみたり、キャリアを築いてみなければその仕事についてはわからないことも多いですよね。

今は60代でも、半数以上の方が働く時代です。これまで以上に長く仕事を続けることを考えると、「この仕事に就いてよかった」と思える職業が見つかると日々の生活も変わるでしょう。

今回は株式会社ライズ・スクウェアが就業経験のある全国の男女500人を対象におこなった「就いてよかったと思える仕事に関する意識調査」をもとに、就いてよかった職業ランキングとその理由をみていきます(2022年8月4日公表)。

【男性】就いてよかった仕事ランキングとその理由は?

まずは男性から、就いてよかった仕事ランキングを確認しましょう。

出典:株式会社ライズ・スクウェア「就いてよかったと思える仕事に関する意識調査」(2022年8月4日公表)

1位:接客・販売43人

2位:医療系専門職12人

3位:製造11人

4位:事務10人

5位:営業9人

6位:介護・福祉職8人

7位:教師・講師7人

7位:配送・物流7人

「接客・販売」や「営業」「介護・福祉職」「教師・講師」など、人に接する職業が多く見られました。

同調査より、TOP5の理由についてそれぞれ確認しましょう。

1位 接客・販売

ダイレクトに「ありがとう」と言ってもらえたのは、思い返すと貴重な経験でした。今は裏方なので…(30代)

2位 医療系専門職

作業療法士。患者様の生活改善に役立てる(30代)

鍼灸師。人の役に立てることやお礼を言われることが嬉しく、やりがいがある(30代)

言語聴覚士。何歳でも、辞めたければ辞めて次に移れる(40代)

3位 製造

もともとものづくりや自動車が好きで、今の仕事に就きました。完成したものを見ると嬉しくなり、やりがいを感じます(50代)

4位 事務

経理事務。どこでも通用するスキルがつくので転職しやすい。税法や保険に強くなれた。事務職なので肉体的に疲れにくい(40代 )

貿易業務。語学や海外勤務経験等を活用できるため(50代)

5位 営業

生命保険の営業。数字で結果が出て、コミュニケーションスキルも上がったから(30代)

自分のペースでできてやりがいがあるからです(50代)

誰かの役に立てたり、仕事にやりがいを感じる方も多いようですね。専門性が身についたり、転職しやすいというのも評価ポイントになっています。

【女性】就いてよかった仕事ランキングとその理由は?

次に、女性の就いてよかった職業を見ていきましょう。

出典:株式会社ライズ・スクウェア「就いてよかったと思える仕事に関する意識調査」(2022年8月4日公表)

1位:接客・販売86人

2位:事務49人

3位:教師・講師19人

4位:医療系専門職18人

5位:介護・福祉職13人

6位:調理師・キッチン12人

7位:保育士・幼稚園教諭11人

女性は男性と違い、調理師や保育士などもランクインしています。同じくTOP5の理由も確認しましょう。

1位 接客・販売

職場の年齢層が幅広く、お客様含めて多くの方と関われた。お蕎麦屋さんなので年末年始は忙しく大変だったけど、お客さまの笑顔が嬉しかった(30代)

2位 事務

調剤薬局事務。空調の効いた空間で比較的座って仕事できます。初めは簡単な事務から始まり、慣れたらいろんな仕事を任せてもらえるのでやりがいがあると思います(20代)

中小企業の一般事務。事務員が少なかったので、細々した仕事を多く兼任していた。そのため仕事の幅が広がり、転職先でも経験を活かせた(30代)

3位 教師・講師

塾講師。やりがいは生徒の志望校合格の夢を隣でサポートできること。入試後にお礼を言いに来てくれる生徒さん・ご両親を見ると、大きな達成感を得られます(20代)

4位 医療系専門職

看護職。コミュニケーション能力が向上したと思う。また病気や健康に対しての知識を家族に伝えられる(20代)

薬剤師。パートでも安定収入がある(40代)

5位 介護・福祉職

社会福祉士。多様性のある仕事で、いろんなことに挑戦できます。施設利用者から感謝の声を生で聴けるため、モチベーションもあがります(30代)

顧客や職場含め人と接することで喜びを感じたり、女性ならではのパートでも安定収入があるという声も見られました。

また、女性の場合も専門性があることによる喜びや強みに関する声が挙がりましたね。

「この仕事でよかった!」と思える理由は人それぞれですが、自分が仕事に何を求めているのかを知ることも重要でしょう。

60歳代前半で7割、後半で5割が働く時代へ

就いてよかった仕事の理由を見ると、やりがいや喜びを感じる方が多く見られました。

仕事選びでは給与などが重視されがちですが、やりがいや楽しさといった目に見えない部分も見逃せないでしょう。

内閣府「令和4年版高齢社会白書」によれば、今は60歳代前半の71.5%が、60歳代後半の50.3%が働く時代です。

出典:内閣府「令和4年版高齢社会白書(全体版)」

60歳代前半で働く方は2011年には57.1%でしたが、10年間で約14ポイントも増加しています。また、70歳代前半でも32.6%が働いており、年々働くシニアは増えています。

少子高齢化の今、いま現役世代の方も、これまで以上に長く働くことが予想されるでしょう。

1日の多くの時間を占める仕事ですから、大変なことはあるものの、やりがいや楽しみを感じられると嬉しいですよね。それがモチベーションや生きがいに繋がることもあります。

長く仕事を続ける時代になったからこそ、自分で就いてよかったと思える仕事選びをしたいもの。仕事は急に変えるのは難しいものなので、若いうちから長く働くことを想定した仕事選びをするといいでしょう。

参考資料

PRTIMES「【就いてよかったと思える仕事ランキング】男女500人アンケート調査」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000053076.html)

内閣府「令和4年版高齢社会白書(全体版)」(https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2022/zenbun/pdf/1s2s_01.pdf)

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