4ドアクーペ「BMW 8シリーズグランクーペ」 セダンや2ドアクーペには無い魅力とは
LIMO / 2022年8月28日 19時15分
4ドアクーペ「BMW 8シリーズグランクーペ」 セダンや2ドアクーペには無い魅力とは
BMW 8シリーズグランクーペの特徴
一昔前は、高級車のジャンルと言えば高速走行の安定性と後席居住性を両立したセダンと、走行性能と前席の快適性を重視したクーペが主流でした。
しかし、自動車のジャンルが多様化した現代では、林道などの荒れた道と舗装路の走行性能を両立したSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)など、新たな高級車の形が登場しています。
そんな新たな高級車の形の1つとして、欧州ブランドを中心に4ドアクーペというジャンルがあります。メルセデス・ベンツなどの欧州メーカーが中心に展開しており、BMWの高級車「8シリーズ」にも用意しています。
1. BMW 8シリーズ グランクーペとは
BMW8シリーズとは、ドイツのBMW社が製造する高級車。
1990年に初代8シリーズが登場し、BMWのフラグシップクーペとして注目されましたが、1999年に生産終了し、2003年に実質的な後継車である6シリーズにバトンタッチしました。
2018年には、現行型である2代目が登場しました。2ドアクーペと、屋根が開くカブリオレ、4ドア仕様のグランクーペを展開している事で知られています。
その中でもグランクーペは、クーペやカブリオレの雰囲気を持ちながら、後席用のドアを採用した4ドアモデルとなり、一般的には4ドアクーペと呼ばれています。
一般的にクーペとは、2枚ドアを採用し、室内も前席のみの2人乗りや、後席を補助席並の空間にした乗用車を表します。
セダンと比較して実用性に欠けるため、法人利用やファミリーカーとして避けられる一方、実用性を無くした所が特別感を強調し、高級車で一定の存在価値を持っているため、様々な自動車会社でフラグシップモデルとして用意されています。
一方、BMW 8グランクーペのジャンルである4ドアクーペとは、セダンとのドアの枚数はそのままにしつつ、低めの屋根や前後の窓ガラスを強く寝かせて、セダンよりもより優雅なデザインを採用したジャンルです。
一般的なセダンが後席の居住空間も重視しているのに対し、4ドアクーペは、デザインを重視しており、クーペと同じように高級感やパーソナル感を重視しています。
2. BMW 8シリーズ グランクーペの魅力とは
8シリーズグランクーペの魅力は、通常のセダンよりもスポーティで優雅なデザインでしょう。
また、4ドアクーペを謳う車種はメルセデス・ベンツCLSクーペやポルシェパナメーラなどがありますが、8シリーズグランクーペは、2ドアクーペや2ドアカブリオレの8シリーズのデザインイメージをそのままに、4ドアに変更している所も注目です。
世界的にセダンやクーペよりも、ワイルドな雰囲気と高い実用性を持っているSUVが流行している中、4ドアクーペのBMW8シリーズ グランクーペを選ぶ理由は何故でしょうか。
オーナーレビューでは、スタイリングが気に入って購入した人が多いということです。これは、2ドアクーペのスタイルをそのまま4ドアなので実用性が高いのを利点に上げています。また、8シリーズグランクーペを選択する際、通常のセダンと比較する事例が少なく、 2ドアクーペの選択肢と比較する事例も見かけます。
オーナーによっては、2ドアクーペの購入を検討していたが、家族が乗車することを考慮した場合、2ドアクーペでは不便なので、4ドアのグランクーペを選択する人もいるようです。
3. BMW 8シリーズ グランクーペは後席が広くて快適
グランクーペのような4ドアクーペは、優雅なスタイリングを採用しているため、室内空間がセダンと比較して狭いという欠点があります。
しかし、8シリーズグランクーペの後席は、身長175センチメートル以上の人が乗車しても、足元や頭上に空間がある室内空間を持っており、オーナーレビューでも、外観から想像するより後席が広くて快適と言った意見も見られます。
因みに、 8シリーズの2ドアクーペ仕様の後席は、成人男性が快適に乗車できるほどの頭上スペースや足元スペースが備わっておらず、あくまでも緊急用の座席という扱いとなっています。
4. BMW 8シリーズ グランクーペの燃費や価格は
エンジンは、最大出力340馬力、最大トルク500Nmを発揮する3リッター直列6気筒ツインターボガソリンエンジンと、最大出力319馬力、最大トルク680Nmを発揮する3リッター直列6気筒ツインターボディーゼルエンジン、高性能モデル「M850i xDrive」には、最大出力530馬力、最大トルク750Nmを発揮する4.4リッターV型8気筒ツインターボガソリンエンジン用意しています。
特に3リッター直列6気筒ツインターボディーゼルエンジンは、3リッター直列6気筒ツインターボガソリンエンジンよりも力強いトルクを実現しているだけでなく、燃費もWLTCモードで12.3キロと、8シリーズの中では一番燃費が良いため、ロングツーリングを重視する人が選択する人もいるようです。
4ドアセダンよりもスタイリッシュで、2ドアクーペよりも実用的なBMW8シリーズグランクーペ。
8シリーズクーペやカブリオレと同じ雰囲気を持った4ドアクーペを選ぶことができるのは大きな魅力でしょう。
BMW 8シリーズクーペの価格は、1198万円からです。
参考資料
BMW8シリーズグランクーペ(https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/8-series/gran-coupe/2022/bmw-8-series-gran-coupe-highlights.html)
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