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50歳代男性の仕事のリアル「毎日がなんとなくつまらない」7割強。キャリア未達成は約3割も、働くシニアは増加へ【グラフ】

LIMO / 2022年8月26日 11時50分

50歳代男性の仕事のリアル「毎日がなんとなくつまらない」7割強。キャリア未達成は約3割も、働くシニアは増加へ【グラフ】

50歳代男性の仕事のリアル「毎日がなんとなくつまらない」7割強。キャリア未達成は約3割も、働くシニアは増加へ【グラフ】

70歳代でも約3割が働く現代に考えたい仕事の話

今年の秋以降も続くといわれている物価高。

一方で、2022年度の年金受給額は昨年度に比べて0.4%減額となっており、老後の不安は増す一方でしょう。

最近では60歳代以降も働く方が多いですが、それより前の50歳代男性は仕事に対してどのように感じている方が多いのでしょうか。

株式会社UPDATERが50歳代の男性会社員106名を対象に行った、50歳代男性の幸せな働き方に関する意識調査より確認します(2022年8月18日公表)。

 【50歳代男性】毎日がなんとなくつまらない7割強

同調査で「あなたは今の働き方を考えたときに、「毎日がなんとなくつまらない」「なんとなく不安」のいずれかに当てはまる感覚がありますか。」(n=100)と聞いたところ以下のような結果になりました。

出典:株式会社UPDATER調べ(2022年8月18日公表)

「かなりある」が21.0%、「ややある」が54.0%と7割強の方がなんとなくつまらない、不安と感じています。

その理由も見ていきましょう。

出典:株式会社UPDATER調べ(2022年8月18日公表)

今の仕事に閉塞感を感じているから:56.0%

今後のキャリアが不透明だから:42.7%

会社の雰囲気が悪いから:28.0%

ワーク・ライフ・バランスが保たれていないから:21.3%

ルーティン業務が多いから:8.0%

その他:4.0%

わからない/答えられない:5.3%

大きく分けて「今の仕事に閉塞感を感じている」「今後のキャリアが不透明」という悩みを抱えている方が多いとわかります。

50歳代でキャリアの自己実現「あまり達成していない」が約3割

50歳代といえば定年を目前とし、キャリアを確立されてきた方も多い年代です。

同調査より、キャリア上の自己実現における現在の達成度についても確認しましょう。

出典:株式会社UPDATER調べ(2022年8月18日公表)

完全に達成している(100%程度):2.9%

ほぼ達成している(80%程度):23.0%

やや達成している(50%程度):33.0%

あまり達成していない(30%程度):26.0%

ほとんど達成していない(10%程度):4.0%

わからない/答えられない:11.0%

完全に達成していると答えたのは約3%と、最も少ない結果となりました。80%程度の達成と合わせると、キャリア上の自己実現がほぼ達成できるのは4人に1人になります。

一方で、あまりやほとんど達成していない人は約3割。

仕事で自己実現するのは簡単なことではないことがわかりますね。

今後のポジティブなキャリア形成に求めることも見ていきましょう。

出典:株式会社UPDATER調べ(2022年8月18日公表)

「ワーク・ライフ・バランスの実現」を望む方が約4割と多く、「いきいきとした職場選び」が36.0%、「いつまでも挑戦し続けられる労働環境の整備」が25.0%でした。

自由回答では以下のような意見が挙げられています。

51歳:ある程度キャリア形成はできているので、もう少しやりがいのある仕事がしたい。

59歳:在宅勤務などでも、チャレンジする機会を確保して欲しい。

59歳:仕事の幅の拡大。

59歳:副業OK等。

やりがいや仕事の幅の拡大、在宅勤務や副業などを求める声が挙がっています。

70歳代前半でも約3割が働く時代へ

50歳代の仕事に対する考えをみてきましたが、内閣府の「令和4年版高齢社会白書」によれば、今は60歳代前半で約7割、後半でも約半数が働く時代です。

出典:内閣府「令和4年版高齢社会白書(全体版)」

さらに70歳代前半でも約3割が働いており、年々働くシニアは増えています。

現在50歳代の方が老後を迎えるころには、今よりも働く方は増えていると考えられるでしょう。

加えて昨今の物価高に、年金の受給額減少など老後の不安は絶えません。

生きがいだけでなく、年金や貯蓄の不足部分を補うために働き続ける人が多い現代では、いくつになっても「今後どのような仕事や働き方をするか」を考える必要がありそうですね。

特に定年を目前とする50歳代では、これからの働き方を考えるのによい機会とも言えるでしょう。

いま50歳代の方も、それ以下の現役世代の方も、長く働き続ける可能性が高いことを視野に入れてキャリアを考えていきたいですね。

参考資料

PRTIMES【50代男性の今の働き方は絶望・希望どちらに近い?】75%が「毎日がなんとなくつまらない」「なんとなく不安」と閉塞感を感じる(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000119.000050516.html)

内閣府「令和4年版高齢社会白書(全体版)」(https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2022/zenbun/pdf/1s2s_01.pdf)

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