【防災の日】まずはスマホの充電から準備を。単3電池のストック「6~10本」では足りない場合も
LIMO / 2022年9月1日 11時50分
【防災の日】まずはスマホの充電から準備を。単3電池のストック「6~10本」では足りない場合も
2022年9月1日は防災の日
2022年9月1日は「防災の日」。
1923年9月1日に発生した関東大震災にちなんでこの日に定められました。
日本ではさまざまな災害が起こり、「十分備えている」と思ってはいるものの、実際に経験すると思わぬところで備えきれていなかったという場合もあるでしょう。
また、災害のニュースを見るものの、「備えるきっかけがない」「何から備えていいのかわからない」といった理由から準備ができていない方も多いのではないでしょうか。
日常生活を送っているとなかなか万が一に備える機会はありませんが、「防災の日」だからこそ備蓄を見直したいとこと。
今回はパナソニック株式会社が20~60代の男女2000人におこなった、自然災害での停電を中心にした備えについての意識調査「もしもの備え白書 2022年版」をもとに、どれくらいの人が備えているかや、特に防災グッズで気になるスマホの充電や電池について確認していきます(2022年8月25日 公表)。
防災「備えができていない」69.6%
近年は地震だけでなく台風や大雨による水害も起こり、防災意識は以前よりも高まっているでしょう。
同調査によると、「いつどこでどんな自然災害が起きてもおかしくない」と思う人は96.0%。
ほとんどの方がいつどこで自然災害が起きてもおかしくないと思っています。
しかし、自然災害への備えは「できていない」と答えた人は69.6%でした。
その理由は「具体的に何を始めればよいかわからない」36.4%、「特に始めるきっかけがない」7.3%など、いつ、何からはじめれば良いのかわからない人が多いようです。
忙しい日々の中では、自然災害のように万が一の備えはつい後回しになってしまいがちです。
一方で、自然災害は特に地震であれば、いつ、どこで起きるかわかりません。
だからこそ「防災の日」のような機会に必要なものを調べたりして、準備をはじめてみるといいかもしれませんね。
停電経験時のスマホの電池残量「7割以下」が約半数
「何から備えたらよいのかわからない」という方がまず備え始めたいのは「スマホ」に関する備えでしょう。
スマホは情報収集や連絡だけでなく、ライトなどさまざまな手段で使用することができます。
同調査によれば、停電経験者(n=1000)の約半数(47.5%)が「停電時にスマホの電池残量が7割以下だった」と答えています。
いつ起こるかわからないため、「十分に充電できていなかった」なんてことは有り得そうですよね。
同調査では「スマホをライト替わりなどに使っていたため電池切れに(30代女性)」「心配するメールが次々に届き、どんどん充電が減っていった(50代女性)」といった声も挙げられていました。
災害時に役立つスマホの充電方法としては、「モバイルバッテリー、乾電池式充電器、ソーラーパネル式の充電器、手回し充電器、車のシガーソケットからの充電」などがあります。
日常使いでも便利ですから、まずは上記の中から複数用意しておくといいでしょう。
単3電池のストック「平均6~10本」でも足りない?
スマホの充電や懐中電灯など何かと重宝する「乾電池」ですが、みなさんが思っているよりも備えるべき本数は必要なよう。
同調査では電池の備えは55.8%の人が「できている」と回答しており、みなさんがストックしている数量は以下の通りでした。
最も多いのは「6~10本」で36.2%、次いで「1~5本」(29.3%)、「11~15本」(10.9%)。
しかし、パナソニックによると「3日間の備蓄乾電池の目安(単3形)1人の場合…17本(あかり用に3本、スマートフォン充電器用に12本、ラジオ用に2本)※」と紹介されています。
※あかり:1日8時間使用を想定。BF-AL05(乾電池エボルタNEO単3形×3本使用)を使用した場合、強モードで連続約60時間使用可能。/スマートフォン充電器:1日0.5回の充電を想定。BQ-CC87(乾電池エボルタNEO単3形×4本使用)を使用した場合、約0.5回の充電が可能。(単3形乾電池4本を使用して内蔵電池約2,700mAhのスマートフォンを充電した場合。)/ラジオ:家族で1台使用と想定。RF-P155 (乾電池エボルタ単3形×2本使用)を使用した場合。FM受信時 計71時間使用可能。
※電池寿命は、周囲温度20℃で連続使用した場合の目安です。
実際に使用状況や家族の人数によっては、これ以上の本数が必要になる場合もあるでしょう。
また、今回の調査では「乾電池の使用推奨期限を確認したことはない」という人は74.8%でした。
乾電池を準備しているものの「本数が足りない」「使用推奨期限を確認していない」という点が問題になりがちのようですね。
電池はスマホやラジオ、あかりなどに関わる最も重要な備蓄の一つです。
本数を多めに準備し、年1回でよいので使用推奨期限を確認することを心がけましょう。
まとめにかえて
防災グッズは何から備えていいかわかりにくいですが、まずはスマホの充電や灯り、飲食物など「今日ないと困る」ものから徐々に備えていくとよいでしょう。
今回の調査では2~3日の備蓄をする人が半数と最も多かったので、まずは2~3日分からはじめて徐々に増やしていきたいですね。
一度に準備するのは大変ですが、いつどこで起こるかわからないのが自然災害です。
防災の日を機会に、一つずつ備えていきましょう。
参考資料
PRTIMES「《2,000人の防災意識調査》もしも災害停電の当事者になったとき、何に困る?停電経験者から具体的な備えのヒントを学ぶ「もしもの備え白書2022年版」」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000651.000024101.html)
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