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【中学受験】秋の模試が振るわなかった我が子。逆転するために必要な心がけ3選

LIMO / 2022年9月23日 5時0分

【中学受験】秋の模試が振るわなかった我が子。逆転するために必要な心がけ3選

【中学受験】秋の模試が振るわなかった我が子。逆転するために必要な心がけ3選

秋が深まり、いよいよ中学受験本番の足音が聞こえてくる季節になりました。

志望校の合否判定に一喜一憂する親子も少なくないでしょう。とくに、判定が厳しいと不安を感じてしまいます。

しかし、受験当日に何が起きるかは誰にも分かりません。たとえ模試の結果がずっと良くても、涙を飲む子もいます。その一方で、相性の良い問題が出題されて今までで一番力を発揮し合格を掴む子もいます。

(参考)私立に通う割合は都道府県で大きな差あり

出所:文部科学省「学校基本調査令和4年度速報」をもとにLIMO編集部作成

スポーツと同じで「やってみないと分からない」ところがある受験。とはいえ、直前期に突入する秋の模試で結果が奮わないと精神面でダメージを受けて「受からないかも」と勉強に身が入らないこともあります。

大切な秋の時期、心を落ち着かせて受験勉強に集中し逆転合格を狙うには、家庭でどのような心がけが必要なのかご紹介していきます。

1. 批判を抑えて正答率と子どもの正誤を見比べる

中学受験に向けて、子ども達は長期間本番に向かって勉強に励んでいます。小学6年生の秋の合否判定の結果は「合格の芽があるかどうか」をストレートに教えてくれるものです。

合格可能性が10%程度だと本番まで半年を切った状態ではかなり厳しいものがありますが、20%から30%であれば「諦めた」と望みを捨てるのは勿体ないです。

もちろん、数字が大きければ大きいほど安心材料になるのは確かですが、模試の結果の数字に一喜一憂し、出来が悪いと子どもを責めるのは本末転倒。

中学受験を控えた親子にとって、秋に重要なのは模試の結果と向き合い「改善点と良い点を探す」という建設的な戦略を考えることです。

模試の結果には正答率が載っており、子どもの正誤と平均を見比べることで弱点か強みなのかを把握することができます。

例えば、正答率が低い問題を解けていれば「この問題難しいのに解けたんだ」と声がけをして自信を深めることができます。反対に、正答率が高いのに落としている問題は計算ミスや誤字脱字といったミスが考えられます。

こうした勿体ない問題を洗い出し、しっかりと「なぜ間違えたのか」と解き直して改善させていきましょう。その際も、決して子どもを責めたりネガティブな言葉をかけないようにしましょう。

2. 過去問を取り入れた現実的な学習計画を作る

中学受験では複数校を受けるため、各校の合格を引き寄せるには過去問を解いて傾向を把握したり慣れることが不可欠です。

塾で出される宿題の他に、独自に苦手科目対策や過去問に取り組む必要があります。

受験校が多ければ多いほど過去問に時間を割くことになるため、第一志望と第三希望を全く同じペースで解くとあっという間に時間がなくなります。

本番までの貴重な時間を有効活用するためにも、過去問を解く際は学校別に優先順位や事前に「この日は第二志望の中学の過去問を解く」と決めておきましょう。

そして、受験時間や科目の順番も本番さながらで解き、丸付けをして間違えたところは「なぜ間違えたのか」とプロセスをしっかり確認していくことが大切です。

秋以降に本格化する「過去問を解く」はダラダラと脈絡もなく解いていては身になりません。入試日が決まっている以上、本番までさらに合格に近づくために過去問を取り入れた学習時間や学習計画を作り直しをしてください。

学習計画を見直す際、本番まで近づいていることから焦って実現不可能な計画を立てないようにしましょう。塾の宿題や子どもの体調の変化も起こりえます。

「確実に取り組める」ということを第一に見直してみてください。

3. 苦手科目と単元に力を注ぐ

受験生でなくとも、苦手科目や苦手単元と向き合うのは嫌なものです。得意科目をさらに伸ばすことも大切ですが、合否を分けるのは数点という厳しい世界。

「境界線となる数点を取れるかどうか」は苦手科目や苦手単元を捨て、得意科目で勝負に出るのはあまりにも危険です。

さらに、年により入試問題の難易度も変わります。「自分はこの科目は誰にも負けない」と思っていても、蓋を開けたら得意科目が予想以上に易しく平均点が高くなれば、アドバンテージにもなりません。

入試直前期でない限り、苦手科目の勉強時間を増やしたり志望校で出題されている苦手単元の復習をしたりしてみましょう。

本番の時に苦手意識を引きずったままだと、他の受験科目にも響くこともあります。すごく苦手だったのに少し出来るようになったとスモールステップで改善を感じることが出来れば、子どもも自信を持って入試に臨めるようになります。

志望校で出題頻度の高い苦手単元に力をいれ、大きく点数を落とすことを避ける。本番に向けたラストスパートが始まる秋は、「苦手だから」と特定の科目や単元を遠ざけず、合格に近づけるセーフティーネットを強化していくことが肝要です。

直近の結果ばかりを追い求めず

秋の模試は受験生の志望校がより明確化し、その中での立ち位置がはっきりするため判定結果次第によっては親子共々一喜一憂するのは自然なことです。

その気持ちを否定せず、けれど過剰に反応せず、入試までの残された貴重な日々をより建設的に過ごせることに注力しましょう。

親が必要以上に口出しすると子どもの心が乱れてしまいます。周囲に惑わされず目の前の課題に集中して取り組めるようサポートしたり、時には息抜きタイムを作るなど裏方に徹して中学受験に挑みたいですね。

参考資料

文部科学省「学校基本調査 / 令和4年度(速報) 初等中等教育機関、専修学校・各種学校 学校調査・学校通信教育調査 中学校」(https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00400001&tstat=000001011528&cycle=0&tclass1=000001168726&tclass2=000001168727&tclass3=000001168728&tclass4=000001168733&stat_infid=000032224811&tclass5val=0)

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