1人目育児「やっておけばよかった後悔」3選
LIMO / 2022年11月2日 6時50分
1人目育児「やっておけばよかった後悔」3選
教育費や児童手当の計算もしてこう
はじめての育児は親も赤ちゃんもはじめてのことばかりで戸惑うことばかり。
子どものためにできる限りのことをやりたいという思いから悩みすぎてしまうこと、頑張りすぎてしまうこともあるでしょう。
筆者には3人の子がいますが、後から考えれば「1人目のときにもっと◯◯しておけば良かった」と思うことはいくつもあります。
今回はその代表的な後悔を3つご紹介します。
1人目育児「やっておけばよかった後悔」1.もっと頼ればよかった
1人目育児の後悔で筆者自身も、また周りに聞いてもよく挙がるのが「もっと余裕を持って子育てをすればよかった」という声です。
1人目育児で余裕を持てない原因は複数あり、「はじめてだから」という理由は大きいですが、誰しも経験することなので仕方ない部分も大きいでしょう。
こればかりはその都度調べ、保健師さんや小児科医などの専門家に相談し、一つずつ経験を積み重ねていくことになります。
他にも余裕が持てない原因として、ワンオペ育児や自分の時間がないという部分も大きいでしょう。
母親がひとりで育児を担う「ワンオペ育児」は、特に0~2歳児だと子どもから目を離せないため家事もままならず、自分の時間もほとんどとれません。
それが当たり前と思っていましたが、日々育児をする中で自身の心身の余裕がなければ、周囲にもゆとりをもって接することができないことを痛感しました。
パートナーとともに育児をするとともに、実家に頼れる人であれば時々頼ってみること、また一時保育や保育園を利用したりするのも一つでしょう。
一時保育の利用ははじめは泣かれてしまうのが心苦しいですが、短時間からはじめてみて、ゆっくり慣れていくことが大切です。
「自分の時間をとること」を軽視せず、ゆとりをもって育児や仕事、家事をするためにも、1人目のときから自分の時間を作る習慣を作っておけばよかったと思います。
また、はじめての子育てほど手作りにこだわりたくなりますが、子どもが泣いてしまって3分でさえキッチンに立てない…なんてこともありますよね。
自分の時間と睡眠時間を確保するためにも、食洗機や乾燥機能付き洗濯機、お掃除ロボット、便利家電、ミールキット、レトルトなど頼れるものは頼り、心身の余裕をキープしながら育児をすればよかったと思います。
1人目育児「やっておけばよかった後悔」2.児童手当も含めた教育費の計画
子どもが生まれると平日は自分の時間が取れず、休日は貯まった家事や買い物、お出かけにと忙しい日々が続きます。
1人目が入園すれば仕事をはじめたり、また2人目育児が始まったりと、なかなか時間に余裕ができません。
そうすると、教育費の計画を立てる時間もなくなるもの。しかし子どもが中学生以降になれば塾費用の負担が大きくなったり、数年後には大学費用が待ち受けています。
日本政策金融公庫の「令和3年度 教育費負担の実態調査結果」によると、4年間の大学の入学費用と大学費用の平均は以下の通り。
【大学費用】入学費用と4年間の学費
国公立:約481万円
私立文系:約689万円
私立理系:約821万円
上記の入学費用には、たとえば「受験費用」であれば受験したすべての学校・学部にかかるものや受験料や受験のための交通費・宿泊費なども含まれているため、金額が多めにはなっており、個人差があります。
しかし特に大学費用などはまとまった金額を準備する必要があるため、早くからはじめれば、それだけ長い期間をかけてコツコツと備えることができるでしょう。
教育費に備える方法としては、学資保険や貯蓄、また児童手当も利用できます。
「児童手当」は3歳未満は一律月1万5000円、3歳以上小学校就学前までは月1万円(第3子以降月1万5000円)、中学生は一律月1万円支給されるもの(※所得制限対象の方は特例給付で一律5000円、2022年10月より目安年収1200万円以上で廃止)。
たとえば児童手当をすべて貯めれば、生まれた月により個人差はありますが約200万円貯められます。
【児童手当】0~3歳まで1万5000円、3歳~中学生まで1万円の場合
0~3歳未満:1万5000円×12カ月×3年=54万円
3歳以上~中学生:1万円×12カ月×12年=144万円
54万円+144万円=198万円
※生まれた月により金額は異なります
0歳から始めれば約18年かけて備えればいいですが、遅くなればなるほど年数が減り貯めるべき金額が増えるため、早くから計画すればよかったと後悔しています。
1人目育児「やっておけばよかった後悔」3.もっと外に行けばよかった
幼児教育・保育の無償化の対象は0~2歳では住民税非課税世帯のみとなっており、0~2歳で預けるには保育料がかかります。
共働きが増える一方で、保育園へ行かずに自宅でお子さんを見る方もいると思いますが、そうなると自分で出かけなければなかなか他の人と触れ合う機会がないですよね。
「大人と話したのはこの1週間で宅配便の方だけ…」なんてことも特に乳児期はよくあります。
子育て支援センターや児童館、育児サークルなど子どもと一緒に遊べる場所は多岐にわたりますが、1人目だと赤ちゃんが愚図ったり泣くことを気にしたり、また筆者のように人見知りだと行きにくかったりするでしょう。
ただ、同じくらいの子を持つママと悩みを共有できたり、支援センターに常駐する方に相談できたりと、思いきって行ってよかったと思うこともあります。ママが人見知りでも、時には子どものほうが他の子と遊び交流することもあるでしょう。
3児を育てながらさまざまな場所へ行ってみて、1人目のときからもう少し行っておけば気分転換になったかなと思いました。
ママの負担にならない程度に外へ出かけてみるといいでしょう。
日々育児をしているとなかなか難しいかもしれませんが、毎日どこかでリラックスする時間も取り入れながら、1人目育児を楽しんでくださいね。
参考資料
日本政策金融公庫「令和3年度教育費負担の実態調査結果」(https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/kyouikuhi_chousa_k_r03.pdf)
内閣府「児童手当」(https://www8.cao.go.jp/shoushi/jidouteate/index.html)
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