1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

30~40歳代女性にフリーランスが向く理由2つと注意点3つ

LIMO / 2022年11月28日 6時50分

30~40歳代女性にフリーランスが向く理由2つと注意点3つ

30~40歳代女性にフリーランスが向く理由2つと注意点3つ

フリーランスの年収はいくら?

30〜40歳代女性の中には「家事や子育てと仕事を両立したい」と考える方も多いのではないでしょうか。

とはいえ、企業や公的機関などに勤務していると、子ども関係の用事に対応しにくい、子どもの預け先がないなどの問題も出てくるでしょう。

あるいは、夫の転勤に合わせて、長年勤めてきた職場を退職する方もいます。

そこでおすすめできる働き方としてフリーランスが挙げられます。フリーランスは働く時間や場所などを自分で決められるため、ライフスタイルに合った働き方も可能です。

本記事ではフリーランスとは何か解説した上で、30〜40歳代女性にフリーランスをおすすめできる理由や注意事項などについて解説します。

フリーランスとは。職種も紹介

フリーランスとは企業や公的機関などに所属せず、自分のスキルや経験などを武器にして仕事を請け負っている人たちのことです。

フリーランスは企業や個人と案件、もしくはプロジェクト単位で契約を結び報酬を得ます。

案件やプロジェクトの期間はさまざまで、1カ月のみのものや1年以上続くものもあります。

フリーランスと相性のよい職業は多くありますが、在宅で働きたい方にはWeb系がおすすめです。

「SEやプログラマー、Webライター、Webデザイナー、動画編集」などの職業は完全在宅の求人も多い傾向にあります。

また、在宅にこだわらなければ、「講師や司会、カメラマン、コンサルタント」などもフリーランスと相性のよい職業です。

30~40歳代女性にフリーランスがおすすめできる理由2つ

30〜40歳代女性にフリーランスがおすすめできる理由について説明していきます。

フリーランスをおすすめできる理由1 .勤務時間や働く場所に決まりがない

内閣官房日本経済再生総合事務局は「フリーランス実態調査結果」を公表しています。

それによると、フリーランスという働き方を選択した方の半数以上が自分の仕事スタイルで働きたいと考えていることが分かりました。

出所:内閣官房日本経済再生総合事務局「フリーランス実態調査結果」

フリーランスを対象にした求人の多くが成果報酬型であるため、定まった勤務時間はありません。

クライアントに期日までに成果物を納品すればよいため、都合のよい時間に仕事を進められます。

こうした柔軟な働き方が可能であることから、家を空けることなく、かつ勤務時間を気にせず働くことも可能です。

また、子どもの急な体調不良で仕事を休んだり、学校行事などに合わせて休みを調整したりする必要もありません。

フリーランスをおすすめできる理由2 .自分の特技や前職での経験を仕事に活かせる

子どもを育てたり、家事をしたりしながら自身のキャリアを開拓していくことは簡単ではないはずです。

経済産業省中部経済産業局 「女性の就業意識に関する調査報告書」では、多くの女性が仕事をする上で通勤のしやすさや給与額、都合に合わせて勤務できるかなどを重視していることが明らかにされています。

経験やスキルのある女性たちが自分のキャリアを断念したり、活躍の場が限られたりすることはもったいないことです。

フリーランスであれば前職を活かした仕事や、自分の特技を活かした働き方も実現しやすいでしょう。

たとえば、フリーランスで司会業やラッピング講師、前職で取得した資格を活かしてWebライターとして活動している30〜40歳代の女性もいます。

30~40歳代女性がフリーランスを目指す際の注意点3つ

ただし、フリーランスにはメリットだけでなく、デメリットがあることも見落としてはいけません。

フリーランスに転身したい方は以下の注意事項について確認しておくようにしてください。

フリーランスの注意点1.金銭面での不安が大きい

同調査によると、フリーランスとして働く上での障壁として「収入が少ない・安定しない」と回答した方は全体の6割近くという結果でした。

ここで、フリーランスの年収事情について確認しておきましょう。

出所:内閣官房日本経済再生総合事務局「フリーランス実態調査結果」

上記のグラフによると、フリーランスの年収は「200万円以上300万円未満」が最多。

また、100万円未満、および100万円以上200万円未満の年収のフリーランスをあわせると、フリーランスの半分以上が年収300万円以下です。

国税庁長官官房 企画課 「民間給与実態統計調査」によると、30〜34歳女性の平均年収は322万円、35〜39歳女性の平均年収は321万円。また、40〜44歳女性の平均年収は324万円、45〜49歳女性の平均年収は328万円です。

30〜40歳代でフリーランスに転身した場合、年収が同世代の平均を下まわる可能性が高いと考えられます。

フリーランスの注意点2.会社員と比較して将来もらえる年金が少なめ

以下の図で説明されているとおり、厚生年金にも加入できる会社員とは異なり、国民年金にしか加入できないフリーランスは老後に受給できる年金額は少ない傾向にあります。

出所:日本年金機構「年金制度のポイント」

国民年金は満額支給されたとしても月額6万4816円(令和4年度)ですので、夫の年金があったとしても少々心もとないかもしれません。

30〜40歳代であれば老後の資金を貯める期間は十分にありますので、定期預金の他にもiDeCoやつみたてNISAなども検討してみることをおすすめします。

フリーランスの注意点3.自宅に子どもがいると仕事ができないこともある

幼い子どもが自宅にいると仕事が思うように進まないため、完全在宅ワークのフリーランスの方の中にも保育園や幼稚園を利用している方は多いです。

また、子どもをもつフリーランスの方の悩みの種となるのが、幼稚園や小学校の長期休暇です。

この期間は子どもが一日中自宅にいるため、子どもの相手をしたり、食事の用意をしたりしていたら仕事ができないまま日が暮れてしまうことも。

子どもの長期休暇中は仕事の量を減らしたり、早朝に仕事をしたりと工夫している方も多いです。

フリーランスで重視されるのはスキルや経験

フリーランスとして働く上でもっとも重要なものはスキルや経験です。案件によっては前職での業務経験や保有している資格が考慮されることもあります。

そのため、社会人としての経験がある程度ある30〜40歳代女性はフリーランスとして重宝される傾向にあるといえるでしょう。

ただし、フリーランスは「誰もが安定した収入を得られるわけではない」などのデメリットもあるため注意が必要です。

後悔する状況を回避するには、パートとフリーランスの両立から始めてみることをおすすめします。

フリーランスとしての適正や仕事の雰囲気などを確認した上で、フリーランス一本で働くかどうか検討してみてください。

参考資料

内閣官房日本経済再生総合事務局「フリーランス実態調査結果」(https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/miraitoshikaigi/suishinkaigo2018/koyou/report.pdf)

経済産業省中部経済産業局 「女性の就業意識に関する調査報告書」(https://www.chubu.meti.go.jp/b32jinzai/jinzai_bank/anketo_zyosei.pdf)

国税庁 長官官房 企画課 「民間給与実態統計調査」(https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2021/pdf/002.pdf)

日本年金機構「令和4年4月分からの年金額等について」(https://www.nenkin.go.jp/oshirase/taisetu/2022/202204/040103.html)

日本年金機構「年金制度のポイント」(https://www.mhlw.go.jp/content/000341071.pdf)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください