【WBC】侍ジャパンが対戦する「チェコ共和国」ってどんな国？ 中国だけでなく、日本の実業団チームにも勝利

2023年3月8日に開幕した、「ワールド・ベースボール・クラシック」（以下、WBC）。

日本は11日19時から、東京ドームでチェコ共和国と対戦します。

サッカーでは、2000年代にイタリア・セリエAのユヴェントスなどで活躍した、パベル・ネドベド氏が有名ですが、野球の実力はどうなのでしょうか。

欧州の中央に位置する「チェコ」

チェコは欧州の中央に位置し、ドイツ、オーストリア、ポーランド、スロバキアに囲まれた内陸国。人口1051万人（2022年3月時点）で、日本の5分の1ほどの面積となっています。

首都のプラハは、街全体が世界文化遺産に登録されており、映画『レ・ミゼラブル』に登場する「プラハ城」や、モルダウ川にかかる最古の橋「カレル橋」などが観光スポットとして有名ですね。

通貨はユーロではなく、チェコ・コルナ。ちなみに1チェコ・コルナは6.12円（2023年3月10日時点）です。

アマチュア選手が大半を占めるチェコ代表

20カ国が参加するWBC。世界野球ソフトボール連盟（WBSC）の欧州加盟国からは、イタリア、イスラエル、オランダ、チェコ、イギリスの5カ国が出場します。

出所：@BaseballCzech（https://twitter.com/BaseballCzech）

チェコ代表は、別の仕事をしながら国内リーグでプレーするアマチュア選手が大半を占めています。その中で唯一のメジャーリーグ経験者は、オークランド・アスレチックスなどに在籍をした、エリック・ソガード内野手。

出所：チェコ共和国【公式】（https://twitter.com/JpCzechRepublic/status/1634022504703627266）

2022年9月にドイツで行われた予選では、初戦のスペイン戦に7-21で敗れたものの、その後は、フランス（7-1）、ドイツ（8-4）に勝利。本戦進出がかかった試合でスペインに勝利を収めて、東京ドームで行われるWBCの一次ラウンドに進みました。

出所：@BaseballCzech（https://twitter.com/BaseballCzech）

3月に宮崎県で行われた練習試合は4勝1敗。都市対抗野球大会に出場経験のある、宮崎梅田学園（7-5）やJR九州（9-4）に勝利していることから、決して油断はできない相手と言えるでしょう。

中国に勝利したチェコ

チェコのWBC開幕戦となる中国戦は、8-5で勝利。

初回に無死1、3塁のチャンスを作ると、エラーと犠牲フライで2点を先取。3回にはマテイ・メンシク外野手のソロ本塁打でリードを広げて試合を優位に運びましたが、3点リード（4-1）で迎えた7回、中国に4点を返され逆転を許してしまいました。

追い詰められた1点ビハインドの9回。1死2、3塁のチャンスを作ると、6番指名打者のマルティン・ムジーク内野手が試合を決める本塁打を放ち、劇的な勝利を収めました。

ネット上では、チェコの戦いぶりに「これは要注意チームだ」「結構強い」「かなりレベルが高い」といった具合に、強さに驚くコメントが多く見られています。

侍ジャパンはどのように戦うのか

いかがだったでしょうか。

今回は日本が対戦する、チェコ代表について紹介しました。

侍ジャパンとの試合は、どんな展開になるのか今から楽しみですね。

参考資料

@BaseballCzech（https://twitter.com/BaseballCzech）

チェコ共和国【公式】（https://twitter.com/JpCzechRepublic/status/1634022504703627266）

外務省ホームページ『チェコ共和国』（https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/czech/index.html）