クレハのEV関連材料に注目
LIMO / 2017年12月21日 8時15分
クレハのEV関連材料に注目
2018年3月期見通しは上振れ可能性大
クレハ業績回復の要因は?
11月8日に発表されたクレハ(4023)の2018年3月期・第2四半期累計(4-9月期)決算は、前年同期比+15%の増収、同+61%の営業増益、同+89%の親会社株主に帰属する当期純利益増益となりました。また、通期業績予想も新たに上方修正されています。
同社は、2016年3月期、2017年3月期と連続で業績低迷を余儀なくされました。しかし今期に入ってからは、次のような好転の兆しが見えてきています。
生分解性プラスチックとして開発されてきたPGA(ポリグリコール酸)について、シェールオイル掘削材料としての市場化が見え始めたこと。
赤字の続いた炭素繊維によるフェルト製断熱材が、中国での需要急回復により今期から黒字転換していること。
農薬除草剤については、同社がドイツの大手化学会社に出荷している除草剤原体の出荷が回復に転じたこと。
こうした改善・回復にNewクレラップの販売好調が加わり、業績が上振れる可能性が高いと予想されます。
今後の期待分野は?
同社の次の成長ストーリーは、電気自動車(以下、EV)関連材料の展開にかかっていると考えられます。カギとなるのは以下の分野における拡大です。
EVの電気回りに使われるエンジニアリングプラスチックのポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂「フォートロンKPS」
EVの肝であるリチウムイオン2次電池の電極(負極、正極)のバインダーに用いられるポリフッ化ビニリデン(PVDF)樹脂「KFポリマー」
本稿は「個人投資家のための金融経済メディアLongine(ロンジン)」記事のダイジェスト版です。全文は以下からどうぞ(有料記事)。
>>クレハ(4023)の2018年3月期見通しは上振れ可能性大。EV関連材料に注目(https://www.longine.jp/abstract?id=3627)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
株式市場は大荒れの様相…投資のプロは3万6000円~4万2000円を予想
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月18日 9時26分
-
会社四季報秋号の今期予想営業利益は全産業で9.2%増 会社計画より業績予想が強気な社数は710社に増加
PR TIMES / 2024年9月16日 0時40分
-
最新・四季報で集計「業績上振れ期待度」ランキング 2024年度の"滑り出し"が計画よりも好調な企業は?
東洋経済オンライン / 2024年9月13日 9時0分
-
【販売価格8万円】ソニーPS5大幅値上げに「3つの要因」…迫りくる「Nintendo Switch後継機」の脅威も
集英社オンライン / 2024年9月5日 8時0分
-
今買いたい日本株:9月配当、高配当×好業績のお宝株5選
トウシル / 2024年8月27日 17時59分
ランキング
-
1ゆうちょ顧客情報を不正流用 日本郵便、かんぽの保険営業に
共同通信 / 2024年9月21日 18時30分
-
2「100円マック」も今は昔 値上げしたマクドナルドなぜ好調? コスパ重視の客には500円台のセットで対応
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月22日 6時15分
-
3NYタイムズ「2番目に行くべき」効果か、盛岡市の外国人宿泊客数が前年比9・5倍
読売新聞 / 2024年9月21日 22時45分
-
4フランフランが「若年女性」人気を総取りするワケ アインHDによる買収を経て、再成長できるのか
東洋経済オンライン / 2024年9月22日 8時0分
-
5渋谷・おしゃれ飲食街の「インフレ」が進む"裏事情" 立ち飲みのワイン1杯1200円も躊躇なく飲む若者たち
東洋経済オンライン / 2024年9月21日 9時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください