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【株主優待の王者】イオンの株主になりたい! 3つのポイントをチェックしよう

LIMO / 2018年1月1日 17時20分

【株主優待の王者】イオンの株主になりたい! 3つのポイントをチェックしよう

【株主優待の王者】イオンの株主になりたい! 3つのポイントをチェックしよう

2017年後半株式市場は好調に推移しました。この流れを受け、2018年こそは株式投資を始めたい!と思っている人もいらっしゃるかもしれませんね。

どの株を買うかとなると、値上がり益を狙える株はどれか、配当金が多いところはどこか……などと悩んでしまいますが、まずはお得な株主優待のある銘柄にしよう、という人もいるでしょう。そこでお正月のこの機会に、「優待王者」といっても過言ではないほど個人投資家からの人気が高いイオン(8267)の株主優待をチェックしてみましょう。

イオンの株主優待は「オーナーズカード」が人気

イオンの株主になると、年2回配当金がもらえるほか、長期保有株主優待制度も用意されています。とはいえ、最も個人投資家が魅力を感じているのは、100株以上保有する株主を対象とした優待カードで、イオングループでのお買い物がお得になる「オーナーズカード」ではないでしょうか。

この「オーナーズカード」、何がすごいかというと、利用対象会社・店舗で買い物をした際、会計前にレジでオーナーズカードを提示して、現金・WAON(イオンの電子マネー)・イオンマークのカードによるクレジット払い・イオン商品券・イオンギフトカードで支払いをすると、保有している株数に応じて3%、4%、5%、7%のキャッシュバックが受けられるのです(キャッシュバックは3月1日~8月末日の利用分は10月、9月1日~2月末日の利用分は4月になります)。

しかもこの特典は、毎月20日、30日の「お客さま感謝デー」にも受けることができます。利用限度額は半年間で家族カード利用分と合わせて100万円までです。

現金での返金があるというのはなかなか魅力的ではないでしょうか。近くにイオンがあるなら、考えてみる価値のある株主優待といえる理由はこうした点にもあります。

ちなみに配当金については、2018年2月末の株主に対して1株当たり15円が予定されています。

イオン株主になって株主優待を受けるために知っておきたい3つのポイント

ポイント1 2018年2月23日までに株を買う

さて、このオーナーズカード、どうすればもらえるのでしょうか。直近であれば、2月末の株主名簿に載っている株主がその対象となります。2月末の株主名簿に載るためには、2018年2月23日(金)までに証券会社を通じてイオン株の買い付けを完了していなければなりません。これは株主名簿に載るまでに、約定した日から3営業日かかるためです。

今はイオンの株主ではないけれど株主優待をもらいたい、ということであれば、2018年2月23日までに買い付けを終えておきましょう。「まだ来月末か……」と思われるかもしれませんが、もし証券会社に口座を持っていなければ口座開設にも時間が必要です。また、この機会を逃すと次のチャンスは8月末になってしまいます。

なお、株主優待でオーナーズカードをもらうには、100株以上保有しなければなりません。2017年12月22日の終値は1,912円でしたから、この時点の株価であれば、100株保有するのに20万円弱が必要ということになりますね。

ポイント2 そのまま持ち続けてもOK。2月26日に売却しても株主優待はもらえる

さて、イオンの株主としてオーナーズカードの権利を得たあと、株はどうするべきでしょうか。

まず前提としておさえておきたいのは、2月23日までに株を買い、2月末の株主名簿に載って受け取ることができるオーナーズカードの有効期限は半年(8月末まで)だということです※1。もし、9月以降の半年の優待を受けたいなら、8月末の株主名簿にも名を連ねる必要があります。

株を売ってまた買い戻すといった手間を考えれば、株を持ち続けるという考え方もあります。持ち続ける間は株価の変動リスクを負うことになりますが、株式売買手数料を支払う必要はありません。

一方、2月23日の翌営業日となる2018年2月26日(月)に売却しても2月末の株主名簿には載りますので株主優待は手に入れることができます。9月以降もオーナーズカードの権利が欲しいということであれば、8月末の権利確定日までに再びイオン株を購入する必要があります※2

※1 新規株主の場合、オーナーズカードが届いてからの利用になるため、利用可能期間は短くなります。

※2 保有株式を全部売却した後、再購入した場合で次の株主権利確定日の株主名簿に同一株主番号で登録されると、売却前に発行されたカードを継続して利用できます。 一方、次の株主権利確定日において、証券会社から受け取る株主の登録情報の変更等により株主番号が変更になった場合や株主権利確定後に再購入した場合は、いずれも売却前に発行されたカードは株主権利確定日の翌日より無効となり、新規株主として新しく発行されたカードとなります。詳しくはイオンのホームページなどでご確認ください。

ポイント3 イオンの業績をアナリストはどう見ているのか

株主優待がきっかけで、イオンの株を長期にわたって保有することになる個人投資家もいるかもしれません。業績も少しチェックしておきましょう。

まず、2018年2月期Q2累計(3-8月期)の業績は、営業収益(売上高にあたります)が対前年同期比+1%増、営業利益が同+18%増の850億円、経常利益が同+17%増の856億円、親会社株主に帰属する四半期純利益(以下、当期純利益)は42億円(前年同期は▲53億円の当期銃損失)でした。

ちなみに営業収益は第2四半期の過去最高収益であり、営業利益、経常利益も最高益を更新しています。

通期の会社予想を見ると、営業収益が同+1%増、営業利益が同+8%増の2,000億円、経常利益が同+7%増の2,000億円、当期純利益は同+33%増の150億円となっています。

小売業に詳しいアナリストは、イオンの業績のポイントについて、次のようにコメントしています。

「同社の本業であるGMS事業の回復を実現できるかが最大のポイント。意外に知られていないのですがイオンのGMS事業は2018年2月期上期では営業損失の状況。2017年2月期通期の決算でもGMS事業で連結の営業利益が1,847億円のうちわずか25億円に過ぎません。

同社の収益は総合金融、ディベロッパー事業などが柱となっており、これらの収益規模を維持しながら、GMSの業績改善を達成することが株式投資家の最も期待すべきことでしょう。仮にそれが実現できるのであれば、同社の利益規模はさらに拡大させることが可能と見ています」

1月にはQ3の決算発表が行われる予定です。もしイオンの株主になることを検討するのであれば、業績も一度チェックしてみるとよいかもしれません。

なお、イオンの個人株主になるメリットやオーナーズカード入手までの手続きなど、詳細については、イオンのホームページ(https://www.aeon.info/ir/individual/dividend.html)などもあわせてご確認いただければと思います。

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