掛金って? 始めかたって? iDeCoのしくみを知っておこう!
LIMO / 2018年1月20日 17時20分
掛金って? 始めかたって? iDeCoのしくみを知っておこう!
ますます広がりを見せる個人型確定拠出年金、通称iDeCo(イデコ)。あなたの周りでも「将来のために」とiDeCoを始める人がいるのではないでしょうか。しかし、iDeCoって何がいいのかが理解できていない人や、そもそもどういうしくみなのか詳しくはわからないという人も多いかもしれませんね。そこで今回は、iDeCoのしくみとiDeCoの始めかたについてご紹介します。
iDeCoの基本的なしくみ
ご存じの通り、iDeCoは確定拠出年金の個人型のものとして広く普及し始めた制度です。簡単に言えば年金として将来お金を受け取るために今のうちから資産形成をしようという趣旨の制度なので、将来の年金額となる原資となる掛金が毎月必要となります。
毎月一定の金額を掛金として積み立てて、いくつかの金融商品で運用しながら運用益とこれまでの積み立て分を年金として受け取るというもので、投資信託や定期預金、保険商品などで運用します。やはり将来的に年金として受け取るための資産形成ですから、比較的安全性の高い金融商品が中心となります。
これらの金融商品は自分で選ぶことができますので、たくさんの収益を取りたいと思うのであれば投資信託など収益性重視の金融商品を中心に選択し、安全に手堅く運用したいという人は定期預金や保険商品などの元本確保型の商品を中心に選択するのがよいでしょう。
これらの運用スタイルは後々変更することもできます。環境が変わったり、自分の考え方や方針が変わったりすることもありますよね。iDeCoは一度運用内容を決定したら放ったらかしにするのではなく、定期的に内容を見直していくことも重要です。
iDeCoの掛金には上限がある?
さて、先ほどお伝えした毎月一定額積み立てていく「掛金」ですが、これには上限があります。また、その上限金額は加入者によって異なるため、自分がいくらまで毎月拠出できるのかをきちんと把握しておく必要があります。
たとえば専業主婦の方は毎月2.3万円まで、年間27.6万円まで拠出することができますし、自営業の方は毎月6.8万円、年間81.6万円まで拠出することができます。このように、拠出金額の上限が加入者によって異なるので、ここでしっかり確認しておきましょう。
自営業:月6.8万円、年間81.6万円(ただし国民年金基金に加入している場合、拠出金額上限は国民年金基金の拠出額と合算)
企業年金なしのサラリーマン:月2.3万円、年間27.6万円
確定給付企業年金なしで企業型確定拠出年金に加入しているサラリーマン:月2万円、年間24万円
確定給付企業年金ありで企業型確定拠出年金にも加入しているサラリーマン:月1.2万円、年間14.4万円
確定給付企業年金ありで企業型確定拠出年金に加入していないサラリーマン:月1.2万円、年間14.4万円
公務員等:月1.2万円、年間14.4万円
専業主婦等:月2.3万円、年間27.6万円
iDeCoを始めるために
iDeCoをいざ始めてみようと思ったら、まずはiDeCoを取り扱っている金融機関に専用の口座を開設する必要があります。これがいわゆる運営管理機関というものです。金融機関によって運用商品のラインナップや手数料などが大きく異なるため、きちんと中身を調べてから口座開設する必要があります。iDeCoの口座は1つしか開設できませんし、一度開設してしまうと変更にはかなりの手間と時間がかかりますので、しっかり吟味して信頼できる金融機関を選んでくださいね。
iDeCoを始めてみよう
将来の年金、不安に思っている人が多いと思います。そんな不安をサポートしてくれるのが、このiDeCoという商品で、国ばかりに頼らず自分たちで年金を育てていこうというものです。早いうちから少しずつ積み立てを行うことで、将来の安心を育てていくことができますよ。一度調べてみてはいかがでしょうか。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
息子が小さな個人会社に就職したため「厚生年金」などには入っていないようです。将来のために自分で入ることを勧めるべきでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年9月14日 6時10分
-
パート先の時給が上がり「年収130万円」を超えてしまいそうです。ママ友に「iDeCoで年収を減らせる」と聞いたのですが、どういう仕組みですか? 扶養を抜けなくても良いのでしょうか…?
ファイナンシャルフィールド / 2024年9月11日 4時30分
-
iDeCoを50代で始めるのは遅くない! 見逃せない大きなメリットとは
MONEYPLUS / 2024年9月8日 7時30分
-
「今から、お金を増やすには⁉」40~50代からでも遅くない。資産づくりで「いちばん最初にすべきこと」
OTONA SALONE / 2024年9月1日 15時30分
-
NISAとiDeCo、節税メリットが大きいのはどっち?
トウシル / 2024年8月24日 8時0分
ランキング
-
1高齢者のダイエットは危険!実は寿命を削ってしまう可能性もあることが判明
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年9月19日 11時0分
-
2日系企業、社員の一時帰国容認も=邦人に募る不安―中国・男児襲撃事件
時事通信 / 2024年9月19日 21時1分
-
3マイナ保険証では"大損"する人が続出…廃止される健康保険証だけに記載された最重要情報で医療費は雲泥の差
プレジデントオンライン / 2024年9月19日 10時15分
-
4「タイミー」上場後初の決算で株価大幅下落のナゼ 小川代表は競争激化を否定、見えてきた課題は
東洋経済オンライン / 2024年9月19日 8時0分
-
5ローソン、107円になる「長すぎるパン」を発売 「大きすぎるパン」も KDDIと共同開発した背景
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月19日 16時44分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください