家の外で鳴いていた、怯える2匹の子猫 保護から2年後の成長姿に「胸がジーンとする」
LIMO / 2023年11月30日 7時55分
家の外で鳴いていた、怯える2匹の子猫 保護から2年後の成長姿に「胸がジーンとする」
猫の飼育費用事情についてもご紹介
兄弟猫ちゃんの「すくすくと成長した姿」がX(旧Twitter)で注目を集めています。
投稿したのは、X(旧Twitter)ユーザーの「@luna7taka9」さん。
当ポストには2023年11月26日時点で860件を超えるいいねが集まり「本当に立派になったね」「飼い主さんの愛が伝わって来て、胸がジーンとしました」といったコメントが寄せられるなど話題となっています。
また後半では、猫の飼育費用事情についてもご紹介します。
※ポストの画像は【写真つきで記事を読む】をご参照ください。
※今回ご紹介するポストは、投稿者様の掲載許可を頂いております。
そっくりな2匹のグレー猫ちゃん「成長姿」が話題に
「立派になった背中」というコメントとともに投稿されたのは、2枚の写真でした。
写っているのは「カイ」くんと「グリ」くん。2023年5月に推定2歳を迎えた兄弟猫ちゃんです。
2匹は元保護猫で、子猫の頃に投稿主さん家族の一員になりました。保護当時、家の外で猫が鳴く声が聞こえたという投稿主さん。外に様子を見に行くと、2匹が草むらで怯えていたといいます。
1枚目には、そんな2匹の子猫時代の姿がおさめられています。小さな身体とフワフワで愛らしい背中が印象的。仲良く外を眺めているようです。
そして2枚目には、すくすくと成長を遂げた2匹の姿がありました。2年前と変わらないポジショニングで外を眺めていますが、その背中からは勇ましく落ち着いたムードがただよいます。
カイくんとグリくんが日々おうち暮らしを満喫していることや、たくさんの愛を受けて過ごしていることがうかがえる2枚に、自然と心が温まりますね。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
「たくさんの愛を受けて大きくなったと思うと…」たくさんの反響
2匹の成長ぶりが伝わる写真は、Xで大勢の心をくすぐったようです。
投稿には「本当に立派になりましたね」「成長しても仲良くて、ホッコリしました」など、癒された人からの声が続出しました。
ほかにも「ママさんの愛をたくさん受けて大きくなったと思うと、胸がジーンとします」など、心を動かされた人からの感想も寄せられています。
カイくんとグリくんは「シンクロ率の高さ」がポイント!
ツイートの投稿主さんに、飼育されている5匹の猫ちゃんについてお話をうかがいました。
――普段はどのような子ですか?
普段はそれぞれ、お気に入りの場所で眠っています。
家に帰ると、その日によって違いますが、扉の前で誰かが待っていて、可愛い声で鳴いてくれます。
――自慢のポイントは何ですか?
ご飯の時は、きちんと座って待ってから食べます。
――その他、記事の読者の方にアピールしたいポイントはございますか?
カイとグリのシンクロ率の高さです。
以上、SNSで話題の猫ちゃんでした。
猫の飼育費用事情:キャットフード価格は上昇傾向
それではここから、「ペットの猫」に関する経済事情について見ていきましょう。
一般社団法人ペットフード協会はペット関連企業のマーケティング施策や商品開発を後押ししたり、ペットの飼育率向上を図るため、全国犬猫飼育実態調査を行いました。
「令和4年 全国犬猫飼育実態調査」によると、猫の飼育経費は以下のように推移しました。
※数値は毎月の支出額平均
獣医にかかる医療費
2017年:2528円
2018年:2412円
2019年:3016円
2020年:2918円
2021年:3367円
2022年:2392円
猫の保険
2017年:2096円
2018年:1729円
2019年:2349円
2020年:1758円
2021年:2731円
2022年:2069円
市販の猫主食用キャットフード
2017年:2293円
2018年:2599円
2019年:2745円
2020年:2673円
2021年:2978円
2022年:2877円
市販の猫おやつ用キャットフード
2017年:1095円
2018年:1092円
2019年:1303円
2020年:1241円
2021年:1346円
2022年:1356円
上記データを見ると、2017年から2022年の6年間で「猫主食用キャットフードにかかる毎月の支出額平均」「猫おやつ用キャットフードにかかる毎月の支出額平均」がそろって約25%増加したことがわかります。
アパート・マンションなどの居住環境や飼育費用が猫を飼うハードルに
同調査では猫を飼う上での阻害要因に関するアンケート調査も実施されました。
「猫を飼いたいと思いながらも現在飼育していない理由」として、以下のような回答ランキング結果(複数回答可)となりました。
1位・29.7%:集合住宅(アパート・マンションなど一戸建てでないもの)に住んでいて、禁止されているから
2位・21.1%:世話をするのにお金がかかるから
3位・20.7%:別れがつらいから
4位・20.2%:旅行など長期の外出がしづらくなるから
5位・18.9%:死ぬとかわいそうだから
上記のように、1位は居住環境の事情、2位は経済的事情と、現実的な理由が続きます。
猫の飼育費用が高まる中、SNSコンテンツは「飼いたいけど飼えない人」にとってありがたい?
同調査では「現在猫を飼育していないものの、今後飼育する意向がある人」について、飼いたいと思ったきっかけに関しても調査され、結果は以下のような回答ランキング結果(複数回答可)となりました。
1位・47.6%:生活に癒し・安らぎが欲しかったから
2位・28.8%:過去に飼育経験があり、また飼いたくなったから
3位・15.7%:生活を充実させたいから
4位・14.4%:愛情をかけて世話をする対象が欲しかったから
5位・13.3%:周りの人が飼っているのを見て羨ましいと思ったから
これを見ると「生活に癒し・安らぎが欲しかったから」が47.6%と、圧倒的な回答比率となっています。
前述したように、様々な理由で飼いたいのに飼えない人がいる中、費用や制約なしで手軽に猫の癒しを感じられる写真や動画は「かゆいところに手が届くコンテンツ」として、注目を集めやすいのではないでしょうか。
参考資料
@luna7taka9(https://twitter.com/luna7taka9/status/1728184069442474042)
一般社団法人ペットフード協会「令和4年 全国犬猫飼育実態調査」(https://petfood.or.jp/data/chart2022/index.html)
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