【超絶スーパーカー】日本初公開されたパガーニのウアイラ・ロードスターとは?
LIMO / 2018年1月17日 12時10分
【超絶スーパーカー】日本初公開されたパガーニのウアイラ・ロードスターとは?
約2億8000万円もするスーパーカーを製造するパガーニ社
幕張メッセで1月12日~14日にかけて開催された「東京オートサロン2018」で、パガーニのウアイラ・ロードスター(HUAYRA ROADSTER)が日本初公開された。価格は税別で228万ユーロ(約2億8000万円)と超高額なスーパーカーで、100台の限定発売。
製造・販売を行なっているのは、イタリアに本社がある自動車メーカーのパガーニ・アウトモビリ社。代表はオラチオ・パガーニ氏で、ランボルギーニのカウンタックのデサイン担当や、フェラーリのF1エンジンコンポーネンツの金型設計、生産に協力し、1999年にパガーニのゾンダC12をジュネーブショーで発表した。
ゾンダはさまざまなバリエーションが存在しているが、他に類を見ない独特なスタイリングが特徴。ウアイラ・クーペはゾンダの後継モデルとして2011年にワールドプレミアされた。その後、2016年にはウアイラBCが、2017年にはウアイラ・ロードスターが登場。ウアイラ・クーペよりも挑発的で、ウアイラBCよりもエレガントなのがウアイラ・ロードスターだ。
パガーニ・アウトモビリ社の代表、オラチオ・パガーニ氏が登壇
「初めて手にしたバイクはホンダで、クルマはトヨタでした。それ以降、日本の美について感銘を受け今日に至ります。今年でパガーニ社は20周年を迎え、明日(1月13日)は東京ショールームをプレオープンすることができるのは、非常に喜ばしいことです。日本はアジアの中でも一番大切な市場なのでこれからも最善を尽くし、クルマの製造を行いたいと思います。家族経営で始まったパガーニですが、おかげさまで毎年20%の増益になっています。レオナルド・ダ・ヴィンチが私に教えてくれたように、美の追求、そして最高級のテクニック、それがイタリアの文化だと思い、それをひとつのクルマにまとめました」
ウアイラ・ロードスターはクーペに比べて80kgも軽量
ウアイラ・ロードスターはクーペに比べて軽量だ。そんなことを言うと、オープンカーなので屋根がないから軽くなるのは当たり前じゃないかと思いがちだが、屋根があることでクルマはボディ剛性を保つことができるのだ。だから単純に屋根を取り払ってしまうと、ボディ剛性が著しく低下してしまい、ハイパワーなクルマだととても危険な状態になる。
そのため、シャシーを補強する必要があり、クーペに比べてカブリオレは重くなるのが一般的。実際にランボルギーニのアヴェンタドールのクーペとロードスターの車両重量を比較すると、ロードスターの方が重く、メルセデス・ベンツやBMWでは、カブリオレのほうが100kg以上も重い。
それだけにロードスターのほうが軽いというのは驚異的なことなのだ。しかも剛性にはおいては、52%も増加しているというから、ウアイラ・ロードスターが驚くべき進化をとげているのがわかる。
異例とも言える軽量化を実現できたのは複合素材を採用したこと
ウアイラ・ロードスターは、カーボンファイバーとチタニウムの複合材であるCarbon-TitaniumとCarbon-TriaxHP52からなるモノコック構造とし、さらにCrMoVanadio製のスチールパイプをフロントとリアのフレームに採用している。
Carbon-Titaniumを自動車業界で史上初めて採用したのが同社のゾンダ・チンクエだ。この新世代の複合材は屈曲性に優れており、航空業界やF1で使われている最先端の複合材よりも軽量。また、サスペンションの素材には、軽量アルミニウム合金のHiForgを採用。これらの素材をウアイラ・ロードスターに使うことで、軽量化を達成できたのだ。
また、ルーフトップは、カーボンとガラスからなる取外し可能なハードトップと、ファブリックとカーボンのソフトトップが標準装備される。
エンジンは、メルセデスAMGがパガーニのために開発したものを搭載。ロードスターに似合うエンジンサウンドを生み出すためにも、排圧を低減するように排気システムを研究し、最適なスロットルレスポンスを実現させている。最高出力は775ps/6200rpm、最大トルクは102kgm/2400rpmと、クーペよりもパワフルになっている。
欲しい! と思った方もなかにはいるとは思うが、ウアイラはクーペもロードスターも即完売しているから残念!
【ウアイラ・ロードスター】
エンジン: メルセデスAMG M158型6.0リットルV型12気筒ツインターボ
総排気量:5980cc
最高出力:775ps/6200rpm
最大トルク:102kgm/2400rpm
車両重量:1280kg
ホイール:APP鍛造アルミ(フロント20インチ/リア21インチ)
ミッション形式:AMT次世代7速AT
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
高性能4シーターオープン、メルセデスAMG『CLE 53カブリオレ』発売、価格は1400万円
レスポンス / 2024年11月22日 15時15分
-
“45年ぶり”マツダ「サバンナGT」復活!? まさかの「オープン仕様」&斬新“レトロ顔”がサイコー!ワイドボディも魅力の「RXカブリオレ」とは?
くるまのニュース / 2024年11月22日 14時10分
-
メルセデスAMG『GT』新たなエントリーモデルが登場、電動ターボ搭載で約1600万円から
レスポンス / 2024年11月15日 19時30分
-
BMW M2クーペ(G87)試乗記・評価 「サーキットで乗ってみたい!」クルマ好き女子が試乗!
CORISM / 2024年11月9日 19時8分
-
レクサス「新型スポーツカー」公開に反響多数! 5リッター「V8」搭載の「美麗クーペ」に「欲しい」の声! パフォーマンス強化の最上級クーペ「LC」米国に登場で話題に
くるまのニュース / 2024年11月9日 16時10分
ランキング
-
1とんでもない通帳残高に妻、絶句。家族のために生きてきた65歳元会社員が老後破産まっしぐら…遅くに授かった「ひとり娘」溺愛の果て
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月21日 8時45分
-
2紅白「旧ジャニ出演なし」に騒ぐ人の"大きな誤解" 出演しない理由についての報道の多くがピント外れ
東洋経済オンライン / 2024年11月22日 13時30分
-
3ブラック工場勤務なのに総資産1億円! 大台を達成した30代に教えてもらった7つの“節約テク”
週刊女性PRIME / 2024年11月22日 9時0分
-
4ファミマの「発熱・保温インナー」はヒートテックより優秀? コンビニマニアが比較してみた
Fav-Log by ITmedia / 2024年11月21日 19時55分
-
5「合コンも仕事のつもりだった」20代で“年収1,000万”稼ぐ彼氏の苦しすぎる浮気の言い訳に唖然
日刊SPA! / 2024年11月21日 15時51分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください