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ワンオペ看病 その大変さと心構え

LIMO / 2018年1月24日 17時20分

ワンオペ看病 その大変さと心構え

ワンオペ看病 その大変さと心構え

インフルエンザなどが流行るこの時期、ワンオペでお子さんの看病をされる方も増えると思います。子育ての中で最も大変ともいえる子どもの看病。ワンオペで行う大変さと心得をまとめました。

ワンオペ看病の大変さ8つ

まずは大変さを8つご紹介します。

家事は増えるが時間がない

汗をかく子どもの着替えや、嘔吐した場所の掃除に洗濯、看病食作りなど、看病中は普段よりも家事が増えます。とはいえ子どもの方は具合の悪さから愚図ったり、そばにいてほしいというので家事の時間はなかなかとれません。

買い物に行けない

看病中はいつも以上に買い物に行く必要が増えます。たとえばスポーツドリンクやうどんが不足したり、苦い薬を飲ませるための練乳やアイスが必要になるなど。熱のある子どもを連れては行けないので、パートナーの帰りを待つしかなくなります。

薬をあげるのに一苦労

薬嫌いの子どもは多いですよね。特に抗生物質には苦いものもあり、飲ませるのに一苦労。アレコレ混ぜて試行錯誤したり、スポイトで口の奥へ流しこむことになりますが、ギャン泣きのなかやっと飲ませることに。これを日に2〜3回となると薬の時間は憂鬱になります。

受診が難しい

インフルエンザなどの流行期は、受診の予約をしても1〜2時間待ちはザラということも。受診のタイミングも子どもの場合は判断が難しいものです。

きょうだいがいれば、一緒に連れて行くことに。きょうだいが元気な場合、病院で騒ぐのを止めなければなりません。逆に子ども全員病気でも、グッタリした子どもを連れて行くのは一苦労。6歳長男がグッタリして歩けなくなり、2歳0歳も病気のときは一人ずつ車内から病院へ運んだ経験が筆者にもあります。

相談する人がいない

受診の判断も自分一人でしなければなりませんが、子どもの場合は判断が難しいのも事実。赤ちゃんや子どもは自分の病状を説明できませんし、子ども独特の病気もあります。また、小さな子どもで怖いのが脱水です。

あれこれ悩んで病院に行き、結局何もなかったということもあれば、脱水気味で点滴をしたり、入院となった経験が筆者にもあります。

精神的に疲れる

病気中は子どもがずっとグズグズしたり、大泣きをすることも。1日中機嫌の悪い子どもに、親は心配で気が張り詰めっぱなしになります。同時にずっとグズグズに付き合っていると、精神的に引きずられ疲れきるのも確かです。

小さな子どもは4〜5日から10日間熱を出すこともあり、これがきょうだいとなると看病期間も長期に。この間外出などの気晴らしもできません。

眠れない

1日の中でも夜間は熱が高くなりやすく、咳の回数も増えます。高熱のため寝苦しい、咳き込んで苦しいなどで子どもが起きてしまい、なかなか寝付けなくなります。子どもが起きなくても、咳や声に敏感に反応して目が覚めるので親は寝た気がしません。

他のきょうだいの相手ができない

2人以上をワンオペ育児していると、元気な子どもの相手をできません。また元気な子どもは騒ぐので、病気にかかっている子どももなかなか休めません。きょうだい同時に病気になればそれぞれ甘えたくて親のとり合いとなり、「寂しい」を連呼されます。

ワンオペ看病の心得3つ

さて、大変とはいえワンオペ看病はしなければなりません。病気中の子どもの心身のケアは自分にかかってますし、長期にわたる可能性もあります。ワンオペ看病を乗り越えるための心得を3つご紹介します。

きちんと食べる

看病中は普段の育児以上に大変な一方、気晴らしができません。子どもが心配で食欲がない、子どもの前でご飯を食べにくいという人もいるでしょう。

ですが一番困るのは、親に病気がうつることです。親にうつれば看病も育児も満足にできませんし、親に元気がないと子どもも気落ちします。食べることは楽しみの一つでもありますので、肉を食べたりご褒美スイーツなどで心身ともに力をつけて看病にのぞみましょう。

健康な家族の家事は極力しない

健康な家族分の家事は、極力しない方法を選択しましょう。看病中一番大切なことは、病気の子どもの看病と心のケアです。家事をしているとどうしても付き添う時間が減るので、付き添い第一でいきましょう。また、看病中は夜間救急に駆け込むということもあります。親の体力第一ですので、休めるときにしっかり休むことを優先しましょう。

心配なら相談や受診を

子どもの病状を誰にも相談できないのは困りものですよね。前もってどのような状態なら受診が必要なのか、医師に聞いたり調べておきましょう。迷ったら一人で抱え込まず、肉親や小児救急電話相談(♯8000)に相談を。何もないのが一番良いことなので、恥ずかしいからと躊躇せず受診するのも手です。普段から受診しやすい小児科選びもしておきましょう。

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