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留学で見たアメリカのスーパーマーケット事情 サイズ感だけではない違いがたくさん

LIMO / 2023年12月13日 20時35分

留学で見たアメリカのスーパーマーケット事情 サイズ感だけではない違いがたくさん

留学で見たアメリカのスーパーマーケット事情 サイズ感だけではない違いがたくさん

【LIMO・U23編集部】アメリカと日本のスーパーの違いを紹介

日本ではすっかりおなじみのアメリカ発祥の会員制倉庫型店コストコ。食品は日本のスーパーでは考えられないほどの規模で売っていて、商品を買わずとも見ているだけで楽しめますよね!

私は先月からアメリカ留学を開始しており、近くのスーパーに行ってみたところ、まるでコストコのように量が多いだけではなく、各商品の種類も多かったです。お店全体クリスマスムードなのも相まって、非常に楽しい空間です。

反面、たくさんある中から自分の欲しいものを見つけ出すのが大変で、ただの食材の買い出しにもかかわらず2時間ほどかかってしまいました。今回はそんなアメリカでのお買い物事情について紹介します。

カートの大きさがまるで違う

epic_images/shutterstock.com

まず、スーパーに入って驚くのが日本ではよく目にする買い物かごがないことと、買い物カートの大きさ。

カートだけで日本の平均的なダイニングテーブルほどの大きさがあり、「こんなに大きい物必要ないよ!」と思うほどです。

しかし、スーパーの中に入っていくと、それほど大きなカートから、あふれるほど商品を入れている人たちでいっぱいで、大きさに納得がいきます。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

商品の量も種類が豊富

Sundry Photography/shutterstock.com

実際に商品を手に取ろうとすると気が付くのが、量と種類の多さ。

どの生鮮食品も基本的には1ポンド(=約450g)当たりの値段が表示されていて、1つずつの値段で表示されているものはほとんどありません。

牛乳

特に日本との違いを感じるのが、牛乳コーナーです。

基本的にハーフガロン(1.89L) 1ガロンもある

基本的にハーフガロン(1.89L)で販売されているので、日本の1Lの牛乳と比べてかなり大きく感じます。

さらに1ガロンの牛乳も販売されていて、手に取ってみると筋トレに使えるんじゃないかと思うほどの重量感です。

脂肪分や配合の違いなどで種類がたくさん!

量だけではなく、種類も豊富です。

日本では、牛乳は普通の牛乳と低脂肪乳の2種類が定番かと思いますが、アメリカでは、Whole Milk, Reduced 2% Milk, Low Fat Milk, Fat Free Milk, そしてLactose-Free Milkなど脂肪分の違いだけでたくさんの牛乳があります。

さらに、それぞれビタミンDが配合されているもの、オメガ3脂肪酸入りのものなど種類が細分化されているので、初めてスーパーに行った日は1つ牛乳を買うだけでかなり時間がかかってしまいました。

これは、さまざまなバックグラウンドや事情を持った人が集まるアメリカならではの種類の豊富さだと思われます。

お惣菜

marimos/shutterstock.com

よく行く安いスーパーでは日本と変わらず、パック詰めのお惣菜が売られています。しかし、「スーパーマーケット成城石井」「紀ノ国屋」のような高級路線のスーパーでは、セルフバイキング式で売られています!

アメリカに住んでいた経験があるLIMO・U23編集部メンバーの話によると、対面販売も印象的だったようです。

筆者の留学期間中は、コロナの影響があってか、パック詰めされているお惣菜も多かったので、社会変化によって販売形式が変わってきている可能性を感じました。

食べ物の保管・販売方法

「日本は衛生管理レベルが高い国」とよく聞きますが、アメリカでのモノの売られ方に驚く場面もあります。

果物、野菜は山積みされているのですが、そこに虫が飛んでいる姿が日常茶飯事。日本では、虫1匹でクレームにつながるため信じられない光景でした。

筆者はちょっと怖いので、袋に入っているものを買うようにしています……。

お会計での違い

2p2play/shutterstock.com

先ほども触れたとおり、野菜や果物が個数ごとではなく重量ごとに異なるため、レジには測りがついています。

バーコードを読み取るか、レジで商品名を登録した後に、重さをはかって実際に支払う値段が決まります。

また、アメリカでも多くの方がマイバッグを持ち歩いているように思います。

有料のバッグに関しては、プラスチックと紙袋の2択があるのですが、紙袋を選ぶ人が多いように思います。

お買い物事情の違い

Sundry Photography/shutterstock.com

お買い物頻度に差がある

日本で家族と暮らしている時は、ほぼ毎日スーパーに行き、その日の夕食に必要なものをメインに買い物をしていました。

日本で行われた調査でも、6割以上の人が2~3日に一回は買い物に行くと回答するなど、日本ではこまめに買い物に行く傾向があることがわかります。

一方で、アメリカで行われた調査によると、アメリカ人の買い物に行く回数は1週間に1.6回という結果がでました。

買う量が多いため冷蔵庫がぎゅうぎゅう

確かに、ルームメイトも頻繁に買い物に行くのではなく、週末に車でスーパーに向かい、一週間分の食材を買いためています。アメリカのお買い物事情から、一度に販売されている物の量が多いそうです。

そのため、寮の冷蔵庫はいつもぎゅうぎゅう詰めになっています。

買い出しにいくタイミングをずらすことで、冷蔵庫になにも入らないという事態を防いでいますが、それでもなお冷蔵庫にどう収納するか頭を使います。

スーパーのチラシにも特徴が出ている

これらの違いはスーパーから出ているチラシにも現れていて、日本の一般的なスーパーは日によってお得なものが変わるのに対し、アメリカのスーパーでは1週間ごとにお買い得商品が変わります。

異文化を学べる楽しい留学生活

お買い物をするだけでも日本とアメリカの文化の違いを感じることができました。

異文化を知ることができ、とても楽しい留学生活を送れています。

これからもアメリカで見つけた日本との違いを発信していければいいなと思っています!

参考資料

「働くママによる日常の買い物頻度は2~3日に1回。2人に1人がネットスーパー・食材宅配サービス利用中!」(2022年7月29日)PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000083.000017571.html)

The Motley Fool「The Average American Spends This Much Driving to the Grocery Store 」(https://www.fool.com/the-ascent/personal-finance/articles/the-average-american-spends-this-much-driving-to-the-grocery-store/)

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