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Z世代に聞いた飲み会が苦手な理由10選! お酒が飲めない人も多い

LIMO / 2023年12月16日 20時35分

Z世代に聞いた飲み会が苦手な理由10選! お酒が飲めない人も多い

Z世代に聞いた飲み会が苦手な理由10選! お酒が飲めない人も多い

人間関係、苦手意識、お金の問題… 飲みニケーションの悩みはたくさん

お酒の好き嫌いは世代関係なくあり、飲み会への意欲も個人差があります。忘年会や新年会は人によっては嫌な季節です。

一方で、飲みニケーションに関する話題が挙がった際、Z世代の低意欲問題や認識の乖離について話がされがちです。若手とコミュニケーションを図る絶好の機会が春ごろまで続くため、離職率を下げるための対策を慎重に考えていきたいところです。

そこで、インターン生で構成されるLIMO・U23編集部のうち20歳以上のメンバーで、お酒が苦手な理由について議論。出てきた意見や体験談を整理しました。

人間関係にまつわる理由

emma/istockphoto.com

理由1:シラフから見て別人格だから

私はお酒がアレルギーレベルで飲めないので、お酒の場にいてもソフトドリンクを飲みます。そのため、ひとりだけシラフで周りが酔っている状態になることが多いで、状況がすごく冷静に見えています。

そのときにいつも思うのが、酔っているときは、そうでないときと別人格だなということです。ここで仲を深めても、再びその人格が出てくるまで、同じ距離感で話はできません。

理由2:お酒が入っている時しか仲良くなれない

飲みの席ですごく話しかけてくれたので、別のお酒の入ってないときに話しかけたらとても他人行儀だったことで苦手になりました。お酒を入れないと仲良くなれないのは、本当には仲良くなれない証拠だと思っています。

理由3:苦手な話ばかり繰り返され、前に進んでいない

飲み会での話がいわゆるZ世代が苦手な「プライベートな話」か、共通の「仕事の話」になりがちな気がしています。

「彼氏いるの?」みたいなプライベートな話とかが苦手な人もいるし、「今こういうの言うとセクハラなんだよねー」と気を使われるのも含めて、「うまく反応できなくてごめんなさい」ってなります。

仕事の話の場合は、経験的には愚痴や自慢になるか大きすぎる夢になるかです。「これ前も言っていなかったっけ」と感じてしまい、変わっていないことにモヤモヤしてしまいます。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

飲み会・お酒自体の苦手意識にまつわる理由

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理由4:飲み会慣れしていないため、楽しみ方がわからない

コロナ禍で大学生になり、コロナがマシになったとともに卒業しそうな現役大学4年生です。

ゼミ・サークルの有無やアルバイト先、居住地などで異なるとは思いますが、私の世代(23卒・24卒・25卒)は、ほかより「飲み会慣れしていないのではないかな」と感じています。

学生時代の飲み会をあまり経験していないからです。場所にも慣れていません。

理由5:「お酒自体」も飲まない人も多い、詳しくもない

男女問わずお酒を飲まない友達が多くて、私自身も飲めないわけじゃないけれど特別なときしか飲みません。なにを飲みたいとかも特にないんです。同世代の友達と話す時も、苦手意識を感じている人が多い印象です。

「上司のお酒を注ぐ」とか「席の順番」とか「話題の選び方」とか、なにもかもわかりません。調べても情報に限度がありますが、「マナーがなってない」とか思われそうだし、怖いです。

加えて、昔からSNSやドラマなどから「上司との飲み会は苦痛である」という先入観を持っているため、ここまで苦手意識が強くなっているのかもしれません。

補足:お酒に関するデータ

出所:日本インフォーメーション株式会社「Z世代のイマ ~アルコールとの距離感~ Z世代にとって飲み会は、多様な楽しみ方で参加する食事会!」(2023年12月1日)PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000048646.html)

日本インフォーメーション株式会社では、20歳〜26歳1800人を対象に飲み会について調査。お酒が好きではない人が4割以上いることが明らかになっています。

メリット・デメリットにまつわる話

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理由6:お金の無駄と感じる

「夜にわざわざ居酒屋へ行くより、値段安く美味しいご飯食べられるお店あるよね」と思ったりします。会社で飲み会に行くとなった場合、お酒を飲まない人は割高です。

飲む場合でも、友達と飲み会費用の話で「ランチだったら3~5回くらい行けるよね」っていう話になったりします。ランチも男子学生には「コスパの点ではわかるけど、友達とランチ行こう! とはならない」と言っていましたが……。

理由7:時間の無駄と感じる

飲み会一回行くと2〜3時間、「2軒目行こう!」と言われると+1~2時間が必要です。

私の周りは「時間がない」と言っている人が多いです。そもそもZ世代は、タイパ(タイムパフォーマンス)を意識していると言われているため、時間意識が厳しめなのかもしれません。

「プライベートの時間を大切にしたい」という人も多いです。

飲み会に行っても気を使う・使われる気まずい時間もあるため、「その時間で別のなにかをした方がいい」と感じている人も多いです。

理由8:介抱に回ることになる

emma/istockphoto.com

先輩の完全お酒飲まない男子(00年生まれ社会人)は、「男女問わず飲みすぎた人の相手をするのが無駄に感じる。介抱係になるのもだし、話をするのもだし、明日には覚えていないし……」と言っていました。

理由9:行くメリットがわからない

仲のいい友達と行くなら、お酒を飲まなくても美味しいものを食べたり楽しい話をして盛り上がったりします。だから、飲み会に苦手意識はありませんし、むしろ積極的に参加したいです。

でも会社だと、よくわからないマナーや慣習がありそうで面倒だし、気を遣ってばかりで全く楽しくないし、拘束時間も長い。すぐ思いつくだけで、これだけのデメリットがあるのに、メリットが思いつきません。

逆に、お酒の場で仲が深まる雰囲気もなければ、仕事の悩みを打ち明けられるわけでもないため、メリットが思いつきません。

しいて言えば「あの子は参加した。参加しなかった」という話になった際に、一応は参加者でいられることでしょうか。しかし、そもそも任意参加でお酒の場で強制力が働くのってよくないですよね。

理由10:残業していたほうがマシ

正直とても参加したくないです。むしろ一人で残業していたほうがお給料ももらえますし、よほどマシだと感じてしまいます。私は仕事とプライベートはきっぱり分けたいという気持ちがとても強いです。

会社で不慣れなうちに不慣れな場に行く心もとなさ

出所:国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」(2023年9月)(https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2022/pdf/002.pdf)

概ね90年代後半生まれまでを指すZ世代。その大半は、まだコミュニケーションのための飲み会にお金をかけて気にならない給料を稼いでいません。

国税庁が2023年9月に発表した2022年の年齢別平均給与によると、20代前半で273万円、20代後半で389万円です。

出所:株式会社ライボ「Job総研による『2023年 忘年会意識調査』を実施 実施5割超え コロナ前の水準に回復も“必要性”には賛否」(2023年11月20日) PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000189.000013597.html)

そのためか、株式会社ライボの調査では、会社経費で参加できることが多い忘年会については、ほかの年代と比べて参加意欲が高いことが分かっています。

慣れない会社。慣れない飲み会。と不慣れな状況が続く中でお金や時間等の負担もあるとなると、敷居の高さを感じてしまうのではないかと考えられます。

参考資料

日本インフォーメーション株式会社「Z世代のイマ ~アルコールとの距離感~ Z世代にとって飲み会は、多様な楽しみ方で参加する食事会!」(2023年12月1日)PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000048646.html)

国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」(2023年9月)(https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2022/pdf/002.pdf)

株式会社ライボ「Job総研による『2023年 忘年会意識調査』を実施 実施5割超え コロナ前の水準に回復も“必要性”には賛否」(2023年11月20日) PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000189.000013597.html)

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