12月の大掃除・引っ越し準備! SDGs達成のために私たちができる7つのこと
LIMO / 2023年12月19日 20時35分
12月の大掃除・引っ越し準備! SDGs達成のために私たちができる7つのこと
環境にやさしく年を締めくくろう
忙しい時期に舞い込んでくる大掃除。ライフステージの変化に伴って引越しをすることも多く、春に向けて今から少しずつ準備を進める家庭もあるでしょう。
世界中でSDGsの達成と重要性が叫ばれる中、大掃除と引越しも「環境にやさしい」ことがひとつのポイントとなっていきます。「企業が取り組むもの」ではなく、自分事として取り組んでいきたいところ。
これから大掃除・引越しをする機会があったなら、SDGsを意識して取り組んでみてはいかがでしょうか。あまりお金をかけずにできる取り組みもたくさんあります!
環境にやさしい大掃除のポイント
普段はやらない場所まで念入りに清掃する大掃除。特に引越しとセットの場合、これまでお世話になった感謝の意味も込めて部屋の隅々まで掃除をするのではないでしょうか。
また、同時に不用品の整理をする人も多いでしょう。
しかし、環境にやさしい大掃除は、ただ部屋を綺麗にしたり、不用品を捨てたりすればいいというものではありません。そこで環境にやさしい大掃除のポイントを解説します。
環境にやさしい掃除用具を選ぼう
掃除用具にも環境にやさしいものを選んでみましょう。
重曹やセスキ炭酸ソーダは、環境にやさしいだけでなく汚れを落ちも抜群。皮脂や油など酸性の汚れに効果を発揮します。
酸性のクエン酸は、水垢などのアルカリ性の汚れに適しています。
そのほかにも、環境に優しい自然派洗剤がバラエティショップやネットで手にはいります。
不用品はチャリティやリユースを検討しよう
引越し&大掃除は、家にある不用品を整理するチャンス。全てをゴミとして処分するのではなくチャリティやリユースを検討してみましょう。
チャリティのポイント
衣類やおもちゃ、生活用品の寄付を募っているNPO法人などもあります。基本的に送料は自己負担になりますが、不用品で人助けができます。
すべて送っていいわけではありません。対象のものを送りましょう。
衣類・家具回収のポイント
不用となった衣類や家具の回収サービスを提供している企業もあります。家具の回収をおこなっているのは、ニトリやIKEA、そして通販大手のベルメゾンなどです。諸条件は企業により異なるため、公式サイトを確認してみましょう。
常設で衣類回収サービスをおこなっているのは、UNIQLO・GU・無印・ZARA・洋服の青山・H&Mなどがあります。
自社のブランドの衣類のみの回収対象としている企業もありますが、H&MやZARA、洋服の青山などは他社の製品でも回収可能です。
多くは店舗にある回収ボックスに入れる仕組みとなっていますが、各店舗によって条件があるので事前に確認しましょう。
上記にあげた以外にも、家具や衣類の回収サービスを提供している企業が増えています。
買取のポイント
リサイクルショップに買取して貰ったり、フリマアプリに出品したりするのもおすすめです。
出張買取を利用した場合には、基本的に査定員が運び出しをしてくれます。その前に搬出経路は確保しておきましょう。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
環境にやさしい引越しのポイント
次に環境にやさしい引越しのポイントをまとめてみました。
消耗品の備蓄は減らしていこう
トイレットペーパーや洗剤といった消耗品を備蓄している家庭も多いでしょう。引越しの前には消耗品の備蓄は減らしておくのがおすすめです。
荷物の容量を減らすことで、引越し料金が安くなり、無駄な梱包材もでません。引越しが近づいたら消耗品はなるべく買わず、備蓄を消費するようにしましょう。
食品や調味料は使い切ろう
食品や調味料も引越し前になるべく使いきっておきましょう。
特に生鮮食品などは、梱包に悩む人もいるはずです。調味料も変質や液漏れが気になります。
引越しの1ヶ月前になったら、食材の購入は計画的におこなうようにしましょう。半月をきったら、買い置きはしないほうが賢明です。
環境に配慮した引っ越し業者を選ぼう
環境に配慮した引越し業者を選ぶのも大切です。
例1:オンライン完結見積もりの実施
オンライン完結の見積りを推進している企業もあります。これにより営業担当の車移動が不要となり二酸化炭素の削減が可能です。
ペーパーレスの取り組みは、資料のデジタル化により紙資源の節約につながります。
例2:環境にやさしい素材を使う
使用する梱包材は使い捨てではなく反復資材などを使っている業者もあります。
繰り返し使用できるから、ゴミも出ず環境にやさしい仕様です。搬出物に合わせた多用な反復資材を使うことで、作業効率が高く作業時間も短縮も期待できるようです。
例3:エコドライブなどを心がける
たとえば、エコドライブでは温室効果ガスの排出量削減ができます。
また長距離引越しの場合、トラック輸送だけでなく海上コンテナ輸送・鉄道コンテナ輸送へ切り替える鉄道・船舶を利用した輸送形態へ切り替える「モーダルシフト」に取り組んでいる企業もあります。
鉄道輸送はトラックを使用するよりもコスト削減でき、二酸化炭素排出量の削減にも効果的です。
このように企業をあげてSDGsに取り組んでいる引越し業者を選ぶといいでしょう。
使ったダンボールはエコボックスやリサイクルボックスへ
引越しの際に使うこととなったダンボールは、捨てたりせずにエコボックスやリサイクルボックスへ出しましょう。
リサイクルボックスなどは、公共施設等や民間団体が設置をしています。ダンボールをリサイクルすることで、ゴミの排出量を減らせます。
エネルギー効率を意識しよう
引越し先の新居では、エネルギー効率を意識した設備を活用しましょう。省エネ家電の利用、断熱性の高い窓などはエネルギー効率を高めるために有効です。
また、家全体のエネルギー消費を把握して電気の利用を最適化できる、住宅用HEMS機器の採用もおすすめです。エネルギー効率を意識することで、環境にやさしい引越しが可能となります。
参考資料
環境省「『エコドライブ10のすすめ』の改訂について ~地球と財布にやさしいエコドライブを始めよう~」(https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/ecodriver/point/)
環境省「モーダルシフト・輸送効率化による低炭素型静脈物流促進事業」(https://www.env.go.jp/content/900468390.pdf)
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