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【独自調査】Z世代は無気力系って本当? Z世代の言い分・考察

LIMO / 2023年12月20日 20時35分

【独自調査】Z世代は無気力系って本当? Z世代の言い分・考察

【独自調査】Z世代は無気力系って本当? Z世代の言い分・考察

無気力といわれる要因はどこに? 見えてくる「Z世代は無気力系」の実態

「Z世代はやる気がない、無気力だ」といったニュアンスの意見をよく耳にすると思います。しかし、世代差による価値観の違いである可能性も否めません。

職場で頭を悩ませることが多い若手の無気力感。特にこの先、忘年会、新年会、歓迎会と続くだけにギャップを感じやすいかもしれません。なぜそのように感じてしまうのでしょうか。

本記事では、インターン生で構成されるLIMO・U23編集部で「Z世代は無気力系が多いのか?」をディスカッション。意見を整理しました。

Z世代に無気力系が多いのは本当だと思いますか?

KEIGO YASUDA/shutterstock.com

本当だと思う人の意見

意見1:自分で変えていく意識がある人が少ないから

体感的な総数は半々くらいだと思います。無気力な人は、「自分が何か行動しなくても、他の人が活動的に動いているからその人たちに任せればいいや」と思っているんだと思います。

自分が必死にならなくても、生まれた時から(他国と比べるとまだ)経済は悪くないし、社会保障はある程度整っているし、権利が当たり前に与えられているから、「自分たちで変えていこう」という意識が少ないのかなと思います。

意見2:行動しても何も変わらない空気感があるから

パッと見た感じ、無気力系が多いような気がしています。

「行動しても何も変わらない」という雰囲気に包まれているからだと思います。不安定な世の中というのを認めたうえで、一種の諦めがあります。

一方で、恵まれた今の状況も要因のひとつだと思います。例えば、「社会保障もあるし、衛生的だし、サブスクで余暇も楽しい」「仕事はとてもブラックというわけではない」という感じですね。

今の不安定さは変わらないだろうし、「その中で生活できたらいい」と考えている人が多い気がします。

意見3:欲があまりないからかも

wakashi1515/shutterstock.com

人によると思いますが、「プレゼントはなにをあげよう?」「欲しい物ある?」「食べたいものは?」という話になった時に、「欲しいものないよね」という話になりました。

低コストで品質のいい商品やサブスクサービスがあるほか、無料でも楽しめるものも多く、「安く楽しめるものが多数」あることで、物欲などがなくなったのではないでしょうか。

意見4:やらないことはとことんやらないから

無気力系が多いというよりは、やる気のあることと無気力なこととの差が激しい人が多いのかな〜という印象があります!

興味のあることや好きなことには一生懸命に打ち込むけれど、そのほかのことには興味がないから最低限の労力しか割かない、という表現だと分かりやすいでしょうか……。

意見5:スマホで努力しなくても手に入るものが多いから

興味のないことに関しては、確かに無気力な人が多いと思います。デジタルネイティブであり、スマホさえあれば何の苦労もせずにいくらでも楽しいコンテンツが手に入ります。

だから、「頑張って」なにかを「しなくてはいけない」という状況が苦手、という人が多いのではないでしょうか。

違うと思う人の意見

OneLineStock/shutterstock.com

意見1:Z世代に限らないのでは?

Z世代が無気力というより、社会全体が無気力に見えるようになったと思います。昔の企業と今の企業の違いから考えてみました。

昔は厳しいノルマが課され、パワハラや法外な残業は当たり前の世界でした。そんな事が当たり前の世界では必死になって働くしかありません。

しかし現代では、そのような企業はかなり減ったように思います。

さらに、男性が育休を取ることが推奨されたり、リモートワーク等、多様な働き方ができるようになったりしました。昔の時代に男性が育休を取ると、やる気のないやつだと思われたのではないでしょうか。

昔の時代を生きた人からすると、今の時代は無気力に見えるでしょう。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

なぜ無気力系だと思われるのだと思いますか?

Alphavector/shutterstock.com

 意見1:この後の経済等の焦りはあるが見えにくいのでは?

就活していた人や就活が終わった同世代の友達と話すと、以下のような話題がよく出てきます。

「自分たちの世代でギリギリかもしれない」

「終身雇用はなくなるから、自分のキャリアを築かないといけない」

「年金は期待できないだろうから、積み立てをしておこう」

「男女問わず、育休を取りたいよね」

「子どもができたときに、やりたい習い事させてあげたいからある程度は稼ぎたい」

考えて行動を選んでいる方が多く、刺激を受けることがあります。

ただ、社会から「変えたい」という気持ちはないという人が多く、世間的には「無気力系」に分類されるのではないでしょうか。

意見2:見えにくいものにお金を使うようになったからでは?

「推しにお金を使いたい!」とか、「旅行や体験型のものなどイベントの経験にお金を使いたい!」と言っている人は多いです。

「消費行動ははっきりしているのかな?」という印象です。ブランド物や車に興味がある人はほんの一部のような気がします。購入した結果物のような物が手元に無く、見えにくいから、無気力に見えるかも。

ただ、周りの環境や地域差、家庭環境などによるとは思います!

意見3:「何事も頑張る」という社会の風潮を肌で感じないからでは?

jesadaphorn/shutterstock.com

「何事も全力で頑張るべき」という社会の風潮が薄れて、好きなことを楽しんで人生を充実させることに重きが置かれるようになったと思います。どこかを切り取ってみたときに、無気力に見える人が増えたのかなと勝手に考察しています。

ワークライフバランスや推し活といった言葉が多用されるようになったことも、それが現れていると思います。

意見4:熱狂的なものとのギャップがすごいからでは?

熱狂的に推し活をしている人も多くいるため、Z世代よりも上の世代は、「その熱量を仕事にも活かしてくれれば……」という意見を持つことがあると感じています。結果、「無気力系が多い」と感じるではないかと考えました。

Z世代は無気力というより、見る角度でそう見えるのかも

Z世代に無気力系が多いことは全員が認めている中で、「Z世代に限らないのでは?」という意見が出てきました。

また、本当に無気力なわけではなく、一部分から見た際に無気力に見えることがあるとする主張が多く挙がりました。

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