【春から大学生になる人必見】アルバイトだけじゃない！イマドキ大学生の「働き方の選択肢」

ギグワーカー、フリーランス、長期インターン、違いを知って自分を磨く！

高校3年生の中には、総合型選抜や推薦型入試で進路が決まり、春から始まる大学生活に期待を持ちながら過ごしている人も多いでしょう。

大学生活は、人生で一番自由に時間を使える時期かもしれません。さまざまな経験をしておきたいですよね。

サークル活動や留学や友達との旅行、推し活など好きな時間を満喫するために一つのポイントとなってくるのが「働き方」だと思います。

筆者は来週社会人になる大学4年生。4年間の大学生活の中で、長期インターン、趣味に関する単発バイト、磨きたいスキルに関する業務委託の仕事など複数の働き方を経験。自分の興味を改めて深掘りするきっかけになり、自己分析が深まったと感じています。

今回は、大学生の「働き方」の選択肢について考えてみます。LIMO・U23編集部員たちの「アルバイト体験」もあわせてご紹介しましょう。

「大学生の働き方」どんな選択肢がある？

大学生で働くには、アルバイト以外にもいくつかの方法があります。

今回の記事ではアルバイト、ギグワーカー、フリーランス、長期インターンについて働き方のイメージや働き方の違いをご紹介。

アルバイト・フリーランス・ギグワーカー、それぞれの違い

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アルバイトとそれ以外の働き方では雇用形態が異なるため、給料や報酬の発生の仕方が異なることが注意点です。

アルバイトは企業と労働者、派遣では派遣会社と労働者の間で雇用関係が結ばれますが、フリーランスやギグワーカーでは雇用関係はなく、仕事を発注する人と仕事をする本人が業務を請け負う契約になります。

フリーランスやギグワーカーでは「雇用関係がない」ため、組織に縛られず自由に働けるというメリットがあります。しかし個人の責任が増えることや「年収の壁」となるラインが異なることなどが挙げられます。

働き方の違いを知りイメージを持つことで、自分の選択肢を広げる一つのきっかけにしていただけると嬉しいです。

※編集部注：外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

大学生の働き方 その1「アルバイト」

大学生がよくやっているアルバイトといえば、居酒屋やファミレスなどの飲食店、塾講師や家庭教師などの教育に関わる仕事などがあります。

アルバイトは企業と労働者の間で雇用関係が結ばれます。また、「1時間いくら」という形で時給が定められ、超過勤務分については残業代としてもらえるというシンプルな給与体制です。

現役大学生が集まるLIMO・U23編集部メンバーに、これまで経験してきたアルバイト先ややりがいを聞いてみました。

【LIMO・U23編集部員】メンバーたちが経験したアルバイト

塾講師

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「時給が高いから、と塾講師をやっていましたが、シフト外の時間で授業の準備をしないといけないなど、ブラックに感じることもありました。」とのことでした。

「教えることが好き」など時給以外のメリットも楽しめる人だと続けられるかもしれませんが、生徒たちの人生を左右する可能性もある、責任重大な仕事です。

歯科医院での医療事務

「医療の知識もつき、人の命に関わることなので責任感と緊張感を持って取り組めて楽しい。やる気のある人におすすめ！」という意見があがりました。

アルバイトを通じて、専門的な知識が身に付くお仕事は魅力的ですね。

【LIMO・U23編集部員】メンバーたちが経験した単発アルバイト

単発バイトに関しても様々な声が。

選挙の受付

前日の会場設営から片付けまでを行う内容で、「同じ年代の人はいませんでしたが、皆さん優しく接してくれました」とのこと。

大学生としては珍しいアルバイトかもしれませんが、居心地の良い空間でレアな経験ができるアルバイトだと楽しいかもしれないですね。

リゾートバイト

温泉旅館などの観光地で行うアルバイト。「板前さんがつくってくれるご飯を食べることができた！」「毎日温泉に入れた」「冬にスキーを楽しみながらバイトできた」など、観光地ならではの経験や人との繋がりも楽しみつつ、働いているという意見があがりました。

旅行が好きな方や期間を決めて珍しい経験をしたい！という方にぴったりかもしれません。

イベントスタッフ

野球場のグッズ販売、ライブのもぎり、座席案内などイベントスタッフをやっている大学生も多く存在します。「音楽好きの友達は音楽がなっている会場で働けるから楽しい！」と話していました。

「野外のグッズ販売担当の時は冬は寒いし夏は暑いから大変だけど、好きなアーティストだと楽しい！」と話していました。

好きなものに溢れたバイトだと、楽しめそうですね。

巫女バイト

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年末からお正月にかけての期間限定の募集が多く、かつ年齢制限もあるレアな巫女バイト。

「伝統的な作法も身について最高でした！」とのことで、立ち方・手の位置・添え方なども学べたことで就活中にも使える知識が身についたとのことでした。

レアなバイトはエピソードにもなりますし、マナーが身につく場合は就活でもリードできるかも！？

テストモニター

受験生が受けるテストを事前に試すアルバイト。これは、筆者も経験したことがあります。

最初はちょっと怪しんでいましたが、テストの正解・不正解が評価されるわけではありません。居眠りをせず、最後まで問題を解くのが苦にならない人なら、結構楽しく取り組めるのではないでしょうか。ちなみに筆者の場合、時給1200円でした。

大学生の働き方 その2「ギグワーク」

ギグワークという言葉を知っていますか？ウーバーイーツなどのフードデリバリーやAmazonの配達員などが身近な代表例ですね。

ギグワークとは、雇用関係を結ばない「単発」かつ「短時間」の働き方のこと。時間や場所を比較的自由に選べるため、自由度が高い働き方と言えるでしょう。

企業に属さないという意味ではフリーランスと似ている部分もありますが、「時間」で拘束されるため高度のスキルを持っていても、労働時間は変わりません。

時間の中で「できる数」をこなしていけば、高収入も目指していくことができます。「時間や場所に縛られたくない人」「自分の中で作戦を立てて検証してみたい人」にぴったりかもしれません。

大学生の働き方 その3「フリーランス」

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フリーランスとは個人で仕事を請け負う働き方です。

発注者からプロジェクト単位で仕事を受け、プロジェクトの完成分報酬が出るという「成果報酬型」がほとんどです。
大学生でフリーランスとなると、動画編集やライターなどが一般的には知られているかもしれません。

雇用関係を結ばないため「場所や時間を問わずに」働ける点がが魅力的な一方で、「責任」も大きくなります。

契約が曖昧だと「もっと完成度の高いものじゃないと報酬を払えない」と言われてしまいいつまで経っても報酬がもらえない可能性や、時給換算すると最低賃金以下になってしまう可能性も。

特に初心者のうちは「アルバイトで稼いだ方がいい」と思うこともしばしばかもしれません。

筆者自身、動画編集を学んだことをきっかけにプロジェクト単位の仕事を経験しましたが、収入面を比較すると時給制の仕事にはかなわず、このスタイルの働き方を続けるには工夫が必要だと学びました。

しかし、フィードバックから学べることも多く、そこからの工夫をして時給を超えた時の喜びは言葉に表せないほどです。
スキルを学び、実践でお金を得るという方法を行うことで、アルバイトとは異なる自力で稼ぐ経験ができ、キャリアの選択肢を増やせるのではないか、と思っています。

大学生の働き方 その3「長期インターン」

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学生が企業で実際に業務に触れて、業務内容や企業理解を深めるための職業体験の機会です。長期インターンに明確な定義はありませんが1カ月以上にわたり開催されるものが「長期インターン」と呼ばれている印象です。

長期インターンには報酬が出るものと出ないものがあり、報酬が出る中にも、時給制のものと、プロジェクトごとの成果報酬型に分かれます。

時給をもらえる仕事はアルバイトと同じように雇用契約を結ぶことが一般的、プロジェクトごとの場合はフリーランスのような働き方になります。

長期インターンでは、アルバイトではなかなか関われない会社の業務の部分を行うことができます。興味のある業界や業種をインターン生としてちょっと覗いてみることで就職活動にも役立てられることでしょう。

長期インターンを行うときは「業務内容」を確認しましょう。営業職が気になるから、営業職の方が多い会社でインターンをしよう！と思っても、インターン生たちに任される業務はSNS発信、など求めている業務と異なる場合も。

長期インターンを選ぶ際には、面接・面談の機会をフル活用して「自分の求めていることが達成できそうか」を知ることが重要です。

ギグワーカー、フリーランス、長期インターン、違いを知って自分を磨く！

大学生ができる多様な働き方を紹介してきました。

フリーランスやギグワーカーは気になってもなかなか踏み出しにくい働き方かもしれませんが、興味あることを少しかじってみると自分の強みや好みがわかるきっかけになると思っています。

この記事が、春から大学生になるみなさんの「自分磨き」に繋がり、キャリアを広げるきっかけになれば嬉しく思います。