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【特養など】介護施設を選ぶ際に「絶対に確認しておくべき4つのポイント」

LIMO / 2023年12月26日 7時30分

【特養など】介護施設を選ぶ際に「絶対に確認しておくべき4つのポイント」

【特養など】介護施設を選ぶ際に「絶対に確認しておくべき4つのポイント」

老人ホーム入居後、後悔しないために。介護施設別の医療ケア体制もチェック!

もうすぐお正月ですね。年末年始は実家に帰省して、親の施設入居について家族で話し合う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで、今回は、介護施設を選ぶ際に絶対に確認しておきたいポイントを4つ紹介します。

老人ホームに入居したあとに「しまった」「知らなかった」と後悔しないためにも、ぜひ参考にしてくださいね。

確認しておくべきポイント 1:施設の経営状況

sukiyaki/shutterstock.com

施設の経営状況は、必ず確認したいポイントです。

万が一、入居後に施設の経営状況が悪化して倒産してしまった場合うと、生活の場を失ってしまう可能性があるからです。

介護施設の経営状況を判断する指標のひとつに「入居率」が挙げられます。

有料老人ホームであれば、一般的には入居率85〜90%が収益 の分岐点とされていますので、低い入居率が続いている場合は注意が必要です。

入居率は施設に尋ねるか、施設の「重要事項説明書」でも確認できるので、ぜひチェックしてみてください。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

確認しておくべきポイント 2:月額利用料 

takasu/shutterstock.com

月額利用料は、施設ごとに含まれるサービス内容により、高額になることがあるため注意が必要です。

例えば、介護付き有料老人ホームは、入居者3名に対して1名の介護・看護スタッフの配置が義務付けられています。

しかし「手厚い介護サービス」を売りにする施設では、基準を上回るスタッフを配置しているため、月額利用料が高くなる傾向があります。

また、オムツ代やその他の日用品、レクリエーションの参加料など、個人の利用状況に応じて加算される費用があることも知っておきましょう。

施設を決める前には、サービス内容やすべての費用を含めた月額利用料の総額を施設側に確認してください。

なお、多くの施設では、利用料の滞納が続くと退去を求める規定を設けています。施設を選ぶ際には、経済状況に合った施設を選ぶことが大切です。

確認しておくべきポイント 3:医療ケア体制

【早見表】介護施設別の医療ケア体制

【表1】介護施設別の医療ケア体制

出所:厚生労働省の資料をもとに筆者作成

医療ケア体制の確認も必要です。医師や看護師の配置基準は施設ごとに異なるため、健康面に不安のある方は、医療ケア体制が充実している施設を選びましょう。

各施設の医師と看護師の配置状況と医療ケア体制は以下の通りです(参照【表1】)。

特別養護老人ホーム

医師の配置:〇

看護師の配置:〇

医療ケア体制:△

介護老人保健施設

医師の配置:〇

看護師の配置:〇

医療ケア体制:〇

介護医療院

医師の配置:〇

看護師の配置:〇

医療ケア体制:〇

介護付き有料老人ホーム(特定施設入居者生活介護)

医師の配置:×

看護師の配置:〇

医療ケア体制:△

認知症 グループホーム(認知症対応型共同生活介護)

医師の配置:×

看護師の配置:×

医療ケア体制:△

看護師の配置義務がある施設でも、夜間は不在というところも多くあります。そのため、昼夜それぞれの看護師の配置人数や夜間対応、急変時の対応方法など詳しい内容まで確認しておきましょう。

確認しておくべきポイント 4:認知症の対応 

認知症のある方は、入居後に認知症が進行した場合の対応方法も確認しておきましょう。

たとえば、認知症の進行により徘徊や暴力行為など、ほかの入居者に迷惑をかける症状が現れると、居室の移動が必要となったり、退去を求められたりすることがあります。

知らなかった!と後悔しないために「施設見学と体験入居」で最終確認を

metamorworks/shutterstock.com

親や家族の希望に合う施設を選ぶには、いくつかの施設を見学することが大切です。

施設に直接行くことで、パンフレットやホームページではわからない施設の実際の雰囲気や様子を確認することができます。

また、複数の施設を見学し、比較することで良い点や物足りない点が明確となるため、納得のいく施設が見つかりやすくなります。

施設見学の際に、確認したいポイントは以下の5つです。

1. 施設までのアクセス・周辺環境

家族や親族の家からの距離

最寄駅から施設までの距離など

   
2. 入居者の様子・生活状況

入居者の表情

髪型や服装に清潔感があるか。

スタッフとのコミュニケーションの様子

男女比、要介護度の人の割合など

3. ケアにあたるスタッフの様子

身だしなみ、言葉使い、挨拶など

4. 居室と設備の確認

居室の広さ、明るさ、収納スペース

リビングや食堂の広さ、雰囲気

音、温度調節、臭い

浴室の数と種類など

5. 食事内容

施設内で調理されているか

味付け

アレルギー、介護食などの対応

食事時間など   

見学の結果「ここに入居したい!」と思う施設が見つかれば、体験入居で実際に施設を利用して最終確認を行うことをおすすめします。

参考資料

厚生労働省:介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)(https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000663498.pdf)

厚生労働省:介護老人保健施設(https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000174012.pdf)

厚生労働省:介護医療院(https://www.mhlw.go.jp/kaigoiryouin/about/)

厚生労働省:特定施設入居者生活介護(https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000648154.pdf)

厚生労働省:認知症対応型共同生活介護(認知症グループホーム)(https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000647295.pdf)

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