【アメリカ留学】寮のルームメイトは必ずしも友だちではない! 関係性を築く方法
LIMO / 2023年12月25日 20時35分
【アメリカ留学】寮のルームメイトは必ずしも友だちではない! 関係性を築く方法
どういう風に仲を深めるの? 困ったことはある? などよく聞かれることを整理
こんにちは。アメリカ留学は3か月目に入り、人間関係もある程度落ち着いてきました。ドタバタ感もあまりなくなり、自分自身やキャリアについて見つめなおしている頃合いです。
特にルームメイトと円満な関係を築くのは、海外で働くならぜひ身につけておきたいスキル。将来のキャリアのためにも、そして円満な寮生活を過ごすためにも、何としても成功させたいものです。
そこで、今回は留学中のルームメイトについてお話していこうと思います。私が大学の寮で一緒に住んでいるのは、ふたりのアメリカ人とひとりのニュージーランド人です。
どういう風に仲を深めるのか
元々3人は1年前から一緒に住んでいて、ルームメイトというより友だち3人で住んでいるような感じだったところに、私が入居してきました。
はじめは、「仲のいい友だちでいるところに入ってしまって申し訳ないな」という気持ちがありました。しかし、私が日本にいるうちから積極的にメッセージを送ってくれて、渡米までに感じていた不安も一緒に解決してくれる優しい人たちでした。
アメリカではじめて会ったときも、一緒に寝具を買いに行ってくれるなど、とても協力的でした。
まずは簡単な挨拶から
一緒に暮らすうえで、基本的な挨拶を心がけています。ビジネスの場においてもそうですが、まずは挨拶からですよね。
これはよりプライベート感のあるルームメイトとの関係においても、変わりないと思います。
朝起きたらGood Morning、寝る前にGood Nightです。そこから会話は広がらないかもしれませんが、挨拶を交わしたのをきっかけに、積極的に話しかけやすい空気ができます。
そこで小さなコミュニケーションを重ねていくことが大切だと考えています。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
普段どんなことを話すのか
日常生活に関する話題が多い
ルームメイトとは普段、「その日一日になにがあったのか」や「自分たちの家族について」などを話します。
「授業で先生に褒められた」、「あんまりうまくいかない一日だった」、「来週2つもテストがある」など些細なことを報告し合い、一緒に喜んだり、お互いを慰めたりしています。
英語や文化に対する知識も教えてくれる
会話の中で私が言葉に詰まったときは、なにを言いたいのかを察して、言い方を教えてくれます。私にとっては、英会話の練習時間になっています。
ほかにも、部屋で課題をしていて、アメリカ社会や文化に対する知識が不足しているために分からなくなったときも、ルームメイトに聞けば進んで教えてくれます。ときには聞いたこと以上のことを教えてくれるため、とても勉強になります。
そこから発展して、アメリカと日本の違いについて1時間ほど話し込むときもあります。最近では、アメリカの医療費が高いことで盛り上がりました。
ルームメイトが私のスキルアップを手伝ってくれている感じで、本当にありがたいです……。
一緒に出かけるのか
私の場合はルームメイトとどこかに出かけることはありません。
お互いにそれぞれの授業や課外活動で忙しいこと、興味関心のあることなどが異なるためです。
寮生活をする上で心がけるべきなのは、「ルームメイト=友だち」ではないということです。私が日本の大学で寮生活をはじめるにあたって言われました。
必ずしもルームメイトと友だちになる必要はありません。プライベート的な関係でも、=友達ではないのです。
私の場合は、「同居人以上友だち未満」のような関係性で安定しています。
外出することはありませんが、タイミングが合えば部屋で一緒に映画を見たり、料理を分け合ったりして、同じ時間を過ごしています。
もし誰かが外出したのであれば、その話をして「いいね! 今度友だちと行ってみようかな」という風な反応が返ってきます。
それぞれの交友関係を尊重して、お互いの関係性を築いている感じがします。
ルームメイトとの生活でよくある質問
困ったことはある?
寮生活をしていると、聞かれるのが「ルームメイトとトラブルはないの?」「ふたりで1つの部屋で寝るってどうなの?」ということです。意外と困ったことはありません。
幸い、ルームメイト同士で似たような衛生観念、生活リズムを共有しているからだと思います。
日本の寮にいたときの方が、気を使ったかもしれません。日本特有の気遣いで、「言わなくてもわかるでしょ」という雰囲気をお互いに伝えあい、問題を解決していたからです。
アメリカは、直接問題を指摘し合うため、問題解決が圧倒的に早いです。アメリカ人の全体的な性格傾向や英語の言語としての表現が関係しているのかなと思います。
これはきっと、ビジネスの場でもそうなのでしょう……。
ひとり部屋に憧れることはある?
LIMO・U23編集部からは、日本の大学寮で圧倒的にひとり部屋の人気が集中している話が出ました。筆者の大学も例外ではありません。
しかし、ひとり部屋で生活したいと感じる場面は、思いのほかありませんでした!
今は留学しに来ていて、英語力を高めたいという思いでいっぱいです。「ずっと話しかける相手がいる環境のふたり部屋はいいな」と思います。
就寝や起床のタイミングをお互いに事前に教えているので、うまくいっている部分もあります。
家事分担で文化の違いを感じる場面はある?
今のところ、家事の分担ではあまり文化の違いは感じていません。
部屋の掃除やお皿洗いは気が付いた人がやるルールです。やってくれたことに気が付いたときは「ありがとう」と言い合っているため、その点は日本と同じだなと感じます。
日本の寮にいたときは逆に分担を決めすぎて、分担したはずなのにやらない人がいると、不満が溜まっていきました。
みんなが率先して家事をやっているから成り立っている部分ではありますが、アメリカでの寮生活のほうがいいなと感じます。
ルームメイトとの接し方はその人次第
必ずしもルームメイトと友だちになる必要はありません。しかし、最低限のリスペクトを相手に対して抱き、共に助け合って生きていこうという意識は大事です。
もし寮生活をする中で「ルームメイトとうまくいかないな」と思ったら、相談できる窓口もあります。これから留学を考えていて、ルームシェアに対して不安がある人は、相談窓口の情報を手に入れておくと安心です。
海外で活躍しようと考えている人は特に、相談できるうちに相談して、留学先の人たちをはじめとした海外の人と、うまく交流できるようになるといいのではないかなと思います。
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