【注目決算】富士電機は通期営業利益予想を上方修正、11期ぶりの最高益更新の可能性が一段と高まる
LIMO / 2018年1月29日 17時30分
【注目決算】富士電機は通期営業利益予想を上方修正、11期ぶりの最高益更新の可能性が一段と高まる
2018年1月29日、富士電機は2018年3月期Q3累計(4-12月期)決算を発表した。
9か月累計実績は売上高が対前年同期比+8%増、営業利益が前年同期比+109%増、親会社株主に帰属する四半期純利益が+172%増となった。
セグメント別では、売上高は前年同期に大口案件があった「パワエレシステム・エネルギーソリューション」と「発電」は前年並みに留まったが、それ以外のセグメントは、工場の自動化設備に関連するインバータなどのFA機器やパワー半導体、中国向け自販機の回復などにより、増収を確保している。また、営業利益は、「発電」を除く全セグメントが増益を確保した。
一方、通期会社計画は、前回予想比で売上高が+50億円、営業利益が+10億円、上方修正され、営業利益は、過去最高益(2007年3月期の462億円)を11期ぶりに更新する見通しとなっている。
セグメント営業利益は、「発電」が▲5億円、「消去または全社」が▲5億円、下方修正された一方で、「パワエレシステム・インダストリーソリューション」が+5億円、「電子デバイス」が+15億円、上方修正されている。なお、Q4(1-3月期)の為替レートは、105円/ドル、115円/ユーロを前提としている。
ちなみに、会社予想は上方修正されたものの、IFISコンセンサスに対しては売上高及び各利益項目ともに未達となっている。
今後は、FA機器やパワー半導体の好調が来期以降も継続するのか、また、中国の自販機が本格的な普及期入りに向かうのか、さらに、世界的に需要不振に陥っている火力発電関連事業の動向などを精査していきたい。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
地味な銘柄「三菱鉛筆」1年前から株価が1.7倍&増配を発表、業界1位「パイロット」に迫る勢いの要因は?
MONEYPLUS / 2024年4月25日 7時30分
-
上方修正の「ビックカメラ」下方修正の「ヤマダデンキ」何が家電業界トップ2の明暗を分けたのか
MONEYPLUS / 2024年4月18日 7時30分
-
ファーストリテ、通期純利益を上方修正 海外ユニクロ事業など好調
ロイター / 2024年4月11日 20時0分
-
製造業で決算発表の先陣を切った安川電機、今後の日経平均どう読み解く?
トウシル / 2024年4月11日 7時30分
-
「U-NEXT」好調 課金ユーザー増加、年間1000億円規模に
ITmedia NEWS / 2024年4月10日 16時36分
ランキング
-
1黒田東彦・日銀前総裁「円安は一時的」…NYの講演で見解、マイナス金利解除・利上げは「当然のこと」
読売新聞 / 2024年5月3日 17時45分
-
2円上昇、一時151円台 3週間ぶり円高水準、介入警戒も
共同通信 / 2024年5月3日 22時28分
-
3いなば食品、大炎上も「ほぼ沈黙」の戦略的な是非 「沈黙は金」黙って耐える…のはもう通用しない
東洋経済オンライン / 2024年5月3日 19時30分
-
4インフレ・金利上昇、マンション購入は急ぐべき? 長期では、マンション所有は3つのリスクの塊
東洋経済オンライン / 2024年5月3日 11時10分
-
5東京で「舟通勤」は定着するか? ノー渋滞で快適も、課題は山積み
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年5月3日 8時35分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください