新人研修事業者に聞いた デキる会社員が持っている7つの特徴
LIMO / 2024年1月4日 20時35分
新人研修事業者に聞いた デキる会社員が持っている7つの特徴
入社当日から目立っていた!? すぐ戦力になると確信した会社員とは
会社の中でも、入社当初からメキメキと成果を出す社員がいます。新人研修事業者に聞くと、デキる社員は周りとは明らかに違う行動をするようです。
新年あけて1発目の出勤。気持ちを切り替えて、向き合っていきたい人もいるでしょう。
そこで、本記事では「すぐ戦力になる、デキる会社員の特徴」を伺いました。
デキる会社員が持っている7つの特徴
仕事の内容に詳しいことはもちろんですが、デキる社員はそれだけではないようですここでは、デキる社員が持っている共通する7つの特徴について、新人研修事業者に伺いました。
特徴1:めざす目標がある会社員
「目標」がある社員は、大切にすべき社員です。特に、3年後程度までの目標を持つ社員は、仕事に必要なスキルや、立ち振る舞いを自ら習得していきます。
ノーコストで成長する素質がありますから、会社としては大切に育てていきたいところ。特に、会社の方針と、個人の目標がマッチングしている人は稀な社員です。
特徴2:謙虚さがウリの会社員
謙虚とは、自分の能力・立場を素直に受け入れられるスキルといえるでしょう。
実力がないにもかかわらず、大きな口を叩いたり、自分の能力をひけらかしたりする社員は、将来伸び悩む傾向です。
若いときには、多少の傲慢さも強みのひとつです。しかし、年齢を重ねると自分の能力にうぬぼれてしまい、視野が狭く、質の低い仕事しかできないようになります。
謙虚さは、仕事の中でゆっくり学んでいくスキルです。上司は、自身の行動を振り返るようにアドバイスしてください。
特徴3:ポジティブ思考の会社員
ポジティブ思考を持っていると、仕事で絶大な効果を発揮します。会社では、嫌な仕事・やりたくない仕事を引き受けなければいけない場合が多々あります。
そのような中でも、「自分の仕事には価値がある」と思えれば、仕事がよりよいものになります。
多くの方が、ポジティブは才能だと信じている方が多いですが、ポジティブ思考は「気質はあれど、後から習得できる考え方」とのこと。
指導者はネガティブな言葉だけを言うのではなく、ポジティブな言葉も投げかけてください。ポジティブな社員を育てられます。
また、ポジティブ思考の周りには、よい人が集まる傾向です。「あいつになら相談してみたい」「話を聞いてもらえるかもしれない」「エネルギーをもらいたい」など、ポジティブというだけで、職場から頼られます。
さまざまな考え方や経験を積めますから、急激な成長が可能です。
特徴4:陰で勉強している会社員
仕事以外でも勉強している社員は能力が高い社員です。質の高い仕事をする方は、仕事外の時間、あるいは仕事で手が空いた時間に、時間を費やしている傾向があります。
仕事は、OJTだけでは伝えきれません。詳細は原理や知識で補う必要があります。ですから、陰で努力する人ほど、成果を出しやすいものです。
特徴5:素直で人の話を聞ける会社員
ただ人の話を聞いているだけではなく、聞いた内容を素直に受け止めて行動できる人は、すぐに仕事がデキるようになる傾向があります。
先輩の言葉は「経験者の言葉」。他人の経験を自分に落とし込むことで、よりよい仕事ができるようになります。
会社員の場合、仕事ではさまざまな人たちが仕事に関わっています。全く関係ないと思っていた人が、実はキーマンであることもよくある話です。
素直という素質は、年齢を重ねるほど成功体験が邪魔をして、なくなっていきます。「素直さ」は、新人もベテランも常に意識をしていきたいスキルでしょう。
特徴6:専門分野以外でも明るい会社員
デキる社員ほど、専門分野以外でも詳しい傾向があります。例えば、現場作業の人でも、経営的な視点を持っていたり、マーケティング的な発想を持っていたりといった具合です。
さまざまな角度から仕事ができるため、仕事の幅が格段に広がります。
また、仕事以外でも多くの趣味を持っていれば、多くの人とコミュニケーションが取りやすくなるでしょう。
コミュニケーションが苦手という方はさまざまな経験をして「話すネタ」をストックしてみるのがおすすめ。コミュニケーションの手助けになります。
特徴7:生意気な会社員
若い頃から先輩・職場のやり方に「直接」口答えをしてくるような社員は、見込みがあります。
最近では、失敗を恐れるあまり、判断・決断をする社員が少なくなってきました。自分の意見を言えるスキルは、とてもに重宝するスキルです。
自分の意見を言うことが会社に迷惑をかける、と考えている社員も少なくありません。
しかし、凝り固まった従来の考え方は、会社の業績を落とす要素です。業績を伸ばすには、新しい考え方に頼る必要があります。
上司は、その人がもつ貴重な意見を引き出してください。心理的安全性が高い環境を用意することも大切です。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
デキる会社員が必要なワケ
ものづくりの変化により、売り方も変わりました。最近では「顧客のニーズを満たしつつ、社会貢献できる商品が売れる」社会志向に変化しています。従来の「作れば売れる」「顧客志向で売れる」という考えでは、競争には勝ち抜けません。
また、インターネットの発達で、マーケティングの精度もとても高くなりました。扱いやすく機能的な商品が世の中に溢れています。
今までは考えられないようなサービスが商売として成り立っていることも近年の特徴です。従来の考え方と、急激な変化に対応できる柔軟性を兼ね備えた社員が求められています。
デキる社員は専門分野に長けているだけではない
新人研修事業者の話では、専門分野に長けているのは大切であるものの、仕事の「デキる・できない」はそれ以外のところで決まるとのこと。
先入観が邪魔をして、部下の魅力に気が付いていないかもしれないと注意喚起しています。一歩引いて、目の前の部下と向き合ってみてもいいかもしれません。
参考資料
総務省「ICTの進化と「コトづくり」の広がり」(https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h25/html/nc111310.html)
経済産業省「今後の生活製品の可能性~若者・世代マーケティングの立場から」(https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/seikatsu_seihin/pdf/004_04_00.pdf)
外部リンク
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