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スノーピークは「成長痛」に直面。軌道回復のポイントは?【注目新興企業】

LIMO / 2018年2月1日 17時20分

スノーピークは「成長痛」に直面。軌道回復のポイントは?【注目新興企業】

スノーピークは「成長痛」に直面。軌道回復のポイントは?【注目新興企業】

スノーピークの成長軌道はどうなっているのか

スノーピーク(7816)は、アウトドア用テント・タープが主力のアウトドア用品メーカーです。また、アウトドア事業だけではなく、アパレル事業、アーバンアウトドア事業なども展開しています。

同社は2016年12月期まで順調に事業を拡大してきたものの、2017年8月9日に連結業績予想の下方修正を発表しました。

これは同社製品への評価の問題というよりも、成長に伴うオペレーションの問題や投資に関連する業績下方修正であり、一種の「成長痛」と言えそうです。

下方修正の理由は、販売力強化のための顧客システム導入の遅れ、新物流センターへの追加投資、そして新たに導入したシステムの不具合とその対応などとなっています。

結果として売上高、営業利益、また親会社株主に帰属する当期純利益(以下、当期純利益)を、大きく下方修正するに至りました。

今後の注目点

一方、同社の株価評価(バリュエーション)は、絶対値で見るとPERおよびPBともに高い水準で、それらを正当化するためには、過去の成長スピードに戻す必要があります。

現状の高い水準のバリュエーションが付与されているのも同社への期待からだと思われます。2017年12月期第4四半期の業績状況や今後の成長ポテンシャルの再確認が待たれるところです。

また、今後の事業拡大のスピードについて、新戦略拠点「スノーピーク Operation Core HQ2」がどのように、またどの程度貢献してくるかにも精査が必要と思われます。

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