【独自調査】さまざまな国の留学生に訊いた「日本に持ち帰りたい文化」
LIMO / 2024年1月10日 19時50分
【独自調査】さまざまな国の留学生に訊いた「日本に持ち帰りたい文化」
アメリカ、カナダ、オーストラリア、スイス、ラトビア、韓国… 実際に住んで暮らしているから見えてくるよさ
こんにちは! 留学して数か月が経過し、筆者はアメリカで新年を迎えました。
ビジネスの場面ではよく相手の文化を聞いてコミュニケーションを図ったりするようですが、自国の話だけでなく、相手の国の話を聞くことで見えてくる魅力があるのではないでしょうか。
今回は、各国の留学中の学生に取材。思わず「持ち帰りたい!」と思った文化を訊いてみました。小話として知っておいても、面白いかもしれません。
アメリカ:「デコレーション文化は本気で持ち帰りたい!」
部屋を本気でデコレーションする文化を日本に持って帰りたいです!
アメリカ人とルームシェアをして暮らしているのですが、暮らし始めて一番最初に驚いたのが部屋のデコレーションへのこだわりです。
ポスターをどこに貼るか、どのライトをどこにおくか、部屋をどんなに匂いにするかでずっと悩んで、満足するのに一か月くらいかかっていました。
私は、日本ではアロマスティックくらいは置いていましたが、そこまで部屋へのこだわりがなかったので、はじめはその熱意に戸惑いました。
しかし、部屋で過ごす時間が長くなるにつれて、居心地のいい部屋にしていくことはいいなと思うようになりました。
帰国したら、自分の部屋をどういう風にデコレーションしようか楽しみです。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
カナダ(ケベック州):
「メリハリのある生き方、いい意味で緩い生き方でいいな」
ケベックの人の生き方が素敵だなと思っています! 留学中にケベックでバイトをしているのですが、バイト先のケベックの人が、半年仕事をして半年旅に出るというような生き方をしています。
学生も、当たり前のように勉強をいったんお休みして自分のやりたいことをするなど、多くのケベック人が自分たちの人生を楽しんでいます。
こういう風ないい意味でゆるい生き方やキャリア形成って日本ではほとんど聞かないので、いいなと思います。
「メールプルシロップをこうらせて食べる食文化を楽しみたい」
他には、メープルシロップを持って帰りたいです!
ケベックはとても寒いのですが、雪に穴を作ってそこにメープルシロップをたらして凍らせて食べる方法があります。
日本の大学も雪が降る所にあるので、帰国したら友だちとケベック流のメープルシロップの食べ方を楽しみたいです!
韓国:「夜カフェが楽しい。それぞれこだわりがあって……」
韓国のカフェ文化が最高です!
カフェに行く目的は、友人と話したり、パソコンで作業をしたり、人によってさまざまですが、私の場合友だちと遊びに行くときは必ず最後に夜カフェでおしゃべりを満喫するのが定番です。
個人経営のカフェが町中にあり、それぞれこだわりがあって、カフェ巡りが楽しいです。印象的だったのは、3階建ての家をまるごとカフェにしていたお店です。
オーストラリア:「知らない人と目があったらニコッとする」
オーストラリア人は、みんな街中で知らない人と目があったらニコっとするのがいいなと思います。
なにもされないよりも、ちょっとポジティブな気持ちになれるので、日本に持って帰りたい文化です。
あとは、憩いの場としてのカフェ文化ですね。
日本にもたくさんカフェはありますが、目的がさまざまで勉強をしているひとや仕事をしている人がいるため、しゃべってはいけない雰囲気を感じます。
オーストラリアのカフェのようにおしゃべりするための場所というカフェが日本にもたくさんあればいいのになと思います。
スイス:
スイスから日本に持って帰りたいものはたくさんあります!
「家族愛が強くハイキングに。健康にもよさそう」
スイスは自然が非常に豊かで、スイス人は自然を楽しむためによくハイキングに出かけています。
家族愛も強いので、週末は家族とハイキングに行くんだというのをよく聞きます。
私も、日本にいたときはあまりハイキングをしなかったのですが、チャレンジしてみると思いのほか楽しむことができました。
自然に触れることはメンタルヘルスにもいいように感じるので、日本に帰っても自然に触れることを心がけたいと思っています。
「牛乳の種類が豊富でうれしい!」
乳製品の豊富さも日本に持ち帰りたいと思っています。
牛乳だけでも種類が非常にたくさんあります。その理由はやはり圧倒的な牛の多さです。
住んでいるところから電車で10分もすれば、牛が放牧されている様子を眺めることができます。
ラトビア:「レジの人も本を読んだり……」
自分を大事にして、自分を優先していることかなと思います。
スーパーのレジのひともシフトに入っているはずなのに本を読んだり、スマホを触っていたり、電話したり、ちょっと抜けて煙草を吸いにいったりしています。
最初は、失礼だなと思いましたが、よくよく考えると誰も不利益がないことに気が付きました。
日本みたいに「お客様は神様」といって、仕事に一生懸命なのは悪いことではなくむしろ素晴らしいと思います。
しかし、たまにやりすぎなんじゃないかと感じる接客もあるし、なにより自分が働く側だったら日本よりもラトビアのほうがストレスがないなと思いました。
ラトビアの自分を優先する風潮は、幸せに生きるためには大事かなと思います!
実際に住んで暮らしてみたからこそわかるよさ
アメリカ留学中の筆者がアメリカで生活していて思うのは、旅行ではなく実際に住んで暮らしているからこそみえてくるアメリカのよさがあるなということです。
今回、さまざまな国で生活をしている日本人留学生に話を聞くだけでも、インターネットでは知りえない情報や、その人ならではの気づきを知ることができ、非常に興味深かったです。
引き続き、留学生活の中で気が得られるよう、アンテナを張って生活をしたいです。
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