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就職、結婚、子育て…他人の目はどこまで気にする?

LIMO / 2018年2月15日 20時20分

就職、結婚、子育て…他人の目はどこまで気にする?

就職、結婚、子育て…他人の目はどこまで気にする?

社会で生きていく限り、他人の目から逃げることはできませんよね。就職でも、結婚でも、ファッションでも、子育てでも、お金の使い方でも…「あの人はどう思うかな」「自分はどう見られているだろう」など気になってしまうものです。

他人の目を気にして言いたいことを言えなかったり、着たい服を着れなかったり。世間に合わせればマイナスなことは言われませんから、たしかに自分を守ることはできます。でもそれでは一体誰の人生を生きているのか、分からなくなってしまうことも。誰の目をどこまで気にすべきか、このままずっと他人の目を気にして生きて良いのか、一度考えてみましょう。

「世間」に合わせても全員がうまくいくわけじゃない

就職や結婚、子育てなど、人生において重大な決断をするときほど世間の意見は気になります。一般的にいわれる「大企業に勤めていた方がいい」「高収入の人と結婚した方がいい」「子どもには手作り料理がいい」といった意見は真っ当に思えますし、大多数の意見ですから一理あるのでしょう。

一方で、世間に合わせたからといえ、必ずしも全員うまくいくかというとそうでもありません。今では大企業であれば絶対安定とは断言できなくなりました。世論は時代に合わせて移りゆくものであり、たった5年10年で意見が180度変わることさえあるでしょう。「これが絶対」ということはないのです。

大企業への就職や高収入の相手との結婚も、良いように思えます。それでも自分の適性や興味関心、性格や相性が合わなければ、すぐに転職や離婚ということもあるでしょう。何十年と付き合っていくものですから無理は続きません。世論より「自分に合うかどうか」を考えて選んだ方が、安定性が高いと言えそうです。

核家族や共働きなど、環境の問題もあります。手料理が推奨されているとはいえ、疲れているのに自炊にこだわってさらに疲れ、子どもにイライラしてしまっては元も子もないですよね。環境に合わせた優先順位のつけ方が大切な場合でしょう。

このように世間に合わせれば皆うまくいくわけではなく、むしろ自分に合わせる方がうまくいくと言えるでしょう。

責任転嫁はできるが、学びは得られない

会社の同僚や友達、恋人や夫婦、両親といった自分と近い他人の目は、直接自分に関わってくるところもあるので気になります。「自分には自信がないから相手の方が正しいかも」と、彼らの意見に影響されることもあるでしょう。相手によっては、自分の意見を言いにくいこともあります。

自分と相手、どちらが正しいのかは判断も難しいところです。ただその場しのぎで相手に合わせても、心の中で納得してなければモヤモヤが残りますよね。失敗して相手が責任をとってくれるわけではありません。誰の意見であっても、自分の人生は自分で責任をとらないといけないのです。

他人の意見を選択して失敗すれば、「あの人のせいだ」と責任転嫁できますし、傷つかなくてすみます。ただ自分の頭で考えて行動していないので、失敗から学びを得ることはできません。また同じ失敗をすることもあるでしょう。意見を聞いた相手とも微妙な関係になります。

自分の意見を通して失敗すれば落ち込みますが、「自分の頭で考えて行動した事実」は変わりません。結果はどうであれ、自分で決めて行動したことは、自信の一つとなります。また、失敗からは様々な学びを得ることもできるでしょう。同じ失敗をしないで済む方法もわかり、学びがまた自信をつけてくれます。

60%の自信をつける

他人の目を気にしてしまう気持ちの根っこにあるのは、「自分に自信がない」という気持ち。自信のない人は、今まで失敗が怖くて、自分で考えて行動することから逃げてきたのではないでしょうか。 

成功・失敗といった結果は気になりますが、成功だけが自信をつけてくれるわけではありません。一番大切なのは「自分の頭で考えて行動した経験」。失敗しても自分で考えて動いたことが、あなたに自信をつけてくれます。 

まずは「自分には自信がない」と自覚することがスタート。たとえば100%中、5%しか自信がないとしたらその事実をしっかり認識しましょう。完璧な人間はいないですから、100%をゴールにする必要もありません。人間いくつになっても日々勉強ですから、少し自信が持てる程度の60%で十分です。

自信が5%の場合、5%なりの自信のつけ方から試しましょう。毎日自分から会社の人に挨拶する、10分早く起きて情報収集するなど、小さな努力から始めます。毎日小さな努力を積み重ねることで、少しずつ自信がつきます。

時には大きな挑戦をし、失敗することもあるでしょう。落ち込むときは気が済むまでじっくりと落ち込み、自分を甘やかしてあげてください。逃げずに落ち込むことも、一つの勇気です。十分に落ち込めば気が済み、また挑戦する意欲が湧くでしょう。大事なのは挑戦した事実であり、自分で考えて行動した経験の積み重ねです。

自信をつけるのには長い年月が必要ですから、早めに始めることが肝心。他人でなく自分の人生を生きたと言えるようになるためにも、じっくりと自信を培っていきましょう。

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