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やってはいけない3つの節約と絶対やるべき3つの節約

LIMO / 2018年3月3日 12時20分

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やってはいけない3つの節約と絶対やるべき3つの節約

節約しよう、と意気込むものの「何から手を付ければいいかよくわからない」と感じている人も多いと思います。節約は非常に奥が深く、「やりすぎ」と「適度」と「サボりすぎ」の基準もあいまいですし、指標もありません。難しく感じることは当然です。

そこで今回は「やってはいけない節約」と「絶対やるべき節約」についてご紹介します。その2つを切り分ける基準を知ることで、自分なりに節約の指標が見えてくるはずですよ。

やってはいけない節約とは?

節約には2種類あって、そのうちの1つがこの「やってはいけない節約」なのです。節約とはそもそも「無駄を省くこと」ですから、無駄でないものを省いてしまっては、もうそれは節約ではありません。必要なものを省けば、当然生活の質が下がり毎日を快適に過ごすことができなくなってしまいます。それでは本末転倒ですよね。そこで、まずはそのことが自分にとって本当に「無駄であるかどうか」を見極めなければなりません。

無駄であるのかそうでないのかをはっきり見極めるために、いくつかの指標を用意してみました。ぜひ一度、自分の節約ポイントを振り返ってみてください。

1 大切な仲間を失う節約

一番やってはいけない節約が、仲間を失う節約です。ここでいう仲間というのは、友達や同僚、先輩・後輩や上司なども含まれますし、家族や親戚も含まれると考えてください。いわゆる「自分の味方でいてくれる人」のことです。仲間を失う節約とは、たとえば仲間へ渡すプレゼントやご祝儀をケチったり、大切な恩師への御礼を安価なもので済ませたりするなどということを指します。

人のためにお金を使うことは無駄に感じることも多いと思います。確かに、仲間でいたくない人のために余計なお金を使う必要はありません。そもそもお金がなければ繋がっていられない人は仲間ではありません。そうではなくて、大切にしたい人へ贈るもの、今後も縁を繋ぎとめておきたい人へ贈るものはそれなりのお金をかけて贈るべきです。

贈り物ひとつで、あなたの品位が問われます。それはプレゼントを受け取った人からどう思われるかということだけでなく、それを見た周りの人もあなたの行いにジャッジを下すということです。その結果、周りの人から疎遠にされることもあります。人と人のつながりはお金以上のもの。人間関係に影響を及ぼすところでケチると、本人はうまく節約したつもりでいても、長い目で見ると損をすることが多いのです。

2 自己投資の節約

自分への投資額を引き下げることも、やるべきではない節約のひとつです。当然、余剰な投資や自分の身にならないような投資はやめましょう。特に多いのが「自分磨き」と称してさまざまな習い事をしたせいで、どれもが中途半端になってしまうことです。これは明らかに「無駄」ですから、自分が本当に習得したいもの、その先に自分の成長ビジョンが描けるものに絞り込んで投資をしましょう。

ただ、むやみやたらに習いたいことを我慢したり、「お金がないから」「才能がないから」といって自分を粗末に扱ったりすることは絶対にやめてください。自分の心の声をよく聞いて、自分の可能性に投資しましょう。目安として、習い事はせいぜい2つまで。それ以上になると、特にフルタイムで忙しく働くビジネスパーソンの場合にはオーバーワークになってしまいます。一つひとつの精度が欠け、習熟度が落ちるので2つ以内に絞り込んで集中することをオススメします。

また、自己投資するときには自分の興味・関心に素直に従うことがポイントです。芸は身を助けるという言葉があるように、何か得意なものや自信が持てることがあると、いずれ自分の身を助けることになります。それは語学や教養だけでなく、スポーツでも芸術でも同じこと。「ただの趣味」で気まぐれに取り組むのもいいですが、何かひとつ極めてみるのもいいかもしれませんね。

3 「大は小を兼ねる」という発想の節約

無駄遣いが多い人にありがちなのがこの「大は小を兼ねる」という発想で、いろんなものを買うことです。必要以上の機能や必要以上の大きさのものを購入し、結局使わずに余っている、というパターンが目立ちます。たとえば、家具家電にしても冷蔵庫や洗濯機は大きいほうがいい、テレビは高機能で高画質なほうがいい、ソファはたくさん座れるほうがいいという発想ですね。

もちろんこだわりがある人もいますし、家具家電の寿命と将来的なことを見据えてワンサイズ大きいものを選ぶのは無駄なことではありません。しかし、特にこだわりもなく、その家具家電が寿命を迎えるまでに必要にならなさそうな機能やキャパシティのものを購入するのはやめましょう。非常に無駄の多い買い物になってしまいます。

絶対やるべき節約とは?

次に、絶対やるべき節約。節約にはいろいろありますが、どういうことから始めればいいかよくわからない人も多いと思います。それならまずは、次のような節約を心がけてみてください。

1 「なんとなく」買い物するのをやめる

節約と切っても切り離せないのが「買い物」です。何か新しいものを購入するときは特に注意が必要なのです。たとえば、「なんとなく」「感覚的に」買い物をしてしまうのは絶対にやめましょう。これが最大の無駄遣いの原因です。頭でしっかり考えてモノを買うことが重要です。

「いつも買っているから」と毎回同じものを購入するとか、「たまにはご褒美」といつもより奮発した買い物をするという場面では特に注意が必要です。こだわりがあって、あえていつも同じものを購入しているのであれば問題ありません。ただ、値段が割高で質がほかの商品と変わらないのに「いつも買っているから」と同じものを買い続けるのはやめましょう。また、「たまにはご褒美」と思って奮発しても、よくよく考えると先週も「ご褒美」を買ったばかりだということがあるかもしれません。

人間は忘れる生き物ですから、自分の感覚だけを頼りにしていると損をすることも多いのです。何かを購入するときにはまず一息置いて考えてから購入するとか、計画を立てて献立通りに買い物をするという対策がオススメです。

2 健康を害する恐れがあるとされるものの摂取は避ける

健康を害する恐れがあるとされるものへの出費は二重の無駄遣いになる可能性があります。たとえば「やめたほうがいいんだろうな…」と思いながら続けている「タバコ」。もし購入するのに450円、2日に1箱なら1カ月で15箱×450円=6750円の出費であるうえに、万が一健康を害すればそれ以上のお金がかかってしまいます。

今はいいかもしれませんが、将来年を取ったときに健康状態に問題があると、せっかく貯めた老後資金も治療のために切り崩さなければなりません。その分生活に余裕がなくなるのはもちろん、定年を過ぎて働こうと志してもそれが許されない体になってしまい、生活にゆとりを持たせる選択肢さえなくなることもあります。

3 余剰サービスへの出費はやめる

自分が求めるサービスだけにお金を払うというのも、ひとつの節約です。必要がないサービスだと思えば、そういうサービスにお金を払うのをやめればよいのです。たとえば、実際にはジムに通えるのはせいぜい週に1回なのに、毎日通えるプランを契約すること。毎日通えるプランというのは基本的に、週1回のプランよりも割安に見えるように価格設定してあります。毎日通える1万5000円のプランと、週1回通える1万円のプランだったら金額的には前者のほうが5000円高いにも関わらず、割安に見えますよね。

しかし、実際に通えるのは週1回であれば余計に支払っている5000円が無駄です。割高か割安かという基準で考えるのではなく、「自分に必要なサービスは何か」を基準に考えることで無駄を省くことができます。

まとめ

いかがでしたか。無駄を作る大きな原因は、「感覚だけで買い物をすること」です。ジムや習い事の契約も同じこと。「いいな」とぼんやり思ったり、「わたしもそうなりたい」と憧れを持ったりするのは誰にでもあることですが、それだけを頼りに物事を進めると将来的に大きな損失となります。まずは現実と照らし合わせてみて、「自分に必要なものは何か」ということを基準に考えるようにしましょう。

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