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無理せず賢くお金を貯める。お金が貯まるしくみを作ろう

LIMO / 2018年3月4日 12時20分

無理せず賢くお金を貯める。お金が貯まるしくみを作ろう

無理せず賢くお金を貯める。お金が貯まるしくみを作ろう

一番重要なのは「すべてを自動化すること」

お金が貯まるしくみをつくるうえで、ひとつの指標にしてほしいのが「自動化」です。すべての過程において、なんとか自動化できないかと調べ、考えることを大事にしてほしいのです。

なぜ自動化が大事かというと、お金を貯めることをより自然にするためです。別の言葉で言いかえれば、頑張らなくてもお金が貯まるようにするためです。お金が貯まるしくみの中に、ひとつでも人の手が入るとさまざまな理由でお金が貯まらない現象が起こるのです。

たとえば、「給料日にA銀行に入金された給与をB銀行の預金専用口座に入金する」という過程をすべて自分でするとしたらどうでしょうか。ATMに駆け付けて給与口座から決められたお金を引き出し、別の銀行で作った預金専用口座に入金しなおす必要があります。

昼休みなどに会社を抜け出して銀行ATMの長蛇の列に並び、お金を引き出したのちに別の銀行のATMに走ってまた列に並び、お金を入金するとしたらどうでしょう。この作業って非常に面倒に感じますよね。

「面倒だ」と感じることを実行するとき、人間には大きなストレスがかかります。真面目な人ほど「面倒だけれど絶対にやらなければならない」と自分を自分で決めたルールに服従させて、ストレスに感じることでしょう。お金を貯めること自体がストレスになるのは好ましいことではありません。

また、面倒なだけでなく、ついうっかり忘れてしまったということも起こりうるのです。そういうミスやストレスをなくすためにも、全ての過程において自動化することがとても大事なのです。間違いなく、ストレスなく、お金を貯めること。これがお金を着実に貯めるための最大のポイントです。

目標金額と毎月の貯金額を決めよう

まずはいくら貯めるか考えることから始まります。ここでポイントなのは、目標ごとに金額と期間を設定すること。「35歳までに戸建て購入の頭金のため800万円貯めよう」という目標と「半年後の旅行のために20万円お金貯めよう」という目標とでは、毎月の預金額と貯金のための期間が全く違います。

さらに誰もが漠然と「老後のためにお金を貯めなきゃ」と思っていますよね。こういった規模感が全く異なる貯金を全部まとめてしまうのは、貯金が失敗しやすいポイントなのです。

お金を何に使いたいか、いつまでに、いくら必要か。これがわかれば、毎月いくら貯金しなければならないかが割り出せるはずです。預金専用の口座をつくり、住宅の頭金のために毎月5万円、旅行のために毎月2万円、さらに老後のために毎月3万円、などと用途別で管理するようにしましょう。

銀行口座を開設しよう

さて、実際に預金用の銀行口座を開設するときには上記のことを踏まえて、用途に適した銀行を選びましょう。

1週間からの短期預金があって利率もいいネット銀行を旅行用預金口座に、戸建ての頭金用預金は今後のことを考えて預金残高と連動した住宅ローンがある銀行に、老後のことは税制優遇が受けられるiDeCoに、というように使い分けることが大事です。利率のことも大事ですが、先にお伝えした自動化できるかというところもポイントです。

スマートフォンアプリが使いやすかったり、給与口座から預金用口座へ自動で振替してくれるサービスがあったり、給与口座から他行口座宛てに自動で入金してくれるサービスがあったりと、便利で使える機能がある銀行を選ぶと貯金がスムーズかつ着実に進みます。それぞれの銀行のメリットと、自分の貯金の目標とをしっかり照らし合わせて、適切な銀行を選びましょう。

銀行を選ぶときのポイントは以下の通りです。

金利(短期間の定期預金があるか)

定期預金の最低預入金額

スマホアプリがあるか

自動で給与口座から他行の口座に振り替えるサービスがあるか

自動で普通預金から定期預金に振り替えるサービスがあるか

スマートフォンアプリがあるか

ATM手数料

ほかにも、すでに持っているサービスとの連携ができたり、ポイントが貯まったりと、銀行にもそれぞれのよさがあります。ぜひ参考にして、自分にぴったりの銀行を探してみてくださいね。

預金口座の残高はいつでも見られるように

最近では多くの銀行でスマートフォン用のアプリケーションを提供しています。ネット銀行であれば口座開設したらすぐに使えるところも多いのですが、都市銀行や地方銀行ではインターネットバンキングの契約をしてから、専用のIDとパスワードを用いてアプリにログインするケースも多いです。

そのため、ただ預金口座を開設するだけでなく、インターネットバンキングも追加で契約する必要があり、多少時間がかかります。おっくうに感じるかもしれませんが、ここはしっかり乗り越えておきましょう。

気になったときにいつでも銀行残高が見られることは想像以上に便利ですし、お金がコツコツ貯まっているのを見ると貯金へのモチベーションとなりますよ。

まとめ

いかがでしたか。お金を貯めるのって難しく感じるかもしれません。しかし、自動的に貯まるしくみを作ってしまえばあとは銀行にお任せするだけでお金が貯まっていくのです。中には、毎月自動でお金も貯まり、家賃も自動で支払って、さらにポイントもゲットするなんて強者も。どうしたら自分が一番トクをするのか考えて、自分だけの「お金が貯まるしくみ」を設計してみてはいかがでしょうか。

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