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貯金30万円 vs. 1500万円!? 年収450万円アラサーOLの知られざる貯金事情

LIMO / 2018年3月11日 12時20分

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貯金30万円 vs. 1500万円!? 年収450万円アラサーOLの知られざる貯金事情

年収450万円で働くアラサーOLと聞くと、どんな印象を受けますか。また、どのくらい貯金していると思いますか。アラサーで年収450万円なら世間的には結構もらっているほうに分類されますし、生活にもある程度ゆとりがあるだろうと感じる人が多いと思います。しかし、年収が同じでも貯金額や生活のゆとりは全く違うこともあるのです。

今回は、2人の女性に実際に聞いた「お金の使い方」と「貯金額」についてご紹介します。年収は同じくらいなのに、一方は貯金30万円、もう一方は1500万円と大きな差がついていました。2人のお金の使い方には一体どのような差があるのでしょうか。

2人の対照的な貯金事情とは?

今回は、貯金が全くできていないという人と貯金がしっかりできているという2人の方に話を聞きました。その2人の差は、いったいどういうところにあるのでしょうか。2人は同じ会社ではないものの同じ業種(金融機関)で働いており、年収もほぼ同じくらいです。しかし、貯金額は30万円と1500万円と大きな差がついていました。

まずは貯金がほとんどできていないという方の場合についてご紹介します。

貯金額は30万円、どうやったらお金が貯まるかわからない

年収が450万円あるときくと、ある程度生活には余裕があって貯金もできているのでは、と思いますよね。しかし、彼女は毎月の収支こそ赤字になりませんが、ほとんど貯金ができていない状態です。貯金をテーマにした女性雑誌を読むと、同じくらいの年齢と年収で何百万円という単位のお金を貯めている人が多く、中には投資信託や株式投資も合わせて資産何千万円という人も掲載されています。

実際にそんな人はレアケースだとわかっていながらも、特集の中に組まれた「働く女性の平均年収&貯金額」という欄ではやはり何百万円という貯金額が平均であり、自分のように30万円という人はほかになかなかいないのでは、と危機感を感じているそうです。

女子会でもお金の話はやはり頻出話題で、お互いに貯金額は言わないまでも「全然お金貯まらないよね」という会話はよく耳にします。彼女は自分の貯金額を思い浮かべながらそれに頷いて、皆も同じくらいなのだろうと漠然と感じていましたが、もしかしたらそうではないのかもしれないと女性向け雑誌を読みながら感じるのだと言います。

実際に、お金が貯まらない理由について自分ではどう考えているのか尋ねたところ、挙がった理由は次の2つでした。

ひとつは、部屋の立地がよいのでほかの人よりも家賃が高く、一人暮らしをしているために生活費がかさんでいるとのこと。確かに、家賃がやや相場より高く、月収の3分の1程度でした。

家賃は手取り月収の3分の1にすることを目安にされているケースが多いですが、それはあくまでほかの収入が「一般的」であった場合の話です。人それぞれ、出費額は違いますし、人よりも多い出費をしているにも関わらず、みんなと同じくらいの「月収の3分の1」を目安にしても、生活が圧迫されるだけです。

こういった目安は確かに自分の生活の指標にはなりますが、その目安が自分に合っているかどうかはきちんと考える必要があります。目安とされている数字を検証し、具体的に自分の家計にあてはめて計算してみることが重要ですね。食費や水道・光熱費なども同じことです。目標とする貯金額を決めて、その金額を死守するためにほかの支出を組み立てていきましょう。

また、2つ目の理由としてはお金にこだわりがなく、我慢しないでモノを買うことが多い点だと言います。お金を貯めなきゃと思っていても、実際にどういう目的で何を目指してお金を貯めるのか、そのあたりを自分の中で固めておかないと貯金のモチベーションになりませんし、なんとなくお金を貯めるのって結構大変ですよね。

毎月数万円自由に使えるお金がなくなるのに、その理由がハッキリしていないとなると貯金なんて誰でもしたくなくなります。無駄遣いしてしまう、という人はまずお金を貯める目的を明確にすることから始めてみましょう。

お金を貯めることが生きがい。貯金額1500万円OLの暮らしぶりとは?

一方で、貯金額がすでに1500万円を超えているという女性もいます。彼女はお金を貯めるのはひとつの趣味だと言い、通帳残高が増えているのを見るのが最高に楽しいと言います。貯金額には、幼少期からのお年玉やお小遣いをコツコツ貯めてきた分も入っているという筋金入りの貯金好きでした。

毎日財布の中に入っているお金が自分の思っている金額と同じかどうかのチェックは欠かさないと言いますし、財布の中には余分なレシートは入れないようにして財布をスッキリさせているとのことです。財布には一応ブランドものを買っていますが、普段の生活の中でブランドもののバッグや洋服を買うことはほとんどなく、3万円以上の出費は冠婚葬祭や家電の買い替えくらいしか記憶にないと言います。

ブランドもののバッグ自体の価値を軽んじているわけではなく、ただ自分が欲しいと思わないだけであり、必要性を感じていないとも。高価なものには高価なものなりの質がありますが、質以上のものを求めると失敗する傾向にあります。たとえば、見栄を張るためにブランドものを購入すると、どうしてもより高いもの、より豪華なものへと目が行ってしまい、質と金額のバランスの取れないものを購入してしまうケースがありますよね。

そもそもブランドものは「質のいい素材」を使って作ったものであったり、熟練の職人が手作業で作ったものであったりするために高価なわけであって、より派手でより華美だから高価なわけではありません。そこを見誤ると無駄遣いに繋がってしまうのです。

また、彼女の場合は貯蓄だけでなく、投資も積極的に行っているとのことでした。金融機関勤めのため、株の取引には会社への届け出が必要だそうですが、彼女の会社の規定では投資信託なら届け出は不要であり、周りの人も投資信託の売買を頻繁に行っている様子だと言います。

そのため、自然とどの投資信託がいいとか悪いとかいうような話をするようになり、その話についていくためにも必死で投資信託の勉強をしているようです。そもそもはお客さんに聞かれたときに投資信託の魅力について語れなかったことが投資信託を始めたきっかけだと言いますが、今では毎日取引画面を見ながら投資信託に夢中になる日々だそうです。

こういった投資にはネガティブな見方をする人が多いかもしれませんが、今の預金金利を見ると、どれだけの時間をかけてもほんのわずかしかお金が殖えず、老後資金やマイホーム資金に間に合うかわかりませんよね。確かに、勉強をせずに投資に取り組んだり、ギャンブルのような気持ちで投資をしたりするのは間違いです。しかし、自分で実際に商品を見てみて、納得感のあるものを余剰資金分だけでも投資してみるというのは一つの手です。

派手な値上がりを求めるのではなく、元本を大きく損なわないように安定した成果を上げている投資信託を手堅く運用してみるのもいいですね。

まとめ

いかがでしたか。2人はそれぞれ違う価値観でお金を使っています。お金の使い方に上手い・下手はありませんが、お金が貯まりやすい使い方があるのは事実です。自分のお金の使い方はお金が貯まる使い方なのか、見直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

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